will と be going to の違いは?使い分けをイメージと例文で解説【英文法の苦手を克服!】

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今日は will と be going to の違いについてです。どちらも中学で「未来を表す」と習う、英語の基本の表現です。

「〜するつもり」も「〜するだろう」も、日本語にするとほとんど同じ。そのため、2つは同じ意味だと思っている人も多いのではないでしょうか。英会話で I’ll と I’m going to のどちらを言えばいいのか、迷うこともありますよね。

実は、それぞれが持つイメージが分かると、2つの違いははっきりしてきます。この記事では、will と be going to の違いと使い分けを、イメージと例文で解説します。天気予報ではどちらを使うのか、2つを一緒に使えるのかといった、よくある疑問にも答えます。最後に確認問題も用意しました。

昔は「学校では教えてくれない英文法」の定番ネタでした。最近の文法書では、この2つの違いを分かりやすく説明しているものも多いですね。ポイントさえつかめば、決して難しい項目ではありません。

目次

will と be going to の違いは?一言でいうと

will と be going to の違いを一言でいうと、will は「今その場で決めた」、be going to は「前から決まっていた」です。これが基本のイメージです。

willbe going to
イメージその場で心に浮かんだ意志・考えすでにそちらへ向かっている
予定・意志その場で決めたこと・申し出・約束前から決めていた予定
予測話し手の考え・判断による予測目の前の根拠による予測

なぜこう使い分けるのでしょうか。それは、2つの言葉がもともと持っている意味から来ています。

will には、もともと「意志」のイメージがあります。名詞の will にも「意志」という意味がありますね。「よし、そうしよう」と、その場で心が動くイメージです。そのため、話しているときに決めたことや、話し手の頭の中にある考えを表すのが得意です。

一方、be going to は、go(行く)の進行形が元になった形です。「〜に向かって進んでいる途中」というイメージですね。予定や原因がすでにあって、未来に向かってもう動き出している。だから、前から決めていた予定や、目の前に根拠がある予測に使います。

私が説明するときも、基本は「今決めたのか、前から決まっていたのか」のイメージです。will に「意志」のイメージがあることを考えれば、すんなり頭に入ってくると思います。

日本語にすると同じになるのはなぜ?

will と be going to の区別がつきにくいのは、日本語にするとどちらも「〜するつもりです」「〜するでしょう」になるからです。

  • OK, I’ll buy this one.
    (じゃあ、これを買います。)
  • I’m going to buy a new bike.
    (新しい自転車を買うつもりです。)

上記の2つの英文は、日本語ではどちらも「買います」「買うつもりです」と訳せます。でも、1つ目はお店でその場で決めた言い方、2つ目は前から買おうと決めていた言い方です。この違いは、日本語訳だけでは見えにくいのです。

「学校では違いをほとんど教わらない」という声もあります。ただ、最近は授業で扱うことも多いのではないかと思います。「習っていない」と感じている人も、実は一度は習っていて、覚えていないだけということも結構あるのではないでしょうか。ちなみに、私にも「こんなのやったっけ?」という項目がたくさんありました。

私がこの違いを知ったのは、高校生のころ、はじめて高校の総合英語(高校英文法を1冊にまとめた参考書)を読んだときでした。「へー、そうだったのか」と感動した記憶があります。そこから、イメージやニュアンスの違いにも意識が向くようになった気がします。

will と be going to の使い分けで迷う人は、それぞれのイメージの区別がついていないことが多いようです。ただ、一度説明すると納得してくれることが多いです。単にこれまでそういう点に触れてこなかっただけなのだと思います。イメージさえ押さえれば、すぐに区別できるようになりますよ。

will のイメージ:その場で決める意志と、話し手の考えによる予測

まずは形を確かめておきましょう。will は「will+動詞の原形」の形で使います。主語が何であっても形は変わりません。

  • I will call you later. / I’ll call you later.
    (あとで電話します。)
  • I won’t be late.
    (遅れません。)
  • Will you be home tonight?
    (今夜は家にいますか?)

