【TOEIC】塗り絵の数を減らすコツ!解き終わらない人も点数が上がる?!リーディング解き方【初心者向け】

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TOEICの受験日が近づいてきたのに、「やべー、まだ何もやってないわ、今回はTOEIC受けるのサボろうかな?」って経験、ありますか?こういう人、私の友人や生徒さんたちにもたまにいるんですよね。

今回は、そういう人や、「いちおう準備はしたけど、最後に何か注意することとか確認したい!」「いつも時間が足りない、最後まで解き終わらずにたくさん塗り絵をしてしまう…」という人のために

「英語の勉強や公式問題集や対策本を解く以外に、TOEICテストで塗り絵を減らすコツや、スコアアップのために意識しておいた方が良いこと」
を紹介していこうと思います。

TOEICのスコアアップのための基本的な対策

効率的にTOEICのスコアを上げるためには、

  1. 英語を勉強して自分の英語力をアップさせる
  2. TOEIC 公式問題集やTOEIC模試や各パートの対策本などに取り組む

この2つが必要なのはみなさんもお分かりだと思います。どちらかに偏るよりも、両方の割合を上手く配分して対策に取り組むと良いでしょう。これについての記事もまた別の機会に書こうと思います。

TOEICの点数を上げるには? 英語力アップや問題集以外にも方法はある

上の2つの方法以外にも、初心者~中級者に意外と盲点となっている大切な注意点があります。
これをおさえておかないと、今までやってきたことをしっかりとスコアに反映させることが出来ないかもしれません。自分の英語力に見合ったTOEICスコアを取りたいところです。

大げさではなく、これを知っておくかどうかで、人によっては数十点以上の差が出ます。

中には、私がこのアドバイスをした後に受けて「この前のアドバイスに気をつけたら、初めて最後まで解けて120も上がりました(笑)」という人もいました。

アドバイスといっても「選択肢の前後だけを見て答える」のようなものではありません(この類のテクニックはおすすめしません)

いわゆる「普通のTOEICのリーディング対策、解き方」についてはこちらの「TOEICリーディング対策 おすすめの解き方!これで大幅スコアアップ!」という記事を書いていますので参考にして下さい。

では早速みていきましょう。

TOEIC 塗り絵を何問もせず、最後まで解き終わるための工夫

TOEICの受験中、時間が足りなくて「あー、これ間に合わんわ、終わった…もう適当に塗り絵でいいや」となってしまった経験はありませんか。最後まで解き終わらず、適当にマークすることを「塗り絵」と言ったりしますよね。

TOEICは処理する英文の量がけっこう多いので、初心者や中級者、人によっては900を超えるような人でも苦労しているイメージです。「塗り絵を10問以上してしまった」という経験がある人も多いのではないでしょうか。

そこで、できるだけ問題を読む、解くことに時間をたくさん使うために以下のことを意識、実践することをおすすめします。

TOEICで塗り絵の数を減らす方法「超高速でマークをする」

TOEICで塗り絵を減らす方法、まずは「超高速でマークをする」です。「しょうもねー…」と思いましたか?私もこのアドバイスをすると大体同じようなことを言われたり笑われたりします(笑)でも実はこれ、かなり侮れません。

マークシートにマークする時って問題が解けた時ですよね?その時わずかですが、

「よし、解けた」というような安堵感から、少しの気の緩みのようなものが生まれていませんか?この気の緩みが、あなたのマークするスピードを無意識に遅くしているかもしれません。

少し考えてみて下さい、TOEICって全部で200問あります。ということは200回塗りつぶすということです。例えば、リーディングの100問で考えると、

1回マークするのにかかる時間 100回マークするのにかかる時間
0.5秒  50秒
2秒 200秒

これだけの差があります。

「何だ、たった150秒かよ…」

と思うかも知れませんが、TOEICで150秒あれば、解くのが速い人じゃなくてもパート5で5問以上解けます。まだ最後まで解き終わらないレベルの人にとっての150秒はとても大切です。これだけでも塗り絵の数が減ります。

特に、マークミスしないようにていねいに塗っている人は要注意です。普通に1つあたり2秒くらい使ってると思います。

これはリスニングパートの先読み時間の確保でも重要な意識になります。

芯の太いマークシート用のシャープペンや、削りたてではなく、先が丸くなった鉛筆を使うとガガッと高速で塗れるのでおすすめです。普通のシャーペンとは塗る速度が全然違います。

