皆さんは英語のスラングは勉強していますか?「スラングは下品だと思われるから外国人(英語学習者)は無理に使わない方がいい」などともよく言われますよね。では、英語のスラングは覚える必要はないのでしょうか?
今回は英語のスラングについての私の考えと、おすすめの本を紹介します。
関連記事:海外ドラマ・映画やアニメなどでは頻出の英会話表現だけど、学校の英語の授業や受験勉強ではあまり出てこないもの
英語のスラングの勉強は必要?覚えるべき?
英語のスラングは知っておくべきだが、使う必要はない
私の個人的な意見としては、英語のスラングはよく出てくるものにはざっと目を通して知っておくのが一番良いかなと思いますね。インターネット・SNSや洋書や洋画・海外ドラマなどでも、スラングはいろいろな場面で見聞きすることがあると思います。英語学習者である私達が使う必要はありませんが、知らないと自分が見聞きした時に理解できず困ることも多くあるでしょう。
繰り返しますが、英語のスラングは自分で使う必要はありません。というか、どんな場面で、どんな間柄の誰に使えるかどうかがちゃんと判断出来ないうちは使わない方が良いかと思います。たまに「学校で習わない生の英語=スラング」みたいな勘違いしている人がいますが、英語学習者がスラングをかっこいいと思って英語のネイティブスピーカーとの会話でガンガン使っても良いことはあまりないかなーと思いますね。むしろ「何だこいつ」となる可能性の方が高いかもしれません。
とはいえ、英語を実際に使って何かをしていく段階になるとスラングを目にする機会は確実に増えてくると思いますので、主要なものは押さえておくのがおすすめです。では、英語のスラングの知識はどうやって覚えていけばいいのか。英語のスラングをまとめてくれている本が色々出てますので、それを利用しましょう。この記事では2冊の英語のスラングが学べる本を紹介します。
『文字でも会話する今どきの英会話「カジュアル系」英語のトリセツ~SNS時代に必携のイマドキ英語フレーズ集』
「EIGO with LUKE」等で有名なLUKEさんの本です。「リアルな会話例と目からウロコの解説で、口語表現、スラング、略語がよくわかる! FAQ、略語リスト、およそ560のフレーズ」が載っています。
これ1冊で頻出の英語のスラングやインターネットやメール・チャットでよく使われる略語(BTWやRIPなど)などをざっと確認できるので、初めて英語のスラングを勉強しようと思っている人や砕けた表現に興味がある人はまずこの本を読んでみると良いと思います。見出し語と意味の羅列ではなく解説もついていますし、しっかりと会話やメール・チャットの文章で使い方を学ぶことが出来ます。
『McGraw-Hill’s Dictionary of American Slang and Colloquial Expressions: The Most Up-to-Date Reference for the Nonstandard Usage, Popular Jargon, and Vulgarisms』
以前紹介した日常英会話フレーズ集『Common American Phrases in Everyday Contexts: A Detailed Guide to Real-life Conversation and Small Talk』と同じMcGraw-Hill Educationシリーズのスラング&口語表現本です。
関連記事:『Common American Phrases in Everyday Contexts』自然な英語を話したい人におすすめの日常英会話表現集
一応スラング&口語表現辞典という体裁ですので通読するのは少し大変かもしれませんが、600ページもないくらいで「普通の英英辞典や英和辞典みたいに小さな字がびっしり」という感じではありませんので、意外と読みやすいはずです。やる気がある人は挑戦してみて下さい。もちろんスラング辞典として調べ物にも使えます。
普通の英語教材では目にしないドラッグ関連の表現や性的表現も含め、12000以上の英語のスラングやインフォーマルな英語表現が載っています。