英文法を勉強したり調べたりする時に使う総合英語ですが、
「総合英語ってたくさんあるけどどれが良いの?」
「Evergreen(フォレスト)でいい?」
「総合英語って学校で貰ったのがあるけどこれ使って大丈夫?」
など、どれを選ぶべきか迷っている人も多いですよね。今回はそういった人に向け、「総合英語は結局どれがおすすめなのか?」について私の考えを紹介します。
「英語で書かれた参考書で英語を勉強したい」という人はこちらの記事も参考にしてください。
総合英語は結局どれがおすすめなの?
結論から言うと「基本的にはどれでもいい」です。笑
「何だそれ」と感じた人もいるかもしれませんが、高校総合英語って本当にどれでも良い(というか「どれも良い」)んですよね。最近作られたものであれば(多少の記述の違いはありますが)基本的にはどれも同じような内容でハズレはないですし、レイアウトなどの好みで決めてもらってかまいません。
昔は数ある総合英語の中でも、桐原書店の「総合英語 Forest(フォレスト)」(今のEvergreen)が絶対王者みたいな感じでずっと定番の総合英語として君臨してたイメージがありますよね。
しかし、今は私がおすすめしている『アトラス総合英語』や『ジーニアス総合英語』、高校で配られることも多い『be』『Vision Quest』、ちょっと変わり種では、有名な『一億人の英文法』の大西泰斗先生が書いた
総合英語 FACTBOOK これからの英文法[NEW EDITION]
など、各出版社が力を入れて作ったのが分かる良い総合英語がたくさんあります。
とはいえ、「総合英語はどれでもいい」だけで記事を終わるのもなんなので、もう少し私の考えと代表的なおすすめ総合英語について紹介します。
総合英語は学校で貰ったものでもOK
そもそも、総合英語って高校で配られませんでしたか?まだ手元に残っているのなら、新しく購入せずにそれを使ってもらえばOKです。複数の総合英語を使いこなすのももちろんアリですが。
~90年代に出版されたものなど、あまりにも古い場合は新しく購入することも検討して下さい。最近の総合英語は本当によく出来ていますから。
【英文法】総合英語 おすすめは?
もし、「総合英語なんてもらわなかったよ」「もう捨てちゃった」「気に入らないから新しいの買いたい」という人のために個人的なおすすめ総合英語を紹介しておきます。
アトラス総合英語
アトラス総合英語 英語のしくみと表現―ATLAS English Grammar and Expressions
私が個人的におすすめしている総合英語はこちらの『アトラス総合英語』です。
これあと紹介する2冊に比べるとマイナーな総合英語ですが、この本については下の記事でめちゃくちゃ詳しくおすすめポイントを紹介しているので、ぜひそちらをご覧ください。
ジーニアス総合英語
ジーニアス総合英語 第2版
少し前に新たに参入した『ジーニアス総合英語』です。ジーニアスは英和辞書や英和大辞典などがとても有名ですが、総合英語もいきなりかなりのクオリティのものを作ってきましたね。細かいところまできっちり取り上げ、かつ解説もしっかりとしている印象です。
あくまで私の意見ですが、いま出版されている総合英語の中で1番クオリティが高いのがこの『ジーニアス総合英語』だと思います。何かすごく「ジーニアス」という名前がしっくりくる総合英語になっています。「アトラスの解説は少し簡潔すぎるけど、Evergreenは情報量の面で少し物足りない」という人におすすめです。
総合英語Evergreen
総合英語Evergreen
いいずな書店から出版&名前が変わっていますが、ずっと定番の総合英語だった桐原書店の『総合英語Forest(フォレスト)』の現在のバージョンです。長年の実績がある、間違いのない安定の総合英語です。一番安全な選択をしたい人はこれを買いましょう。
「なぜそうなるのか?」についても含め、各英文法項目がとても丁寧に解説されています。
総合英語を選ぶ時のおすすめ判断基準
- 老舗ブランドの安心&安定感を求めるなら『総合英語 Evergreen』
- 新進気鋭の高クオリティ総合英語がほしいなら『ジーニアス 総合英語』
- 私の「アトラス総合英語紹介記事」を読んでビビッときたなら『アトラス総合英語』
- Kindle版の総合英語がほしい人は『FACTBOOK』
こんな感じで選んでみてはどうでしょうか。基本的にはどれを選んでも間違いありません。
最後に
結局、総合英語をどれにするかという問題は
- 自分が良さそうと思うもの
- 学校で貰ったもの
のどちらかでOKです。複数の総合英語を上手く使い分けるのもおすすめ。
もし、決めきれないのであればこの記事で紹介した3冊の総合英語から、先ほどの判断基準でえいやとフィーリングで選んでもらってかまいません。大事なのは、どれを使うかではなく内容(英文法)をどれだけ身につけるかです。
もちろん、英語をたくさん読んだり聞いたりして、学んだ英文法が実際に使われている英文に出会うことも大切です。それにより、総合英語で学習した英文法項目が少しずつ、確実に身についていきます。