【ロングマン,オックスフォード,コウビルド】3大英英辞典を徹底比較!おすすめは?どれを選べばいい?英語の勉強の効率アップ!

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前回の記事「英語の勉強では学習英英辞典も使うことをおすすめする理由・メリットと注意点」では、学習英英辞典のメリットや注意点について書きました。

では、具体的に、どんな英英辞典がおすすめなのか?それが今回のトピックです。

「英単語を英語で説明出来るようになりたい」「自分の英単語のニュアンス・使い方の感覚をもっと洗練させたい」「英語学習ではなるべく日本語を排除したい」という人などは今回紹介した英英辞書から好きなのを選んで使ってみるといいでしょう。

目次

英語学習者向けの英英辞典の特徴

英語学習者向けの英英辞典の特徴は、語の定義に使う英単語を易しいものに制限していたり、調べた英単語の使い方(語法やコロケーションなど)を詳しく書いてあることです。英語が母語ではない、英語学習者のための辞書なので、定義に使う語彙があまりに難しいと学習者には十分に使えませんよね。学習英英辞典には、このような英語学習者に役に立つ・使いやすいように配慮がされています。

この記事では、その「英語学習者向けの英英辞典」から、

学習者向けおすすめ3大英英辞典

  • Longman Dictionary of Contemporary English (LDOCE) ロングマン現代英英辞典
  • Oxford Advanced Learner’s Dictionary of Current English (OALD) オックスフォード現代英英辞典
  • Collins Cobuild Advanced Learner’s Dictionary (CCAD) コウビルド英英辞典

有名なこの3つの学習英英辞典について紹介をしていきます。定番の3冊なので、名前だけは知っているという人も多いのではないでしょうか。

どの英英辞典にも個性があり、おすすめできますが、いきなり3冊全部を購入して使うのは大変かと思います。(もちろん複数の英英辞書を一度に買うのもありですが笑)

他にも、『メリアム・ウェブスター英英辞典』『マクミラン英英辞典』や『ケンブリッジ英英辞典』などがありますが、今回は省きます。

ちなみに、Kindleで洋書を読む時に使う学習英英辞典は『メリアム・ウェブスター英英辞典』がおすすめです。

関連記事:【英語多読】Kindleで学習英英辞典を使って英単語を調べる方法

  • 英英辞典に興味がある
  • そろそろ英英辞典が欲しいんだけど、どれを買ったら良いか分からない
  • すでに英英辞典を使ってるけど、他の英英辞典はどうなのか知りたい

という方は、この記事を参考に、英英辞典デビューをどれでするかや、どれに乗り換えるか、2冊目に何を追加するかを考えてみて下さい。

英英辞典初心者でも、最低限の英語が分かれば使用することができます。「英英辞書の記述を読んで理解出来るかどうか」を目安にしてください。

関連記事:英英辞典はどのくらいの英語力(レベル)から使うのがおすすめ?【英英辞典初心者】

英英辞典デビューは、このサイトで言うところの「英語学習基本セット」をこなしたくらいの英語力(高校基礎レベル)がついた頃がちょうど良いと思います。さすがに「中学英語も分かりません!」という完全な英語初心者状態では、英英辞典を使いこなすには少し厳しいです。

基本セットの内容については「【英語初心者必読】まず最初に勉強するべき必須の勉強3つ【必修基本セット】」こちらの記事を参考にして下さい。

それでは、英英辞典初心者におすすめの3大英英辞典をそれぞれ、ひとつずつみていきましょう。

Longman Dictionary of Contemporary English- 6th Edition (LDOCE) ロングマン現代英英辞典

ロングマン現代英英辞典の特徴


Longman Dictionary of Contemporary English (6E) Paperback & Online (LDOCE)

ロングマン現代英英辞典(LDOCE)の特徴

  • 定義に使う語彙が2000語、シンプルな定義なので、まだ語彙力が低い初心者にも使いやすい。
  • 収録語数300000
  • 話し言葉、書き言葉の使用頻度の高い3000語を3段階に分類(S1~S3、W1~W3)
  • 最重要3000語は赤見出し、重要な9000語に、3段階(赤の丸印 1個~3個)のレベル表示
  • フルカラーイラストなどで分かりやすい