会話では、I’ll・you’ll のように短くした形がよく使われます。否定の will not は、短くすると won’t です。疑問文は、will を主語の前に出します。

その場で決めたこと・申し出・約束

will のいちばん分かりやすい使い方が、話しているその場で決めたことです。

  • A: The phone is ringing.(電話が鳴ってるよ。)
    B: I’ll get it.(私が出ます。)
  • A: I’m hungry.(おなかすいた。)
    B: I’ll make some sandwiches.(サンドイッチを作るね。)
  • I promise I’ll pay you back tomorrow.
    (明日お金を返すと約束します。)

1つ目の英文では、電話が鳴ったのを聞いて、その場で「出よう」と決めています。2つ目は「作ってあげるよ」という申し出、3つ目は約束です。どれも、話し手の「〜しよう」という意志が、その場で表に出ています。

一方、be going to は、話す前から決めていたことを表します。そのため、電話の場面のようにその場で決めたことには、will を使うのが自然です。

話し手の考えによる予測

will は、話し手が頭の中で考えたり、判断したりした予測にも使います。

  • I think Ken will pass the exam.
    (ケンは試験に合格すると思います。)
  • You’ll love this movie.
    (この映画、きっと気に入るよ。)

上記の英文は、目の前に何か根拠があるわけではありません。「ケンなら大丈夫だろう」「あなたの好みなら気に入るはず」という、話し手の考えです。そのため、I think(〜と思う)・I’m sure(きっと〜)・probably(たぶん)などと一緒によく使われます。

自然に起こる未来・決まっている未来

自分の意志とは関係なく、時がたてば自然にそうなることにも will を使います。

  • I’ll be 20 next month.
    (来月20歳になります。)

20歳になるのは、自分で決めたことではありませんよね。このように、will には「意志」だけでなく、単純に「未来にそうなる」ことを表す使い方もあります。

be going to のイメージ:すでに向かっている未来

be going to は「be動詞+going to+動詞の原形」の形で使います。be動詞は、主語に合わせて am・is・are に変わります。

  • I’m going to study abroad next year.
    (来年、留学するつもりです。)
  • I’m not going to buy it.
    (それは買わないつもりです。)
  • Are you going to come to the party?
    (パーティーには参加する予定ですか?)

否定文は be動詞のうしろに not を、疑問文は be動詞を主語の前に出します。くだけた会話では、going to が gonna と発音されることもあります。ただし、くだけた言い方なので、試験や改まった文章では使いません。海外ドラマや映画、漫画など、会話では頻繁に出てきます。

前から決めていた予定

be going to の基本は、話す前から決めていた予定や計画です。

  • I’m going to visit my grandparents this weekend.
    (今週末、祖父母の家に行く予定です。)
  • A: Why did you buy so many eggs?(どうしてそんなにたくさん卵を買ったの?)
    B: I’m going to bake a cake.(ケーキを焼くつもりなんだ。)

2つ目の英文では、卵を買う前から「ケーキを焼こう」と決めていました。だから will ではなく be going to です。予定に向かって、すでに動き出しているイメージですね。

目の前の根拠による予測

be going to は、今見えていることや、今の状況を根拠にした予測にも使います。

  • Look at those dark clouds. It’s going to rain.
    (あの黒い雲を見て。雨が降りそうです。)
  • Be careful! That glass is on the edge of the table. It’s going to fall.
    (気をつけて!そのコップ、テーブルの端にあるよ。落ちそう。)

1つ目の英文では「黒い雲」、2つ目では「テーブルの端にあるコップ」が、目の前の根拠です。雨が降る、コップが落ちるという未来に向かって、もう物事が動き出している。だから be going to を使います。

