苦手な人が多い文法用語の意味を解説3!「再帰代名詞、指示代名詞、等位接続詞、従位接続詞」編!【英語初心者向け】

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意外と苦手な人が多い文法用語をピックアップし、その意味を説明するシリーズ。3回目の今回は「再帰代名詞、指示代名詞、等位接続詞、従位接続詞」です。

「あー、知ってる、-selfのやつとかでしょ?」という人は多いでしょう。では、どんな時に使うかまでしっかりと整理出来ている人はいますか?たぶん、グッと人数が減ると思います。

一億人の英文法と従来の文法書の文法用語を比較!最低限覚える必要がある英文法用語はこれ!」という記事で「最低限知っておいた方がいい英文法用語」を紹介していますので参考にして下さい。

それでは、再帰代名詞から順番にみていきましょう。

目次

再帰代名詞

鉛筆と眼鏡

再帰代名詞は「-selfや-selvesの形の代名詞」です。

  • myself
  • yourself
  • himself
  • herself
  • itself
  • ourselves
  • yourselves
  • themselves

これだけあります。辞書などで人称の区別をしない一般形を示す場合はoneselfが使われます。

主な使い方は

再帰代名詞の主な使い方

  • 動詞や前置詞の目的語として使う
  • 名詞や代名詞を強調する
  • 前置詞+再帰代名詞の慣用表現(by myselfなど)
  • 他動詞+再帰代名詞の慣用表現(enjoy oneselfなど)

動詞や前置詞の目的語として使う

再帰代名詞は、その前にある名詞や代名詞を受けて「自分自身」という意味を表します。主語と目的語が同じ人や同じものの場合、目的語は再帰代名詞を使います。例えば、

I’d like to introduce myself.

この場合、主語の「I」と同じ人である「私」を紹介したいという意味ですので、introduceの目的語には「自分自身を表すmyself」を使います。

名詞や代名詞を強調する

同格的に使う用法です。例えば、

Did he paint this picture himself?(彼は自分でこの絵を書いたの?)

この場合は「he(彼)」ということを強調するために使われています。

「おい、同格ってなんだよ!」と思った人、すみません(笑)また記事を書く予定なのですが、ここで簡単に説明しておきます。

同格とは「名詞やそれに相当する語句を置き、一方がもう一方の意味を説明したり、言い換えたりする関係」のことです。

前置詞+再帰代名詞の慣用表現

-self(oneself)の使い方と聞くとぱっと思い浮かぶのがこの用法だという人は多いと思います。これは例えば、

  • by oneself(ひとりで、独力で)
  • in itself(それ自体は)

のようなものです。他にもありますので、調べてみて下さい。辞書で「oneself」の項目を調べれば出てきます。

他動詞+再帰代名詞の慣用表現

他動詞+再帰代名詞で自動詞に相当する意味を表すものです。

これは「I enjoyed very much.」のような間違いをする人がかなり多いですね。1年以上の留学経験がある人でも普通にこう言ってることもあります。

enjoyは「~を楽しませるという意味の他動詞」なので、目的語が必要です。そして、この場合、主語と目的語が同じ人なので再帰代名詞を使います。したがって、先ほどの例文は

I enjoyed myself very much.

となります。「自分自身を楽しませた→楽しんだ」ということですね。

他によく出てくるものとしては

behave oneself(行儀よくする)

help oneself to ~(~を自由に取って飲み食いする)

などがあります。この場合の「help」は「(食べ物などを)(人に)取ってあげる」という意味の他動詞なので、こういう使い方になるんですね。「自分自身に取ってあげる」ということです。

「通じりゃ良いんだからそんな細かいこと気にしないでいい。そんなことを気にするから英語ができないんだ」のような意見もあると思います。

しかし、私は「実践の場でミスを恐れて萎縮する必要は全くないけど、普段の英語の勉強では正しい知識などを学ぼうとする姿勢は必要」だと考えています。

これは発音についても一緒です。常に向上心を持ってトレーニングに取り組みたいですね。それが後々大きな差につながると思いますので。

指示代名詞

勉強道具と眼鏡

thisやthat、suchやsoのような、どれのことかを示したり、前に出てきた語句を指す時に使う代名詞のことです。

「thisとかは分かるけど、so?」という人もいるかもしれませんが、

I think so.

などの時に使うsoのことです。

等位接続詞

語・句・節などを対等な関係で結びつける接続詞のことです。

and, but, or のような接続詞のことですね。英文を読んだりしている時にこれらの接続詞が出てきたら、「何と何をつないでいるのか」を常に意識しましょう。

  • 動詞と動詞を繋ぐ例: They buy and sell used cars. 

これはbuyとsellという動詞同士をつないでいますね。

  • 述部と述部を繋ぐ例: The sun rises in the east, and sets in the west.

これは「rises in the east」と「sets in the west」をつないでいます。

特に英語初心者の方は「対等な関係で」というところに意識が回らないことが多いので注意して下さい。

従位接続詞

前回の「節」の説明でも触れましたが、従属節をつくる接続詞のことです。名詞節をつくるものや、副詞節を作るものがあります。

名詞節をつくるthatや、副詞節を作るwhen, becauseなどがあります。たくさんあるので、総合英語などの従位接続詞の項目を一度読んでどんなものがあるかを確認しておきたいですね。

最後に

どうでしたか。何となく知ってるという語句も多かったと思いますが、一度用法などを文法書で整理してみると理解度が一気に跳ね上がることもあります。

「何となく知っている」と「ちゃんと整理が出来ている」にはかなりの差がありますので、しっかりと把握しておきましょう。

関連記事:【英文法】総合英語はどれがおすすめなのか?『総合英語Evergreen』『ジーニアス総合英語』『アトラス総合英語』

「何となく分かる」「何となく知ってる」「何となく覚えてる」「何となく読める」これらは実際は「何となく」ではなく「ほとんど~ない」というケースも多いので注意が必要ですね。

前回までの記事は以下にリンクを貼っておきますので、自分のあやふやな文法用語などがあれば、参考にして下さい。

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