英語版アニメでリスニング学習!日本語版との違いは?注意点は?【英語字幕・英語音声】

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英語版のアニメを観るというのはおすすめの英語勉強法です。英語のリスニング力も鍛えられますし、英会話の流れ(こういう場面でこのフレーズが使える等)を大量にインプットすることが出来ます。

今回は「英語版のアニメなんてあるんだ、観てみよう」「映画や海外ドラマよりも英語のアニメの方が面白そう」と思っている人のために、英語版アニメを利用して英語学習をする時に注意したいポイントについていくつか紹介します。

関連記事:英語版の漫画で英語学習!おすすめの作品は?英会話表現・イディオム・句動詞を学ぶ【英語多読】

目次

日本語版の声優と声質が似ている人が選ばれている

英語版の吹き替え音声は、各キャラクターの声の雰囲気などは日本語版の声優と比較的似ている人が選ばれていると思います。特にメインキャラクターはその傾向があります。

まれに小学生くらいの男の子の声が、英語版では荒くれ者のオッサンみたいになってたりしますが……基本的に男キャラは男性の声優が演じるということが多いようです。

雰囲気は似ているとはいえ別人の声なので、最初は英語版の声に違和感を感じることもあると思います。逆に、「英語版の方が合ってるな」という場合も結構あります。

例えば、有名な作品『カイジ』のスピンオフ『中間管理録トネガワ』のアニメ版のナレーションが川平慈英さん担当で賛否両論でしたが、個人的には英語の吹き替え版の声優さんの方が合ってるかなと思います。こちらもやはり雰囲気は似ている人が選ばれていましたけどね。

英語版アニメでは、英語音声のセリフが全然違うものに変わっていたりする。

キャラクターの呼び方が違う

英語版アニメを観ていて、誰でもパッと気付くことは「キャラの呼び方が違う」というものですね。自分が日本語版で観たことのある作品の場合などは、慣れるまでは少し気になるかもしれません。

日本語版では苗字の呼び捨てで呼んでいるのに、英語版では下の名前で呼んでいたり、「お兄ちゃん、お姉ちゃん」呼びが下の名前呼びになっていたり、「くん付け、ちゃん付け」がなくなっていたりはよくありますね。もちろん日本語版と英語吹き替え版で同じ呼び方で統一されている場合もあります。

少し珍しい例だと、『だがしかし』という作品の話ですが、日本語版では「親父」呼びの主人公がなぜか英語版では自分の父親を下の名前で呼んだりしていましたね。

キャラクターの名前が違う

これはキャラクターの呼び方が違うのに比べると頻度は少ないのですが、キャラクターの名前自体が別のものに変わっていたりすることもあります。

有名な作品ですと、『名探偵コナン(CASE CLOSED)』の北米版では、工藤新一はジミー・クドウ、蘭はレイチェルになっています笑。最初見たときは違和感がすごかったです。コナンはコナン・エドガワのままです。ちなみに少年探偵団の他のメンバーはエイミー(あゆみ)、ミッチ(光彦)ジョージ(元太)です。また、主題歌も英語で録音しなおしたものが使われています。

キャラクターが英語をしゃべる時の違い

たまに英語をしゃべるキャラクターが出てきたりしますよね。そういう時、英語版ではどうなるのでしょう。

これは作品によって対応が違いますが、「スペイン語などの英語以外の言語をしゃべる」「英語のまま」のどっちかが多いです。英語のままの場合は、(英語版なので)普通に英語でバンバン喋っているのに、「(外国語としての)英語を喋るキャラクターが出てくる」という奇妙な場面になります笑

アクセントが違う英語を話すことで対応しているケースも多いですね。

他にも、外国人キャラが出てきた時に、そのキャラの母国語の訛りが入った英語を話すというパターンもあります。例えば『ダンベル何キロ持てる?』に出てくるロシア人のジーナというキャラは、英語版ではロシア訛りっぽい英語を話します。