個人的な使用感・レビュー

『ロングマン現代英英辞典』は、自分が調べた単語がどういうレベル、使用頻度の単語なのか、話し言葉なのか、書き言葉なのかがパッと分かるのがすごくありがたいです。今回紹介する3種類の英英辞典の中で最も初心者向けの英英辞典と言っていいでしょう。

例えば、describe という単語を調べてみると「赤見出し」「赤丸3個」「S2、W1」と表示があります。これは、

「describeは最重要3000語の1つである。そして話し言葉よりは書き言葉として使われる方が多いが、いずれの場面でも頻出。書き言葉としては最頻出の単語である。」

ということを表しています。自然な英語を話したり書いたりするためには押さえておきたい情報なので、英英辞書で単語を調べる時に意識したいポイントです。

また『ロングマン現代英英辞典(LDOCE)』は、『コウビルド英英辞典(LDOCE)』のようなフルセンテンス定義も積極的に取り入れ、従来の定義の仕方と使い分けられています。とても定義が簡潔なため、英英辞典初心者でも分かりやすいです。

自分の英語力が上がってくると、定義語彙が2000に限定された定義がすこし物足りなくなってくるのも事実ですが、初心者の英英辞書デビューにはこの『ロングマン現代英英辞典』が一番おすすめだと思います。使いやすいです。大学生や社会人の英語学習者だけでなく、英語が得意な中学生・高校生にもおすすめですね。

こちらの記事で、一番初心者向けの『ロングマン英英辞典(LDOCE)』のオンライン版を紹介しています。「英語初心者でも勉強に使える、無料のおすすめオンライン英和・和英・英英辞書!

『ロングマン英英辞典(LDOCE)』に使われている定義語彙の2000語や、Academic Word Listはlongmandictionariesusa.comの定義語彙の説明ページから見ることが出来ます。

語彙リストをpdfで無料ダウンロード出来ます。『ロングマンで英英辞典(LDOCE)』デビューをする予定の人は、いちど目を通して知らない英単語があれば覚えてしまうといいでしょう。

ロングマン英英辞典が向いている人

  • 英語の語彙がまだ少ない初心者の方
  • 英英辞典デビュー最初の1冊に迷っている人
  • なるべく簡潔な定義を読みたい人
  • 英単語の頻出度や話し言葉、書き言葉なのかも意識したい人
  • 収録語数が多い英英辞典がいい人

 Oxford Advanced Learner’s Dictionary of Current English (OALD) オックスフォード現代英英辞典

オックスフォード現代英英辞典の特徴


オックスフォード現代英英辞典 第10版

オックスフォード現代英英辞典(OALD)の特徴

  • 定義に使う語彙は3000語
  • 収録語数は185000以上
  • The Academic Word Listという「英語で大学過程の教育を受けるのに必須の単語リスト」がある
  • センテンスでの定義は少なめ
  • 付属のDVDのコンテンツが充実している

個人的な使用感・レビュー

『オックスフォード現代英英辞典 Oxford Advanced Learner’s Dictionary of Current English (OALD)』は、定義は簡潔なのですが、やはり定義に使う語彙が『ロングマン現代英英辞典(LDOCE)』の定義語彙2000に比べ1000語増えているので、調べた後の満足度が高くて、ニュアンスなどがしっくりくることが多いですね。文定義や用例は他の『ロングマン』『コウビルド』に比べ少なめです。

『オックスフォード現代英英辞典(OALD)』は無駄を削ぎ落としているというか、英語学習者を過剰には甘やかさない、この記事で紹介する3種類の中でいちばん硬派な?正統派な?英英辞書だと思います。なんか使っていて安心します。

『オックスフォード現代英英辞典(OALD)』は英語を本格的に勉強したい方や、留学予定がある方、英語力が上がっても長く使える英英辞書がほしい方などにおすすめですね。『ロングマン現代英英辞典』からのステップアップとしてもおすすめです。

『OALD』の定義語彙の3000はoxfordlearnersdictionaries.comのワードリストで見ることが出来ます。やはりロングマンより少し難しい単語が使われてるなと感じますよね。

オックスフォード現代英英辞典が向いている人

  • ロングマン英英辞典の定義では少し物足りないor物足りなくなってきた方
  • 伝統的な、正統派の英英辞典がほしい人
  • 留学予定がある人
  • 長く使える英英辞典が欲しい人