同じ場面で比べる:会話での使い分け

同じような場面で、will と be going to を並べてみましょう。意味の違いがよく分かります。

場面willbe going to
夏休みの予定を聞かれてI think I’ll go to Okinawa.
(じゃあ沖縄に行こうかな。)
→ その場で決めた
I’m going to go to Okinawa.
(沖縄に行く予定です。)
→ 前から決めていた
明日の天気についてI think it’ll rain tomorrow.
(明日は雨だと思う。)
→ 話し手の考え
Look at the sky. It’s going to rain.
(空を見て。雨が降りそう。)
→ 目の前の根拠
友達が重い荷物を持っているI’ll carry it for you.
(持ってあげるよ。)
→ その場の申し出
(その場の申し出には使わない)

迷ったら、次の2つを考えてみてください。

  • その場で決めた? 前から決まっていた?
  • 予測の根拠は、頭の中の考え? 目の前の状況?

前者なら will、後者なら be going to を選ぶ、と覚えておくと使い分けやすくなります。

天気の例で be going to を使うのは、空が真っ暗で、今にも降りそうという状況などが根拠になっていると考えると分かりやすいと思います。

will と be going to のよくある疑問

どちらを使っても意味がほとんど変わらないときは?

実は、どちらを使ってもほとんど意味が変わらない場面もあります。たとえば、根拠をはっきり示さない、ふつうの予測です。

  • I think it will be sunny tomorrow.
    I think it’s going to be sunny tomorrow.
    (明日は晴れると思います。)

上記の2つの英文は、どちらも自然な英語です。「ネイティブもそこまで厳密に区別していない」「ほぼ同じ意味」という声もありますね。

確かにほぼ同じ意味で、厳密に区別する必要がないときもあると思います。明らかに区別できる場面では、区別して使うようにすれば十分です。試験などで問われるときは、まず間違いなく、はっきり区別がつく英文で出てくるはずです。

天気予報では will と be going to のどちら?

新聞やウェブの天気予報の文では、will がよく使われます。be going to はくだけた話し言葉でよく使われ、will のほうが改まった響きになるからです。

  • It will be cloudy in the morning, and it will rain in the afternoon.
    (午前中はくもり、午後は雨になるでしょう。)

一方、空を見上げて「これは降りそうだ」と言うときは、目の前の根拠があるので be going to が自然です。ふだんの会話の予測では、be going to もよく使われます。どちらか一方だけが正解、というわけではありませんので注意してください。

will と be going to は一緒に使える?

will と be going to は、どちらも未来を表す言葉です。そのため、2つを重ねて使うことはしません。どちらか1つを選びます。

  • × I will be going to study tonight.
  • ○ I’m going to study tonight.
    (今夜は勉強するつもりです。)

ただし、I’ll be going to Osaka next week. のような英文は正しい英語です。これは「go to 場所(〜へ行く)」を「will be+-ing」(未来進行形)にした形です。「来週は大阪に行くことになっています」という意味になります。going to のうしろが動詞の原形ではなく場所なので、未来を表す be going to とは別のものです。

現在進行形の未来・be about to・be to との違い

未来を表す言い方は、will と be going to のほかにもあります。よく出てくるものを表にまとめました。

表現表すこと例文
現在進行形人と約束したり、手配したりした予定I’m meeting Ken at six tonight.
(今夜6時にケンと会います。)
be about to今まさに〜するところThe train is about to leave.
(電車がまさに出るところです。)
be to公式に決まった予定(改まった言い方)The Prime Minister is to visit India next month.
(首相は来月インドを訪問する予定です。)

現在進行形の未来は、be going to の「前から決めていた予定」とよく似ています。違いは、相手や時間まで決まっている、より具体的な予定に使うことが多い点です。

be about to は「今まさに」の意味なので、in five minutes や tomorrow のような時を表す言葉とは一緒に使いません。be to は、will のような話し手の意志や予測ではなく、取り決めなどで公式に決まった予定を表します。ニュースの見出しなどで見かける、かなり改まった言い方です。

be to の使い方は、不定詞 「be + to do」編!助動詞に準じる5つの意味を完全マスター!覚え方も紹介【英文法の苦手を克服!】で詳しく解説しています。

if や when の節では will を使わない

will のよくある間違いが、時や条件を表す if(もし〜なら)や when(〜するとき)の節の中で使ってしまうことです。未来のことでも、if や when の節の中は現在形にします。

