今回は、TOEICのPART5対策におすすめの英文法語法の参考書・問題集を紹介します。
重要なポイントは現在の自分の英語レベルと目的にあったものを選ぶことです。TOEICの勉強に限りませんが、自分に合ってない教材で英語を勉強している人はかなり多いので気をつけたいところです。
また、TOEIC対策の基本は以下の3点です。焦ってパート別の問題集に手を出す必要はないことを最初に断っておきます。
- 高校までの基礎英語
- TOEICによく出る単語対策(金フレ)
- 公式TOEIC問題集
関連記事:『TOEIC L&R 出る単特急 金のフレーズ (金フレ)』のレビューと使い方!TOEIC対策はこの単語集と公式問題集がおすすめ!
【中学~高校基礎レベルの英文法】『大岩のいちばんはじめの英文法 超基礎文法編』
まずは中学~高校基礎の英文法の理解です。ここが適当だと、TOEIC対策に特化した本をやっても効果が出づらいです。
よく「TOEICのPART5がめちゃくちゃ苦手です。PART5対策の本もやってるのに…」という人がいますが、基礎レベルの英文法語法力がない状態でひたすらTOEIC対策本を解いているだけということもあるあるですね。ある程度体系的に英文法の基礎が頭に入ってる方が絶対にTOEIC対策の勉強効率がよくなります。
紹介するのは超定番の大学受験用の英文法の参考書ですが、この本は講義調でかなり読みやすいですし、中学レベルのことも復習しながら進められるので「英語(英文法)が全く出来ないけどTOEICのスコアが必要」という人にもおすすめです。
関連記事:『大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】』のレビューと使い方!読みやすいおすすめの講義系参考書です。
TOEIC初心者向け『1駅1題 新TOEIC(R) TEST 文法 特急』花田徹也
昔から定番のTOEIC PART5の対策本ですね。本当によく出る項目を集中して学習することが出来るので、英語&TOEIC初心者の方におすすめです。かなり効率よくPART5の得点力を上げることが出来ると思います。ただし、網羅性はないのでこの1冊でほぼ完璧!とはならないので注意して下さい。
逆に、既にPART5で~5間ミスくらいの実力があるという人にとっては当たり前のことばかりが載っていると思います。そういう人はTOEIC PART5に必須の英文法の知識に抜けがないか確認するという使い方もアリです。
TOEIC中上級者向け『TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問』TEX加藤
網羅性の高いPART5対策問題集です。900点台後半~の高得点を狙いたい人は抜けの確認のためにやっておくと良いと思います。だいたいは解けると思いますが、1度解いて自分が出来なかった問題だけしっかり復習するだけでOKです。
ただの900点オーバーが目的の人には特に必要ありませんが、PART5を解くのが好きな人や英文法語法が好きな人、極端にパート5が苦手な人はやりましょう。ちゃんとこなせば無駄には絶対なりません。中級者の方で、1冊でPART5の対策を終わらせたいという人にもおすすめです。中途半端にやるくらいならやめておいたほうがいいでしょう。リスニングなど他のことにまず力を入れましょう。
『TOEIC公式問題集』&『トレーニング リーディング編』
『公式TOEIC Listening & Reading 問題集』は全TOEIC受験生必須です。
最低限の英文法語法の土台が出来たらTOEIC公式問題集のPART5をたくさん解きましょう。公式問題集は何冊も出ているので、新しいものから順番にどんどん手を出していきましょう。
そもそもTOEIC公式問題集はPART5に限らず必須なので、しっかりTOEIC対策をするつもりの人は出ているものは全部解くのがおすすめです。予備校講師やTOEIC講師の方が作っている市販の模試の類は公式問題集を全部やりつくしてからで十分です。
関連記事:「公式 TOEIC Listening & Reading 問題集(TOEIC公式問題集)」スコアアップに効果的なおすすめの使い方、勉強法!
ちなみにTOEIC公式のETSはトレーニング リーディング編という問題集も出しています。こちらはどちらかというと結構出来る人がETS公式の問題をたくさん解くためのものですね。解説がちょっと手薄なので初心者の方にはとりあえずは不要かと思います。
最後に
PART5対策のおすすめ英文法の参考書・問題集を紹介しました。950~の高得点を目指す人以外はあまりPART5対策にハマりすぎない方がいいので気をつけましょう。900オーバー程度までなら多少PART5で間違えても全く問題ありませんので。『TOEIC公式問題集』で全PARTしっかりと勉強した方がスコアは上がりやすいということを覚えておきましょう。
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