英語は話せるようになりたいけど、「下手な英語を話すのが恥ずかしい」「話せるようになってから実践の場に飛び込みたい」「コミュ障だから出来るだけひとりで練習したい」
という人って結構いますよね？これが原因で「自分には英会話無理だ」とならないように、なるべく人と話さずに英会話力を伸ばす方法を紹介したいと思います。
なるべく人と会話せずに英会話力（スピーキング力）を上げる方法
今回紹介するのは、以下の4つです。
- 瞬間英作文、口頭英作文
- 独り言、スマホで練習
- NHKラジオ講座 英会話タイムトライアル
- TOEIC SpeakingやTOEFL iBTなど、録音するタイプの資格試験
これらは、誰にでもおすすめできるレベルで効果的です。それでは順番にみていきましょう。
瞬間英作文、口頭英作文は効果絶大
簡単な英文をサッと作れるようにするのは英会話の基本なので、絶対にやった方がいいです。これに取り組むだけでもかなり上達します。まずは中学レベルの瞬間英作文の教材を1冊、騙されたと思ってとにかくやりきりましょう。
おすすめの瞬間英作文の教材「毎日の英文法」の特徴、詳しい使い方については以下のような記事を書きましたので参考にして下さい。
独り言、スマホで英会話の練習
独り言
独り言はそのままです。
自分の行動や思ってることや、英文法の参考書や英会話フレーズ集などで覚えたての表現とか、自己紹介とか何でも良いのでぶつぶつ言いまくって下さい。そして、「あれ、これなんて言うんだ？」というものを辞書などで調べましょう。
さらに、今はスマホのアプリを使って独り言＋αの練習が出来ます。最近の技術の進歩はすごいですね。スマホが自分の声に反応してくれます。
「独り言はなんだかなー」って人におすすめです。一応返事をしてくれますので。
スマホを使った英会話の練習法
- スマホのAndroidの言語設定を英語に変更
- 「OK, Google.」と呼びかけてGoogle Assistantを起動
- 色々話しかける
- 携帯操作を頼んでみる
流れとしてはこんな感じです。
起動出来たら色々話しかけて下さい。あまり難しい会話は無理だと思いますが、簡単なあいさつや「何色が好き？」みたいな質問なら返事してくれます。数あてなどの簡単なゲームも一緒に出来ます。
ディープラーニングとかいうので話せば話すほど賢くなってまともな返事をしてくれるようになるらしいです。本当かどうかは分かりませんが…。
「英語わからなくて適当に変なとこ押して大事なデータ消えた！初期化しちゃった！」
といった類のアクシデントにはくれぐれも注意して下さい。私は責任が持てませんので、あくまでも自己責任でお願いします。
この方法でのおすすめの練習は例えば、
- ○○って誰？
- どこ出身？
- どこ卒業？
- 身長は？
みたいに次々と最初に人物について調べてくれと頼んで、そこからどんどん派生していく練習です。意外と色々答えてくれますよ。
スマホで会話練習をする時のコツ
コツはとにかく色々なことを話しかけてみることです。そして、何か返ってきたら、それに対しても必ず何か言うようにして下さい。
何か調べてもらったら「ありがとう」と言ってみたり、身長聞いたあとに「彼って背高いんだね」とか、「何いってんのかわかりません」って言われたら「ごめんね」って返したり。
well…とかlet me see…などの間をつなぐ言葉も積極的に使う練習の場にしましょう。慣れてないと自然に出てこないと思いますので。
多少無理やりでも話の流れがおかしくても、相手はスマホなんで別に問題ないです。たくさん練習しましょう。
トンチンカンな答えが返ってくるとか、ちゃんと聞き取ってくれないとかもあります。その場合もただの練習なんだからと割り切って次の会話に行って下さい。あくまでも独り言＋αの練習の位置付けです。
あと、もちろん「誰々に電話！」とか「Wi-Fiオフにしてくれ！」みたいな携帯操作もしてくれますので、積極的に使ってみて下さい。
スマホの言語設定が日本語のままでは英語を話しかけてもちゃんと反応しないので注意して下さい。
iPhoneの方はSiriになると思いますが、同じことが出来るかどうかは調べたり試してみて下さい。申し訳ないのですが、私はAndroidスマホしか持ってないので分かりません。
NHKラジオ講座 英会話タイムトライアルで瞬間英作文
スティーブ・ソレイシィさんが講師のNHKの講座です。瞬間英作文みたいな練習をたくさんする内容です。簡単な短文から、対話を1文で終わらせない練習、自分で内容を考える実践的なものまでバラエティに富んでいます。
自然なフレーズも同時に学べるようになっています。内容自体は簡単なので、ラジオで聞くだけでもついていけると思います。
テキストを買ってしっかりやるのもおすすめです。ちなみに私は1年間ラジオを聞いて、その後他の1年分テキストをヤフオクで買って音声なしで瞬間英作文用のテキストにしました。
- ネイティブなら子どものときに身につける 英会話なるほどフレーズ100
- ネイティブなら日本のきちんとした表現をこう言う 英会話きちんとフレーズ100
- 英会話ペラペラビジネス100
この3冊は買って何回か読みましたが、とてもいい本だと思います。特に最初の本は万人におすすめです。
TOEIC SpeakingやTOEFL iBTのような録音するタイプの英語の資格試験
どちらもPCのマイクに話しかけて録音し、採点してもらうタイプの試験です。
これは人とは会話はしませんが、PCに向かって喋ったものを録音するので、隣で受験してる人に自分が話してる声を聴かれます（笑）。なので実際に受けるかどうかはおまかせします。
しかし、対策本を買って話す練習をするだけでも十分に勉強になると思いますし、基本的なスピーチ構成や頻出表現なども学べるのでおすすめです。
最後に
今回はなるべく人と話さずに英会話力、スピーキング力を上げる方法を紹介しましたが、どうでしたか。意外と人と話さずにスピーキングの練習として出来ることはたくさんあります。
英語学習でとにかく大切なのは、「継続すること」「実際に自分の言えなかった、分からなかったことを調べたり教えてもらったりして修正を繰りかえすこと」です。
これを忘れずにトレーニングを積んでいきましょう。
また、最後にもう一度だけ言いますが、英会話の実践の場は出来るだけ早く作って下さいね。やはり実践では、一人での練習で気付けなかったことをたくさん発見できると思いますよ。
関連記事：オンライン英会話が英語のスピーキング上達におすすめ！瞬間英作文の効果を実感して、もっと英語が話せるようになろう
オンライン英会話は費用や時間などの面でのハードルが低いので、「まだ実践はちょっと…」という人も、ある程度トレーニングが進んだら一度無料体験レッスンで腕試ししてみるのがおすすめです。
実際の英会話で、瞬間英作文の効果が実感出来るとすごく嬉しいですよ。瞬間英作文や独り言やスマホで練習を積んだ後、実際に喋ってみると「意外と喋れる自分」と「あれが出てこなかった」と反省する自分両方に出会うと思います。
その反省の部分をどんどん修正していくのが上達の近道です。（すごく地道ですけどね）