  • × If it will rain tomorrow, we’ll stay home.
  • ○ If it rains tomorrow, we’ll stay home.
    (明日雨が降ったら、家にいます。)
  • ○ I’ll call you when I get to the station.
    (駅に着いたら電話します。)

なぜ現在形なのかは、「時や条件を表す副詞節」はなぜ現在形?if・when節の時制とwillを使わない理由【英文法の苦手を克服!】で詳しく解説しています。

ただし、「〜かどうか」「いつ〜か」という意味の if・when の節では、未来のことに will を使います。

  • I don’t know if it will rain tomorrow.
    (明日雨が降るかどうか分かりません。)
  • I don’t know when Ken will come back.
    (ケンがいつ戻ってくるか分かりません。)

この形は、文の中に疑問文が入った「間接疑問文」です。間接疑問文とは?語順のルールと作り方、関係代名詞との違いを例文で解説【英文法の苦手を克服!】もあわせて読んでみてください。

will と be going to の確認問題

( )に入るものを選んでください。中学・高校の試験と同じく、どちらかがはっきり決まる英文にしています。

  1. A: Someone is at the door.
    B: OK, I ( ) get it.
    [ will / am going to ]
  2. I ( ) visit my grandparents this weekend. I bought the train tickets last week.
    [ will / am going to ]
  3. Look at those dark clouds. It ( ) rain.
    [ will / is going to ]
  4. A: This box is too heavy for me.
    B: I ( ) help you.
    [ will / am going to ]
  5. If it ( ) tomorrow, the game will be canceled.
    [ rains / will rain ]
解答と解説(タップで開く)
  1. will(A:誰か来たよ。B:分かった、私が出るね。)
    誰か来たのを知って、その場で「出よう」と決めています。その場で決めたことなので will です。
  2. am going to(今週末、祖父母の家に行く予定です。先週、電車の切符を買いました。)
    先週切符を買っているので、前から決めていた予定です。だから be going to を使います。
  3. is going to(あの黒い雲を見て。雨が降りそうです。)
    黒い雲という、目の前の根拠による予測です。
  4. will(A:この箱、重くて持てないよ。B:手伝うよ。)
    相手の様子を見て、その場で「手伝おう」と申し出ています。その場の申し出なので will です。
  5. rains(明日雨が降ったら、試合は中止になります。)
    if(もし〜なら)の節の中は、未来のことでも現在形です。

まとめ

  • will は「その場の意志・話し手の考え」、be going to は「前から決まっていて、すでに向かっている」のイメージ
  • その場で決めたこと・申し出・約束は will。前から決めていた予定は be going to
  • 予測は、話し手の考えなら will、目の前の根拠があれば be going to。ただし、ふつうの予測ではどちらも使えることが多い
  • will と be going to は重ねて使わない(I’ll be going to Osaka. は「go to 場所」の未来進行形で別のもの)
  • if・when の節の中は、未来のことでも現在形。ただし「〜かどうか」「いつ〜か」の意味なら will を使う

will と be going to で迷ったら、いつでも「その場で決めた?前から決まっていた?」と考えてみてください。それぞれのイメージがつかめれば、もうマスターしたも同然です。

will と be going to をもっと詳しく学習したい人へ

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あわせて読みたい:一億人の英文法はTOEICに使える?レベル・使い方と向いている人、代わりの参考書

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ほかの「苦手な人が増える英文法項目」の解説記事は、英文法の苦手を克服シリーズの記事一覧ページからどうぞ。

参考資料

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