 Collins Cobuild Advanced Learner’s Dictionary (CCAD) コウビルド英英辞典

コウビルド英英辞典の特徴


Collins Cobuild Advanced Learner’s Dictionary: The Source of Authentic English

コウビルド英英辞典(CCAD)の特徴

  • 定義語彙は2500語
  • 元祖フルセンテンスでの定義
  • 収録語数110000以上
  • 定義文の中に、調べた単語自体が組み込まれているので、どんな文で使うのか、コロケーションが定義を読んで分かる
  • 語法の注が語義のすぐ横に書いてあるので、すぐにどんな用法があるのかが分かる

個人的な使用感・レビュー

『コリンズ コウビルド英英辞典 Collins Cobuild Advanced Learner’s Dictionary (CCAD)』は個人的には、読む辞書としても最適な学習英英辞典というイメージです。たまに知ってる英単語、知らない英単語関係なく、紙版をパラパラめくって読んでます。(「読め」と言ってるわけではありませんよ)

全てフルセンテンス(文の形)での定義なので、意味が沢山ある英単語の場合、例文を次々と読まなければいけません。そのため、自分のほしいドンピシャの意味は他の英英辞書に比べ少し探しにくいかなと思います。

最初は画期的だったフルセンテンスでの定義も、最近は他の英英辞書も普通に取り入れていますね。

『コウビルド英英辞典(CCAD)』は収録語数も他の2つの英英辞典と比べ少ないですし、どちらかというと語法やコロケーションなどを文の形で次々と確認していくために使うのがおすすめかなと思います。

学校の英語の先生などの「英語で英単語の説明をしたりする機会が多い人」にはこちらのコウビルドのフルセンテンスの説明の仕方が参考になるのではないかと思います。

『コウビルド英英辞典(CCAD)』は2冊目の英英辞典としてもおすすめです。対象レベルは他の2冊の英英辞典より少し高めだと思います。1冊目に既に紹介した『ロングマン現代英英辞典』や『オックスフォード現代英英辞典』を選び、2冊目にこの『コウビルド英英辞典』を選ぶというのも良いでしょう。

コウビルド英英辞典が向いている人

  • 「読む英英辞書」を探している人
  • 2冊目の英英辞典を探している人
  • ちょっと変わったトリッキーな英英辞書が欲しい人
  • 学校の英語の先生など、英語で英語を教える人

 

最後に 英英辞典が入っている電子辞書のおすすめ

今回は、『ロングマン現代英英辞典』『オックスフォード現代英英辞典』『コウビルド英英辞典』の3冊のおすすめ学習英英辞典を紹介してきました。英英辞典は英語の勉強の効率をあげてくれるツールだと思うので、ぜひ取り入れて下さい。

この記事で紹介した3種類の英英辞典はどれを買っても間違いはないです。それでもあえて言うなら、個人的には、1冊目の学習英英辞典はロングマン現代英英辞典がおすすめかなと思っています。やはり定義語彙が少ないですし、英英辞典初心者でも使いやすいので。まずはこの『ロングマン現代英英辞典』の定義が少し物足りなくなるくらい使い倒しましょう。

また、英英辞典デビューした後も、英和辞書を併用しましょう!どちらも良いところがありますので、使わないのはもったいないです。

関連記事:【英語で英語を学ぶ】英語で書かれた英語の参考書(英単語・英文法書など)を紹介します【洋書】

ちなみに、電子辞書にも英英辞典が収録されているものがあります。電子辞書は紙の辞書と違い、コンパクトなので持ち運びに便利ですし、調べるのも慣れたら紙よりも速くて快適です。履歴から自分が調べた英単語を復習したりすることも出来ますし、上手く使えばかなり効率よく英語学習が進められます。

カシオの電子辞書 EX-WORD「XD-SR4800」は今回の記事でおすすめした『ロングマン英英辞典』『オックスフォード現代英英辞典』の両方が収録されています。さらに、私のおすすめの『ウィズダム英和辞典』『オーレックス英和辞典』が(和英辞典も)収録されています。電子辞書は単語を調べる時に、複数の辞書の記述を比べることも簡単に出来るので便利です。

もう一つ言うと、調べ物などに使える英文法の参考書『ジーニアス総合英語』も入っています。1台でこれだけの辞書が入っているとかお得すぎますね。もちろん他にも色々な収録コンテンツがありますので、興味のある人はチェックしてみるといいでしょう。

 

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