小学校・中学校・高校の授業や大学受験で勉強する英語ではあまり出てこないけど、海外ドラマや映画、アニメや漫画では頻繁に目にするという英会話表現がたくさんあります。
この記事ではそれを羅列する形で紹介していこうと思います。インフォーマルな会話表現やスラングもたくさん含まれていますので、どういう場面で使うのが相応しいかが判断出来ない段階で積極的に使う必要はありませんが、出会った時に意味が分かるようにしておくのが良いでしょう。
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海外ドラマ・映画・アニメ・漫画に頻出の英会話表現と意味
Awesome!(最高!、すごい!)
どの作品を見てもほぼ出てくるというレベルでよく出てきます。すごく有名なので、既に知ってる人も多いフレーズかもしれませんね。
”That’s awesome.”のように文の形でもよく使われます。
Badass(ヤバい!、最高!、スゲー!)
「悪いお尻?なんか悪い意味なのかな」と感じる人もいるかも知れませんが、逆です。日本語でも色んなシチュエーションで褒め言葉的に「ヤバい!」って言ったりしますよね、「めちゃめちゃカッコいい、すごい」というニュアンスで。”Badass”もそのような感じで使われます。人にも物にも使えます。
“○○ is a badass.”(○○はヤバいよ)
“That’s badass.”(それすげーな)
Beats me.(わからない。さぁ。)
何か質問された時に「わからない」「知らない」「さぁ」と答えたい時に使います。
Bring it on.(かかってこい)
誰かが「いくぞ!」と言って、「こい!」と答えるような、スポーツなどの勝負事の時によく出てきますね。
“Prepare yourself.”(覚悟しろ)もよく出てきます。
bummer(まいった、がっかりだ)
人に同情したりしたり、がっかりした時などに
“What a bummer.”
“bummer!”
“○○ was a bummer.”
のような感じで使います。
Come to think of it. (そういえば)
そのままです。自分が話し始める時などに最初に置いて使います。
Count me in.(参加します)
「私も頭数にいれてね」という意味を表すので、「○○するんだけど、君もやらない?」みたいに誘われて「いいよ」「参加します」と答える時に使います。
(You) crack me up.(笑わせてくれるね、面白いね、ウケる)
相手の発言や行動などに爆笑した時などによく出てきます。
Crap(クソ!、ウソだろ!?)
“shit”よりも下品度?がマイルドなため、こちらの”crap”がよく使われます。
“Holy crap!”の形でもよく出てきます。「うわー、最悪!」という感じですかね。「信じられない!」という驚きを表したりもします。
Cut it out!(やめて!、やめろ!)
このフレーズも本当によく出てきますね。相手に何かちょっかいをかけられたりしていて、「やめろ!」って言う場合などに使います。
他に”Knock it off.”という言い方もよく出てきます。シンプルに”Stop it!”ももちろん使われます。
Damn!(くそ!)
例えば何かヘマをしてしまったり、何かにぶつけて痛い思いをしたり、悔しい思いをしたり…、日本語でも「くそっ」「ちくしょう!」と言うような時によく使われます。”damn it!”でもOKです。
Don’t be silly.(バカ言うなよ)
相手の発言などに反応して使います。「いい加減にしろ」「ふざけるなよ」といった感じの時にも使います。日本語で見るとめちゃめちゃ怒ってそうな感じですが、そこまでキツくない感じの表現です。
Don’t play dumb (with me).(とぼけないで、しらばっくれるな)
言い合いをしてる時や、相手がしらばっくれてる時などに使います。
dumbass(バカ)
“idiot”と似ていて、”You are such a dumbass.”(お前本当にバカだな)のように使います。
“like a dumbass”(バカみたい)という形でもよく出てきます。
Dummy.(バカ)
“dummy”という単語では、ダミー人形などのダミーを想像する人も多いかと思いますが、会話では相手に「バカ」と言う時などによく使われます。
freaking(とても、めちゃくちゃ、本当に)
Fワード “fxxking” の婉曲表現です。
「マジで○○」「めちゃくちゃ○○」という感じで強調するような使い方をされることが多いです。
(That’s) Fine by me. (私はそれで大丈夫)
何か提案されたりした時などに「それでいいけど」「それで構わないよ」という意味で使います。
“Fine with me.”とも言います。
Goof off(サボる)
「(仕事ややらないといけないことなどを)サボる」という意味の句動詞です。
“Stop goofing off and get back to work.”(サボってないで仕事に戻りなさい)
Gross(気持ち悪い!キモい)
例えば虫とかを見て「気持ち悪い!」「キモ~」と言うような時や、汗でベタベタの時や靴に砂が入ってしまって気持ち悪い時、人が気持ち悪い行動をとった時などに使います。
I freaked out.(パニックになった)
パニックになったり、激怒したりで自分の感情がコントロールを失った時に使うことが多いフレーズです。
めちゃくちゃ怒ってる人や取り乱している人などに”Don’t freak out!”(落ち着けよ!)みたいに使うこともあります。
代名詞を間に入れて”○○ freaked me out.”(○○がめちゃくちゃ恐かった、ビビった)という使い方もあります。
I’ll give it a shot. (やってみます)
何かをやってみる時に使います。命令文にして
”Give it a shot.”(やってみ)という感じでも使います。
I mean it.(本気で言ってるんだよ。)
自分の言ったことを相手が受け流したり、まともに取り合ってくれない時など「マジで言ってんだぞ」と念押しするような時に使われます。
I screwed up. (ミスった)
失敗した時などに使います。
さっき紹介した”Damn”などと一緒に”Damn! I screwed up!”(クソっ、ミスった、やってしまった)のように使われることも多いです。
Kind of. (そんな感じかな。ちょっとね。)
曖昧な感じで答えたい時に使います。
”Sort of.”と言ったりもします。
Jeez. (Geez.)(ああ、もう!)
