この記事では、以下の2ページに分けておすすめの大学受験用の英文法・語法問題集「頻出英文法・語法問題1000」について紹介しています。このページは2ページ目です。
- 「全解説 頻出英文法・語法問題1000(文法語法1000)」の特徴・おすすめな点・使用するための前提条件など
- 「全解説 頻出英文法・語法問題1000(文法語法1000)」の具体的な使い方、復習の方法、使用する際の注意点など(このページ)
頻出英文法・語法問題1000(文法語法1000)の勉強法、使い方
ここからは、この問題集を使った具体的なおすすめの勉強の仕方を紹介します。
これも「英文法・語法問題ベスト400」と似たような感じで進めますが、文法語法1000は問題数がかなり多いので、最初に200問ずつのグループなどに分けて、それぞれのグループごとに学習を進めていくのがおすすめです。
1000問のまま通して勉強を進めていくと、900問目など最後の方の問題をやるころには100問目くらいの問題を完全に忘れてしまっていたりしますので効率がよくありません。
「頻出英文法・語法問題1000」1周目
- 問題を解く
- 答え合わせをし、カンで正解した問題と間違えた問題にフリクションペンでチェックをする
- その時に解いた全ての問題の解説を読む
- 解説を読んで分からない文法・語法などがあれば、総合英語や辞書で調べる
- 解説の中に覚えていないものがある表があれば写メに取るかメモる
- チェックした問題をもう一度解く(正解してもチェックは消さない)
- 次の単元に進んで、1~6をくり返す。終わったら2周目へ。
「頻出英文法・語法問題1000」2周目
- 1周目でチェックした問題を解く
- 答え合わせをし、正解した問題のチェックを消す(カンで正解した問題はそのまま)
- カンで正解した問題と間違えた問題の解説を読む
- 解説を読んで分からない文法・語法などがあれば、総合英語や辞書で調べる
- チェックが残っている問題をもう一度解く(正解してもチェックは消さない)
- 次の単元に進んで、1~6をくり返す。終わったら3周目へ。
3周目以降は2周目と同じです。いちどに問題をどれくらい解くかは、自分で出来そうな数で決めてもらって構いません。
おすすめは、最初の1周目を1週間で1周できるくらいの量にするのをおすすめします。2周目、3周目と解く数が減ってくるので、かなりのスピードで復習をくり返すことが出来ると思います。
また、写メを撮ったりメモったものは細切れの時間なども利用して覚えましょう。
復習を何周かして、「大体全部マスターできたかな?」となったらもう一度1000問通して全部解いて下さい。そして、そこで間違えたものだけをチェックしてまた解いて下さい。
どうしても覚えられないものや、毎回も間違えてしまうものは復習用の小型ノートやルーズリーフなどにメモして、集中的に覚えてしまって下さい。
この作業をやるかやらないかでだいぶ変わりますので必ずやりましょう。
頻出英文法・語法問題1000(文法語法1000)を使って勉強する時の注意点
- 本当に自分に必要なレベルの問題集なのかを考える(センター試験(大学入学共通テスト)、日東駒専・産近甲龍などでは不要)
- 途中で挫折しそうなら、まず基本問題だけ進めたり、先に「ベスト400」などの問題集を仕上げる
- 間違えた問題や覚えるべき整理表は、メモしたり写メに取ったり付箋を貼ったりして何度も復習する
- イディオム(熟語)は載っていないので、別途「速読英熟語」などのイディオム集をやる
最後に
桐原の頻出英文法・語法1000(文法語法1000)を紹介してきました。この本は結構細かい知識まで載っているので、初心者の方には難しいと思います。やると決めたら最後までしっかりとやり遂げましょう。これくらいの知識がしっかりと頭に入っていればかなりの文法語法力になります。
瞬間英作文や音読などで、自分でこの本の知識を自由に使えるレベルまでやると、さらに上のレベルまで到達できます。それくらいの実力になれば普通の英語学習者にとっては、英文法の勉強は一段落ついたと言っていいと思います。
関連記事:【英文法】総合英語はどれがおすすめなのか?『総合英語Evergreen』『ジーニアス総合英語』『アトラス総合英語』
また、「比較(クジラ構文など)」「仮定法( were to, should の違い)」「 almost, most の違い」などの「急に苦手な人が増える英文法・語法項目」をピックアップして解説する記事も色々書いていますので興味のある方はこちらの「カテゴリ:英文法の苦手を克服!シリーズ記事一覧ページ」からどうぞ。