このサイトで英語学習者の方におすすめしている週刊の英字新聞『 The Japan Times Alpha 』の感想&英語表現紹介の記事、第7回目です。面白かった記事や勉強になった記事、英語の語彙や英語表現をいくつかピックアップして紹介していきます。
関連記事:『The Japan Times Alpha』を読んだ感想&英語語彙・英会話フレーズ紹介記事シリーズ一覧
『The Japan Times Alpha MARCH 13, 2020』読んだ感想
このシリーズの記事は、おすすめの週刊英字新聞『The Japan Times Alpha』を読んで
- 面白い・参考になると感じた記事
- 英単語・イディオム・英文法
- 英会話フレーズ
- 英作文
などからいくつかピックアップして紹介していきます。今回は、話題の言葉「ぴえん」を英語でどういうか紹介した記事、英単語・英会話フレーズなどを紹介します。
もちろんここで紹介した英字新聞の記事以外にも面白い記事や勉強になる記事はたくさんありますので、興味がある方は『The Japan Times Alpha』を読んでみてください。
「 How Do You Say That! ぴえん」 面白い・参考になると感じた記事
『The Japan Times Alpha』に毎月2週目号に載っている、話題の言葉をチャドが英語に「How Do You Say That!」というコーナーからです。筆者はオーストラリア・パース出身のお笑い芸人のチャド・マレーン(Chad Mullane)さんです。
今回は「ぴえん 」を英語ではどう言えばいいか考える記事になっています。
High school girls all around the world want to sound cute. The best way to do that in English nowadays is to write “TT” (pronounced ” tee-tee.”) It comes from the emoticon that looks like a face with tears streaming down it, i.e.,(TT).
『The Japan Times Alpha』 FRIDAY, MARCH 13, 2020
顔文字から来てる” TT ”を使うのが「ぴえん」を英語で表すにはいいようです。「ぴえん」の「ぴ」の音と 「 TT 」の” tee-tee ” の音の響きの可愛さが似てますかね。「ぴえん」は若い女性が使っているイメージがあります。
そもそも「ぴえん」って何だよ…、と思う人もいるかもしれませんが、泣き声を文字に起こして短く、可愛くしたものです。ツイッターなどのSNSで、悲しかった時や残念だった時に使います。(例:「英検落ちた。ぴえん」)
『The Japan Times Alpha』では、このように話題の言葉を英語でどう表すのがいいかも学ぶことが出来ます。個人的には結構面白く感じるコーナーで、気に入っています。
英単語・イディオム・英会話表現の紹介
「 heist 窃盗、強盗」英単語
毎月2週目号に掲載される実録!世界の犯罪史の「 The Antwerp diamond heist 」という記事の見出しで使われている英単語です。「heist」はSVLではランク外(レベル12以上)、Weblioではレベル18と設定されている英単語です。
The Antwerp diamond heist
アントワープ・ダイヤ窃盗事件『The Japan Times Alpha』 FRIDAY, MARCH 13, 2020
「heist」はインフォーマルな単語で、動詞で「~を盗む」という意味もあります。
『The Japan Times Alpha』 では、このような大学受験レベルではあまりお目にかからない単語が使われた記事もバランスよく掲載されています。
「Says who? 誰がそんなことを言ったの?」英会話表現
Jo: Europe? Oh, that’s capital! I shouldn’t use words like that.
ジョー:欧州? まあ、ハイカラね。あら、こんな言葉遣いしてしかられるわ。Laurie: Says who?
ローリー:しかられるって誰に?Jo: Meg. She’s my older sister. Here. Oh, that’s her. See? The girl in the violet dress.
ジョー:メグよ。私の姉。こっちに来て(と、ドアの方へ手招きする)。ほら、あそこにいるのがそう。紫色のドレスの。『The Japan Times Alpha』 FRIDAY, MARCH 13, 2020
映画の中のいくつかの会話シーンを文字に起こし、日本語訳もつけて紹介するコーナー「シネマ倶楽部」に載っていた英会話フレーズです。今回このコーナーで取り上げられていた映画は『Little Women』若草物語です。
「Says who?」は、相手の発言に対して「誰がそんなこと言ったの?」と問う、くだけた倒置的表現です。本文ではジョーに対する慰めの意味で使われていますが、相手の意見を否定するときに使われることが多いフレーズです。
「Says who?」に対する返答として、「Says me!(私だ!)」という表現が使える時もあるので覚えておくといいでしょう。さらに「Says you!(あなたが言ってるだけでしょ)」という表現もあります。
似たような形の会話表現には以下のようなものがあります。
- 「Say what?(何て言った?)」
- 「Say when.(ストップって言ってね)」
「Say when.」の方は、例えば飲み物などを注いでもらう時に「ちょうどいいとこでストップって言ってね」という時がありますよね?その時に使える会話フレーズです。答える方はストップしてほしいところで「 when. 」と言えばOKです。
英会話フレーズには、使われている英単語は全く難しくないけど意外と言えない・知らないフレーズがたくさんあると思います。今回は映画の実際の英会話シーンからの抜粋なので、やはりちょっとした会話の流れみたいなものが、英会話テキストに載ってる教科書的な英語とは少し違いますよね。実際の会話シーンを読んで、こういった英語表現を定期的に仕入れていけるのも『 The Japan Times Alpha 』のメリットです。
最後に
今週は映画のセリフ紹介コーナーが若草物語だったので嬉しかったですね。好きなんですよ若草物語。昔やっていたテレビアニメの世界名作劇場「愛の若草物語」と「若草物語 ナンとジョー先生」も好きでしたし、原作も。『Little Women』が元のタイトルなので、興味があれば読んでみて下さい。
他にもアメリカのスーパー・チューズデーの記事や、新型コロナウイルスの記事、この前紹介した英検1級のスピーキング対策記事など、たくさんの興味深い記事が載っていました。
『 The Japan Times Alpha 』は英字新聞初心者はもちろん、中級者以上の人にも是非読んでもらいたいおすすめの週刊英字新聞です。英語多読にも最適ですし、さまざまなジャンルの記事を読むことで自分の英語の語彙や表現をどんどん増やしていくことが出来ます。
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