話し始めに置かれることが多いです。日本語で言うところの「もー!」「うわー」「やれやれ」「まったく!」という感じです。これは元々”Jesus”から来ています。
“geez”や、zを省略して”gee”、”jee”と言ったりもします。
Go +動詞(go see, go getなど)(~しに行く)
”go get ○○”(○○を取りに行く、呼びに行く)という形など、色んなところで見聞きすると思います。
Hold(Hang) on a second.(ちょっと待って)
もちろん”Just a minute.”や”Wait a minute.”もよく出てきますが、”Hold(Hang) on a second.”という形もよく出てきますので覚えておきましょう。
How dare you!(よくもそんなことを!)
高校総合英語などでは、”dare”という英単語は助動詞の単元の最後らへんでオマケのようにちょろっと触れる程度なので、あまり重要じゃない&出てこないと思っている人も多いですが、かなりよく出てきます。
言い合いやケンカをしていたりして、「よくもそんなことができるな!」「よくそんなこと言えるな!」みたいなことを言う時に使います。
”How dare you say such a thing!”のように全部言うこともあれば、”How dare you!”だけで止める場合もあります。
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I guess ~(まあ~ってことかな)
結論に達した考えや、自分が思ったことを言う時に使います。「多分、まあ~ってことだと思う」という感じですかね。thinkと似ていると感じる人も多いと思いますが、確信度がthinkよりも低い表現です。
”I guess so.”(まあそうだと思うよ)のような使い方もよくされます。
Is something wrong?(どうしたの?)
これも色んな場面で出てきますね。
”What’s wrong?”もよく出てきます。
Let go of me!(はなせ!)
腕を掴まれたりした時に言う「放せ!」「はなして!」です。
大学受験用の熟語集(ネクステのような4択問題集含む)なんかに載っていますが、実際に中学高校の英語の授業や問題などで目にしたことは少ないのではないでしょうか。「こんなの覚える必要あるの?受験英語の細かい暗記知識でしょ」と思っている人もいるかもしれませんが、海外ドラマや英語版のアニメなどの映像作品ではめちゃくちゃよく出てきます。
Let me get this straight.(話を整理させて。ちょっと確認させて。)
話し合いの場面や何か説明を聞いた後に話を整理・確認する時などによく出てきます。
my my(あらあら、おやおや、まあまあ)
軽く驚いた時などに使います。
“Oh, my.”という形でもよく出てきますね。
nailed it.(完璧!、バッチリ!、うまくいった)
例えば、「昨日のテストどうだった?」と聞かれて「バッチリだったよ」と答えるといった時など、何かがうまくいった時に言う「完璧(バッチリ)だったよ!」のように使うフレーズです。
自分が完璧にこなした場合は”I nailed it.”、相手が上手くやった時には”You nailed it.”など、主語をつけることもあります。
No fair!(ずるい!、きたないぞ!)
例えば、一人だけ仲間はずれにされた人が、他の人達がこっそり美味しいものを食べてるのを見つけた時などに出てくるフレーズです。
No way(うそ!?、ありえない!絶対違う!)
驚いた時の叫びとか、強く否定する時などに使います。
“No way!”に対する反論として”Yes way!”と返すような場面も見ますね。
Not again! (またか!)
そのままですね。
Not と againの間に単語を入れて”Not rain again!”(また雨かよ)みたいな使い方もします。
Nothing special.(特に)
何か聞かれて「特に何もないよ」と答えたい時に使います。”Nothing.”と言うだけの場合も多いです。
相手にものすごく褒められて謙遜する時になどに”I’m nothing special.”と言ったりもします。
Are you pulling my leg?(からかってんの?)
“pull one’s leg” で「~をからかう」という意味を表します。
ふざけたことを言ってくる相手に「バカにしてんのか?」とツッコむ場面などで使われます。
pull yourself together.(しっかりしろ)
相手が動揺してたりする時などに言う「しっかりして」のニュアンスで使われます。
Screw you!(ふざけるな!、ばかやろう!)
