『Common American Phrases in Everyday Contexts』自然な英語を話したい人におすすめの日常英会話表現集

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今回は英会話力アップに直結する「日常英会話の定型表現集」のおすすめ本を紹介します。

「英会話の定型表現の暗記」は「瞬間英作文:英文法・語法を自在に扱うトレーニング」とともに、英会話力アップには必須です。この記事で紹介するのは、


Common American Phrases in Everyday Contexts: A Detailed Guide to Real-life Conversation and Small Talk

『Common American Phrases in Everyday Contexts』です。こちらは洋書の日常英会話表現集(辞書)になります。自然な日常英会話表現を学ぶことができます。辞書と言っても、小さい文字でびっしり書かれたものが1000ページ以上あったりするようなものではなく、約300ページ(索引を抜くと240ページ程度)の普通に通読出来るような本になっています。

クイズでマスターするGSL基本英単語2000』や『即戦力がつく英文ライティング』などで有名な日向清人先生も以前この本をおすすめされていましたね。

目次

『Common American Phrases in Everyday Contexts』の特徴・おすすめな点

日常英会話に使える自然な英語表現

みなさんは洋画や海外ドラマ、洋書などの会話等で「ん?使われている英単語や文法は簡単だけどどういう意味?」と思った経験はありませんか?そういった英会話フレーズをこの本で調べてみると結構載ってると思います。

例えば「got it?」「shame on you!」「so what?」のような英語学習者にとっても定番のフレーズも載っていますし、「I kid you not.」「go figure」「fire away!」「What of it?」など、知らないとちょっと戸惑いそうなフレーズもたくさん学ぶことが出来ます。このような日常会話で使う定型表現は個別に覚えていくことが大切です。

英会話表現のひとつひとつに会話形式の例文付き

英会話表現の中には文脈から「何となくこんな意味かな」というように、理解は何とか出来るものも多いかと思います。しかし、そういった英会話表現を自分で自信を持って使うことは難しいはずです。

『Common American Phrases in Everyday Contexts』では、表現がどのように使われるかが会話形式の例文で確認出来るので、この本をひと通り読んでいくだけでも自分が使える英会話表現のストックを増やしていくことが出来ます。各英会話表現ごとに2つ以上の会話形式の例文が載っています。

使用場面に注意が必要なものなどが分かるようになっている

(colloquial & familiar, Can be considered rude)のように、使用する場面に注意が必要なものなどが分かるようになっていますので、どういったシーンで使える表現なのかも一緒に覚えていくことが可能です。日本語での会話でも同じですが、場に合った英語を使うということはとても大切です。

説明に使われている英単語が難しくない

目次に「 Dictionary of Common American Phrases 」という言葉が使われているように、この英会話の定型表現集は「辞書」です。それに加えて、英語学習者向け(非ネイティブスピーカー向け)に書かれているため、それぞれの日常会話表現の説明や例文に使われている英単語や英文法は難しくありません。

中学レベルの英単語だけでは厳しいですが、「Duo」や「シス単」などに載っている高校レベル以上の英単語が分かるなら、そんなに難しいとは感じないと思います。たまに「 uproar (SVLレベル11、Weblioレベル10)」のような少し難しめの英単語も出てきますが、数は多くないので辞書で調べればOKです。

もし、この本の定型表現の説明に使われている英単語が知らないものだらけの場合、上記の基本英単語集も同時に覚えていくと良いでしょう。

『Common American Phrases in Everyday Contexts』英会話表現例

一例として「What of it?」の項目が『Common American Phrases in Everyday Contexts』ではどのように記述されているのかを紹介しておきます。

What of it?  What does it matter?; Why treat it as if it were important?; Why do you think that this is any of your business? (Colloquial and a bit contentious.) □ JOHN: I hear you’ve been having a little trouble at the office. BOB: What of it? □ SUE: You missed a spot shaving. FRED: What of it?

『Common American Phrases in Everyday Contexts』p.210 “What of it” 

最後に

最初に紹介する洋書の英語参考書は定番の『English Grammar in Use 5th edition Book with answers and interactive ebook』か『Practical English Usage (Practical English Usage, 4th edition)』あたりにするつもりだったんですが、日常会話表現の本をまだ全然紹介してなかったので、こちらの本にしました。

この本に載っている表現を全部暗記して自分で使えるレベルにするのはさすがに大変だと思います。まずは「知っている・見たことある表現」を増やすのを目的に、意味の説明・会話例を多読していくだけでもかなり効果が期待出来ると思います。英会話力アップのためにぜひ使用してみてください。

最後に、「いきなり洋書は…」という人のために、日本語で書かれた英会話定型フレーズ集『英会話超ミニフレーズ大特訓 決まり文句500』もおすすめとして挙げておきます。実際の会話でよく言いそうなフレーズかつ、フレーズ自体がすごく短いので英会話初心者の人でも安心です。

こういった日常会話表現は地道に暗記していかないとどうしようもないので、1冊やっておくことをおすすめします。量も多くないので、一度ざっと通読して知らない表現がないようにした後、自分が使いそうな会話表現は何度も練習し完全にマスターしてしまうという使い方がいいでしょう。

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