今回は、TOEICのリーディング対策の記事です。
TOEICは人によっては「全然時間が足りない!」「最後まで解けなかった」または、「最後まで終わったのにスコアが全然良くなかった」など、色々な悩みがありますよね。
また、自分の英語力をちゃんとTOEICのスコアに反映させることが出来ていないことも多いです。
今回は、これまで勉強してきた自分の英語力をしっかりとTOEICのスコアに反映させることが出来るような対策、解き方、注意点をご紹介します。
いつも「リーディングが終わらない!」「おすすめの解き方が知りたい!」と悩んでいた人は、ぜひ参考にしてみて下さい。
TOEICリーディング おすすめの解き方
TOEIC PART5の文法、語法、語彙の問題は1問に時間をかけすぎない
パート5のような文法、語法、語彙の問題は
- 問題文を読んで
- 選択肢全てに目を通して
- 数秒考える(長くても10秒くらい)
それで分からないものは、基本的に今のあなたには解けない問題です。これは絶対に違うなという選択肢を除き、これかなと思うものを適当に選んでマークして下さい。
ここで無駄に考えて、余計な時間をロスしてしまうと他の問題にひびきます。そして、考えたからといっても結局、ほとんどのケースは単に運に任せているのと変わらないので正答率も上がりません。
もし、見直しが終わってもまだ時間が余ってたら、また考えてみるくらいでいいです。
TOEIC PART7の長文問題 おすすめの解き方
PART6、7の長文問題は、時間がかかりそうな設問はいったん飛ばす
- パート7のNOT問題(問題文中で言及されていないものを選ぶ問題)など
- パート6の文挿入問題など
これらのタイプの問題は、問題文の広範囲を読まないと答えられないので、人によっては時間がかかると思います。このような時間がかかる問題も、ぱっと見で解けるような問題も同じ1問です。この1問のために何問分もの時間を費やしたりしないように気をつけて下さい。
このタイプの問題が苦手な人はいったん飛ばして最後まで解き終わってから戻ってきましょう。
このようなものも、いったん後回しにしておくと良いでしょう。特に初心者の方は、自分が確実に解けるものを先に全部終わらせてしまうことが先決です。
PART7のマルチパッセージの解き方
PART7のダブルパッセージ、トリプルパッセージは読む英文の量が比較的多いこともあって苦手にしている人が多いです。
- ひとつ目の文章を読み終わったら設問に取り掛かる
- ひとつ目の文章では解けない問題が出てきたらふたつ目以降の文章を読む
この解き方が無駄がなくおすすめです。1つ目の文章だけで解けるものはそこで処理してしまいましょう。全部の文章を読んでからだと1つ目の文章の内容を忘れてしまい、「あ、あれどこに書いてたっけ……?」とまた探さないといけなかったりするので、時間が余計にかかってしまいます。
TOEICリーディング問題を解く時の注意点
英語表現の言い換え(パラフレーズ)がされていないか常に注意して解く
正答として選ぶ選択肢で使われている表現と、その選択肢を選ぶ根拠になる英文での表現が違うことが多いので注意しましょう。
例えば「問題文でのa discountが、選択肢では(B) Reduce a priceになっている」とか、そういうやつです。
パラフレーズはTOEICのリーディングに限らず、色んなところで重要なものになってきます。英語を勉強する時は、英語の言い換えは常に意識していきましょう。
解答のマークは超高速でする、固有名詞の読み方や意味はそこまで気にしない
これらは、ちょっとしたことだけど意識していないと地味に痛いです。特に時間が足りないと困っている人は頭に入れておくと結構変わったりします。
「【初心者向け】脱塗り絵!知るだけでTOEICの点数が上がる?!リーディング解き方のコツ」
この記事に詳しく紹介していますので、参考にして下さい。
TOEICリーディング おすすめしない解き方
TOEIC対策はあくまでも「自分の英語力をちゃんとスコアに反映させるためにする」という意識をもってした方が良いと私は思います。自分の英語力をスコアに反映させるとは、「全部の問題を見て、自分の解ける問題は全て解く」ということです。
しかし、TOEICには「あまり効果的でないテクニック」にハマってしまって、スコアが長い間停滞してしまっているケースも結構あります。そういう注意するべきテクニックを少し紹介しておきます。
パート5やパート6のカッコの前後の単語と選択肢だけを見て解く
めちゃくちゃ簡単な問題ならこれで正解出来ることも多いですが、間違える可能性が無駄に上がるのであまりおすすめしません。普通に全文読んで答えましょう。
「こんなのちゃんと全部読んでたら出来てたのにー」とならないよう気をつけましょう。
設問で使われている英単語を問題文で探し、その前後だけ読んで解く
これもやめて下さい。同じ単語が使われている場所を探しても、それが複数箇所あったりしますし、その前後だけ読んでも分からないこともあります。
その場合は、結局読む箇所をどんどん広げていくことになりますし、逆に時間が無駄になる可能性が高いです。
しかも、文章をつまみ食いのように読んでいるので、全体でどういう話なのかがつかみにくいです。TOEICは英文の量が多いとはいえ、しっかりと英語を勉強している人なら全部読んで解いてもちゃんと終わるので安心して下さい。
また、最初に設問を読んで、どんな話が来そうかざっと把握してから問題文を読み始めるのは良いと思います。(私はやりませんが、そこは好みですね)
最後に
今回はTOEICのリーディング問題のおすすめの解き方や、解く時の注意点などを紹介しました。これらのリーディング問題の対策の目的は、簡単に言うと、「その時点の自分の英語力で解けるものはちゃんと全部解き、消せる選択肢は全部消してから答えるための準備」をすることです。
自分の能力では解ききれない問題に無駄に時間を削られて、自分の解けるものをごっそり落としてしまっては、自分の英語力をしっかりとTOEICスコアに反映させることが出来ません。
また、TOEICでは学校の英語の試験や高校・大学入試などと比べると読む英文の量が増えますので、たくさんの英文を読むことに慣れておくことも大切です。TOEICの公式問題集の英文を読み込むことに加え、自分のレベルにあったGraded Readers(語彙制限本)や洋書などを多読することも効果的です。
関連記事:【英語多読】おすすめの洋書・児童書、定番シリーズを含む面白い本を10選!
また、リスニングについても以下のような記事を書いていますので、参考にして下さい。