怒った時に使います。他にも「どっかいけ!(消えろ!)」とか「くたばれ!」などを表すこともあります。
“F*ck you!”よりマイルドな表現です。
See?(ほらね?)
何かをやってみせた時や、自分の言ったことが実際に起こってる時などに言う「ほらね」です。
○○ sucks.(ひどい、最悪、クソ)
“You suck!(お前最悪だな!、サイテー!)” や “This manga sucks.(この漫画ひどいな)”みたいな形でよく使われます。
Suck it up.(文句を言わずに我慢しろ、我慢してやれ)
グチグチと文句を言ったりして何かをやることを渋っている人や迷っている人などに言います。「ゴチャゴチャ言ってないでやれよ」という感じです。
(It) Sure is.(確かにそうだね)
「確かに」「ほんとそうだよね」という感じで相手の発言に同意する時に使います。
一般動詞で言われたことに同意する場合は”(It) Sure does.”になります。
ta-dah!(ジャーン!)
例えば、何か物やプレゼントなどを相手に見せたりする時などに日本語でも「ジャジャーン!」とか「ジャーン!」と効果音を自分で言ったりしますよね?それの英語版です。
Thank goodness.(よかったー)
ほっとした時、安心した時に使います。「あーよかったー」という感じです。
That’s enough. (それで十分だ、もういいよ、いい加減にしろ)
そのままです。「もういいよ」って言いたい時に使います。
○○ tick me off(○○が私に腹を立たせる)
”He is ticked off.”(彼は腹を立てている)のような形でも使われます。
way to go!(よくやった!)
頑張った人や何かをやり遂げた人などに言う言葉です。
”Good job!”と言うことも出来ます。こちらは馴染みがある人も多いでしょうか。
What a pain.(めんどくさい)
面倒だと感じた時に使います。
What’s that supposed to mean?(どういう意味だよ!?)
相手の発言にツッコむ時などによく出てきます。かなり頻出するフレーズです。
What the…(~は一体何?)
高校の英文法などでは”What in the world ~”や”What on earth ~”のような疑問詞を使った疑問文の強調の仕方を習うことが多いと思いますが、その他にも”What the …”がよく使われています。
”What the f*ck ~”や”What the hell ~”というのもよく見ると思いますが、F*ckなどのFワードは基本的には自分では使わない方が良いでしょう。使うなら”What the heck ~”にしましょう。
最後まで言わずに”What the…”や”What the heck.””で止めることも多いですね。
way too (形容詞)(とても形容詞)
これは予め知らないと「このway何?」となりやすいと思います。単に強調するために使われているだけなので、「めちゃくちゃ(形容詞)」「とても(形容詞)」くらいに考えておけばOKです。
”You’re way too cute!”(可愛すぎる!)のように使います。
他に”way better than ○○”(○○よりずっと良い)みたいな使い方もあります。
You’re one to talk.(お前が言える立場じゃない、お前がそれを言うのか)
例えば、何かを批判したりしている人がいて、批判していることと同じことをその人自身がやっているような時などに、「お前が言うなよ」というニュアンスで使います。ツッコミとかでよく出てきます。
You’ve gotta be kidding!(冗談だろ?ウソでしょ?)
これもそのままです。驚いた時などに使います。
You’ve got it.(わかりました)
相手から何かをするように言われたり頼まれた時に「わかった」と答える時に使います。”You got it.”ともいいます。
主語がYouなのに、「(自分が)わかった」と答える時に使うので、知らないと意味を取り違えてしまう人も多いかと思います。
you know(~だよね、~でしょ?)
これ自体にはあまり意味はなく、とりあえず間をつなぎたい時などに使います。基本的に位置は文頭、文中、文末どこでもOKです。人によってはかなり頻繁に使いますが、自分が使う場合は使いすぎには注意しましょう。
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Yummy.(Yum.)(おいしい)
「おいしい」は、もちろん”It’s good.”や”It’s delicious.”などもよく出てきますが、この”Yummy!”もよく出てきます。
“Yummy.”は小さい子どもが話す言葉(幼児語)なので大人は使わないように、と言われたりもしますが、カジュアルな場面なんかでは割とよく出てくるイメージですね。自分が使う時は場面に注意しましょう。
最後に
「学校で勉強する英語ではあまり馴染みがないけど、海外ドラマや映画、アニメ・漫画などによく出てくる英会話表現」を紹介してきました。他に思いつけば随時追加していこうかと思います。
こういう会話表現は映画・海外ドラマ・アニメなどを観て初めて覚えるというのを繰り返すのが王道ではありますが、1冊でいいので会話表現集に目を通しておくと実際に出会った時に「あ、何か見たことあるフレーズだな」となって記憶に定着しやすいです。
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