ギャグなどのセリフ表現の違い

他には、外国人に分かりにくいであろうギャグ・パロディやセリフは完全にスルーされてたり、全然違うもの(外国人に分かるようなもの)に変更されていたりするのもよくあります。

日本語版では「多くを語らず、一言だけ発してあとは察する」という感じのシーンを、英語版では分かりやすいようにモロに文の形で説明しているのはよくあります。日本語の単語を少しもじったようなギャグやダジャレ、日本人ならだいたい知ってるような定番ネタや他作品のオマージュなどは完全に改変されていることもよくあります。あと、ツッコミの時のセリフとか。

例えば、京都アニメーションの『日常』という作品で、あるキャラクターが描いている漫画を友達が手伝うという回があるのですが、その漫画の中の「はっとばすぞ」というセリフが友達によって勝手に「はっか場すぞ」に変えられる(背景も墓場に描きかえられる)というシーンがあるのですが、このセリフは英語版では”I’ll make you a grave.”になっていました。

こういうシュールなギャグってニュアンスをそのままに英語になおすのって相当難しいはず。『日常』は他にもシュールなネタが多いので英語にする時苦労しただろうなと思います。ニュアンスがかなり変わっていたりもしますが、それも致し方ないですね。

”NOTE:~”のような形でギャグや用語の説明が字幕で入る作品もあります。

あと、誤訳というか、元の日本語の意味をあまり理解出来ていないのを英語になおしたっぽいのもたまにありますね。

アニメの英語字幕と英語音声は一致しないことが多い。

英語版のアニメ作品のBlu-rayやDVDに収録されている英語字幕は基本的にクローズドキャプション字幕ではないので、字幕と英語音声は別の英文のことが多いです。

ジブリ作品なんかはクローズドキャプションで英語音声と字幕が一致していますが、他のほとんどの作品は英語音声と英語字幕は別の英文だと思っておいた方が良いでしょう。これは作品によって、まあまあ一致している作品や、全然違う作品など色々です。

アニメキャラクターの口癖や方言は日本語版ほどはっきり区別されていない。

アニメでは、方言や語尾が特徴的なキャラクターっていますよね?関西弁だったり、九州弁だったり。そういった特徴を英語版ではどうやって表現しているのでしょうか。

大体は、英語のアクセントで特徴を持たせたり、口調や声の感じで表現していることが多いですね。完全に無視して普通に英語で喋ってるだけの吹き替え英語音声もあります。

また、作品によってはキャラクターの口調を英語で表現するため、英単語自体を変化させていたりする場合もあります。

例えば、『侵略!イカ娘(Squid Girl)』の主人公のイカ娘は「~でゲソ」「~なイカ?」という語尾が特徴的なキャラクターなのですが、英語では、”squid” ”gill” “kraken”という単語を普通の英語のセリフに混ぜたり、イカっぽさ?を出すため”invade”を”inkvade”と変化させたり、”Oh, my tentacles.” “You’ve gotta be squidding!”という言い回しをしたり、なかなか珍しい英語版の作品でした。

最後に

アニメで英語の勉強は私もかなりおすすめな方法です。英語のリスニング力アップはもちろん、英会話力アップにも繋がりますので、興味のある方は挑戦してみてはどうでしょうか。

関連記事:英語のリスニング難易度を比較!一番聞き取りが難しいのは映画?海外ドラマ?英語版アニメ?

英語版のアニメを観る時は自分のプレイヤーで再生できるかどうかをしっかり確認しておきましょう。リージョンコードなどの問題がありますので。リージョンフリーのプレイヤーを使ったり、パソコンで視聴したりすることになると思います。

ちなみに私はパソコンでPowerDVDというソフトを使って視聴しています。私は基本的に北米版のBlu-rayとDVDしか再生しないので、パソコンに繋いでいるBlu-rayドライブの地域設定は常に1です。(変更回数が決まっているので気をつけましょう)

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