私はマークシート用シャーペンを使っています。鉛筆は削る手間があるので…

TOEICを早く解くコツ 「人名、会社名などの固有名詞の読み方や意味は気にしない」

TOEICには会社名や人名、雑誌名など色々出てきます。その中には、「これなんて読むんだ?」というものも多いですよね。そこで注意してほしいのが、「固有名詞の読み方(なんて発音するか)や意味は気にしない(特にパート5)」ということです。これも意識していないと、意外と時間をロスしてしまいます。

例えば、Salinas Productsという社名が出てきたとして

「んー、サリナス?いや、セリナズか?というかSalinasって単語あるの?」

みたいなことを少しでも考えると時間を無駄にします。こういう固有名詞は試験中たくさん目にしますので、積み重なるとやはりかなりの時間のロスになります。読み方を気にする必要はなく、パッと全体を見て、「Salinas Productsね」と思えばOKです。

これも地味なポイントですが、TOEICのリーディングを早く解くためのコツのひとつです。

TOEICリーディングを最後まで終わらせるための時間配分と、解く順番

砂時計

これはみなさん気をつけていますよね。ある程度のレベルになるまでは、TOEICは時間との戦いです。「時間が足りない」というのは本当によく聞きます。時間配分を間違えてしまうと、やはり最後まで解き終わらず塗り絵の数が増えてしまいます。

ここでの注意は「時間配分を厳密に決めすぎない」ことです。パート5とパート6あわせて20分くらい、残りをパート7と考えておけば良いでしょう。各自微調整して下さい。

TOEICのリーディングパートを最後まで終わらせるためのおすすめの解く順番は

TOEICおすすめの解く順番
  1. パート5
  2. パート6
  3. パート7のトリプルパッセージ
  4. パート7のダブルパッセージ
  5. パート7のシングルパッセージ

パート7を逆から解くのは「ある程度、元気な間にめんどくさい問題を終わらせてしまおう」というのが理由です。

また、パート7のシングルパッセージは「時間ない!やばい!」と焦っていても解きやすいものが多いからです。最初にシングルパッセージを取り組むと、「まだ時間もあるし…」とじっくりとシングルパッセージを読み込んでしまう人がけっこういるので注意して下さい。最後の方の問題にかける時間が削られることにもなりかねません。

焦っている状態で複数文書を行ったり来たりして解くのは大変ですので、ある程度慣れるまではこの順番でいいかなと思います。

注意!

このように解く順番をかえる場合は、マークのズレにだけはくれぐれも注意して下さい。

TOEICリーディング 解き終わるためには最初からトップスピードで解く!

初心者~中級者のうちは、とにかく解く時間が足りないと思います。リスニングパートが終わってパート5を解きつつひと息つきたいところですが、解答の精度が落ちない範囲で最初からトップスピードで飛ばしてリーディングパートを解きましょう。

ある程度時間に余裕を持って解き終わる実力がつくまでは、正答率が落ちないくらいを維持しつつ常に急いで解くことを意識して下さい。これも塗り絵の数を減らす重要なコツです。ゆっくりと解いているとジワジワと時間をロスしていきます。

最後に

TOEICのリーディングパートを最後まで解き、塗り絵をしないための小技(?)をいくつか紹介してきましたが、どうでしたか。一見しょうもない対策ですが、意外と侮れないのでぜひ見直して見て下さい。

こういう「しょうもないor言われてみれば大したことないけど意外と効果的なこと」のストックがたくさんあるので、機会があればまた紹介していきたいですね。

もちろん、自分の英語力が上がれば特に急いで読んでいる&解いているつもりがなくても、TOEICはちゃんと最後まで解き終わりますので、英語の勉強も地道に続けて下さい。

あと、最後ににもうひとつ。「最後まであきらめないこと」もスコアアップにはとても大切なので付け加えておきます。

TOEICは以前と比べ、処理しないといけない英文の量が増えてきてますし、問題も文挿入など、時間がかかるものもあります。TOEICのスコア600くらいが目標の初心者の方が、最後まできっちりと終わらせるのはとても大変なことです。しかし、途中で心が折れそうになっても、TOEICで高得点を取った時の自分を想像したりして、なんとか自分を奮い立たせて試験終了の合図まで全力で解き続けましょう!

その結果、「この記事のことを実践しても最後まで終わらず塗り絵をしてしまった…」となっても仕方のないことです。(ちなみに、600点や700点が目標の場合、仮にたくさん塗り絵してしまっても達成出来ますから安心して下さい)