TOEICのPart7に多読は効果的な勉強法なのか【英語多読】

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「TOEICを受けているけど、PART7の英文の量が多すぎて最後まで解き終わらない…」

「TOEICのリーディングパートが苦痛すぎる」

「英語の勉強には多読が良いって聞いたけど、TOEIC対策でも効果あるの?」

こんな人のために、「TOEICの勉強として、英語多読は効果的か」について私の考えを書いていきます。

目次

TOEICの点数アップに英語多読は効果がある勉強法なのか

まず、結論から言いますと、「英語多読はTOEICに効果はあります」

おそらくこの記事を読んでいるような人は

  • TOEIC リーディングの Part7 が解き終わらない
  • TOEICは英文の量が多すぎて苦痛&読む気が失せる
  • 「よし、読むぞ!」と少し気合を入れないと英文を読み始められない

など、TOEICのリーディングパートに苦しんでいる人が多いのではないでしょうか(年々、TOEIC は英文量が増えていますしね)。そして、何かいい対策方法はないかお探しかと思います。そこで英語力アップには多読が効果的と聞いた人もたくさんいるのではないでしょうか。

英語の多読をすることにより、大量の英文を読むことに慣れますので、TOEICのリーディングパートの英文量にも動じないようになるはずです。また、個人差はあると思いますが英文を読むスピードも速くなるので、TOEIC のリーディングパートが時間内に解き終わらないと悩んでいる人は、英語の多読をやってみるのはおすすめです。

さらに、英文を読むスピードが速くなるということは、頭の中で英文を理解するスピードが速くなるということなので、リスニング力アップにも繋がります。英語は聞き取れるけど意味まで把握するのは厳しい、という人はぜひ多読をやってみてください。

関連記事:【英語リスニング】 聞こえても意味が分からない、理解が追いつかないのはなぜ?

TOEIC PART7のために何の英語を多読すればいいのか

英語の多読がTOEICの点数アップに効果的なのは分かりました。

では、実際に何を多読すればいいのでしょうか。洋書のペーパーバックの小説?それとも、TOEICではビジネス英語が多く出てくるから英字新聞やネットの英語ニュース?『TIME』のような洋雑誌?と考える人も多いと思います。

しかし、今挙げたものは「TOEICのスコアアップのためにどうすれば……」とか「TOEICの英文は読む量が多すぎて苦痛…」と悩んでいる段階の人にはかなり厳しいと思います。自分のレベルにあっていないので、ほとんどの人はまともには読めないはずです。

関連記事:日本人が洋書を読めない主な理由と、読めるようになるのに必要なこと

英語の多読では、自分がほとんど読めないものを少しずつウンウン唸りながら読んでいても、そんなに効果がありません。

まずは、自分が簡単だと感じるレベルの英語で書かれた本をたくさん読むことで、大量の英語を読むことへの抵抗をなくし、英語をスラスラと読む感覚を身につけましょう。

【英語多読】おすすめは「Graded Readers(語彙制限本)・洋書の児童書」

英語の多読について調べたことのある人なら知っている人も多いかと思いますが、英語学習者用に、使用する英単語や英文法を制限して英文のレベルを抑えて書かれた「Graded Readers(語彙制限本)」というものがあります。

『Penguin Readers(ペンギンリーダーズ)』などはかなり有名ですよね。今は『Pearson Graded Readers』に名前が変わっています。

「Graded Readers」は中学英語レベルからでも余裕で読める本が色々と出ていますし、洋書の児童書にもやさしい英語で書かれているものがあります。英語の多読をしようと決めた人は、まずはこれらをたくさん読みましょう。

関連記事:【英語多読】中学レベルで読めるGraded Readers(語彙制限本)と洋書の児童書のおすすめを紹介します

「TOEIC ではもっと難しい英単語が出てくるから、こんな簡単な英文読んでも意味ないよ」と思う人もいるかもしれません。しかし、このレベルの本で英語の多読を行う最大の目的は、「大量の英語を読むことへの抵抗をなくすこと」です。

TOEIC のリーディングの試験中に PART7 のページをペラペラとめくって「まだこんなに残ってるの……」と、ページ一面に広がる英語にウンザリした経験はありませんか?

英語を読むことにストレスをあまり感じなくなれば、TOEIC のリーディングでも試験中に「最後まで読み終わらない」と焦ったり、疲れて集中力が切れたり、「解き終わらないしもういいや」と諦めたりすることもなくなります。

英語の多読をすることによって自分の英語リーディング力がアップすれば、余裕を持ってTOEICの全ての英文を読み切った上で解答することが出来るでしょう。そのレベルまでくれば、リーディングのスコアも自然と高得点が狙えているはずです。

1番TOEICの点数アップに直結する英語多読教材は『TOEIC 公式問題集』

Graded Readersなどの他に、絶対に使って欲しい英語多読の教材があります。それは 『TOEIC の公式問題集』です。これは必ず使って下さい。

先ほど紹介したような「Graded Readers(語彙制限本)」など、普通の英語多読で読むような本を読むよりも、『TOEIC 公式問題集』の英文を何度も読むという多読がスコアアップには効果的です。使われている英単語の傾向もレベルも、英文のジャンルもそのままですしね。

そして、TOEIC は扱われる英文の内容がある程度決まっていますので、よく出るパターンの英文を読み慣れていることはかなり有利に働きます。

別に『TOEIC 公式問題集』の問題を解く必要はありません(もちろん解いても良いですが)。もう覚えてしまうくらいたくさん&何度も読みましょう。

関連記事:TOEIC公式問題集『公式 TOEIC Listening & Reading 問題集』で効率よく対策!点数アップにはこれが一番おすすめです

TOEIC 公式問題集を多読するだけじゃダメなの?

「じゃあ TOEIC 公式問題集だけ多読してれば良いのでは?」という声も聞こえてきそうなので、少し説明をしておきます。

これの答えとしては「ダメではないけど、普通の英語多読もやった方が良いよ」というものになります。

どういうことかと言うと、公式問題集の英文はTOEICのスコアアップには最適ですが、英語多読に使う本としては殆どの人にとってはレベルが高すぎるんですね。

おそらく、皆さんはまだTOEICの英文はスラスラとは読めないですよね?スラスラと読めていればPART7では苦労していないはすです。そして英語多読では、意味を理解しながらスラスラと読めるくらいの英語で書かれた本をたくさん読むことが大切です。そういう本をたくさん読むことで、英語を読むことへの抵抗が少しずつなくなっていき、英文を読むスピードも上がっていきます。

記事の最初の方でも書きましたが、英文の読解スピードが上がると英語のリスニング力もアップします。

関連記事:【英語多読】 効果なし?NGな洋書多読の方法と、Graded Readers・洋書のおすすめの選び方

TOEIC で出てくるようなビジネス系の英文などはあまり面白く感じない、小説などの物語を楽しんで読みたいという人も多いと思いますので、「普通の英語多読」と「TOEIC 公式問題集を繰り返す多読」のどちらもやるのがおすすめです。

最後に

英語の多読はTOEICのPART7に効果はありますので、やってみようかなという人は始めてみて下さい。

この記事で紹介したように「英語の多読をしつつ、公式問題集も読み込めば」TOEICのリーディングはかなり簡単に感じますし、そこまで英文量が多いとも感じなくなると思います。リーディングパートは英文を全て読んで解けるようになるのを目標にしましょう。

その他のTOEIC リーディングやリスニングなどの対策記事はこちらからどうぞ:TOEIC対策カテゴリの記事一覧

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