英単語は本当に例文とともに覚えないといけないのか

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英語学習では「英単語は例文とともに、その使い方まで押さえないと意味がない」という人も多いですが、本当でしょうか。今回はこの点について私の考えを紹介します。

目次

英単語は本当に例文とともに覚えないといけないの?

結論から言いますと、私の考えとしましては、認識語彙と運用語彙の違いでボキャビルの方法とどこまで学習するかを分けるのがおすすめです。目的によって学習の強弱と広さを調整するイメージです。

ここで「認識語彙?運用語彙?なにそれ?」となった人もいると思いますが、

  • 認識語彙とは、自分が見て理解できる語彙
  • 運用語彙とは、見て理解できるだけでなく自分で使える語彙

超ざっくりですが、とりあえずこのように思ってもらって良いと思います。

理想の英語学習と現実的な英語学習の区別をつけることが大切

確かに、10000語レベルを超えるような単語も例文とともに覚えたり、自分で作文してみたりして自由に使えるレベルまで覚えるのは理想です。しかし、これらの難単語は私達のような英語が母国語でない人にとっては使用頻度が低いです。

これでは大変な労力を費やす必要があるのにあまり使う機会がない、費用対効果(コスパ)が悪いと感じる人も多いのではないでしょうか。

10000語を超えるような英単語は、ほとんどの人にとっては洋書や英字新聞・ニュースサイトなどを読んでいる時に意味がすんなり分かればOK。つまり、認識語彙として身につけるだけでも十分意味があります。単語リストなどで意味を覚えていくだけでも十分に効果が感じられるはずです。

実際、私も英単語リストを活用して大量の英単語を覚えた結果、大げさではなく「見える世界がガラッと変わった」と感じました。何を読んでもほとんどが知っている単語、英語学習を本格的に始める前は想像も出来なかったくらい洋書のペーパーバックなどがスラスラと読めるようになりました。

将来的に洋書や海外の英語サイトなどを読みたいなと思っている人は10000語を超える認識語彙を獲得しておくことを強くおすすめします。

運用語彙はしっかりと例文を活用して自分で使えるようにするのがおすすめ

しかし、その一方で、2000語レベルはもちろん、できれば6000語レベル(大学受験用の単語集くらいのレベル)の単語は自分でも使えるようにしておくのがおすすめです。

特に頻出度上位2000語は日常の英会話で約90%をカバーすると言われています。このレベルの単語はしっかりと使えるようになるまで、つまり運用語彙として自分のものにしたいところです。

例文を読み込んだり、例文に使われているを少し変えてオリジナルの例文集を作ったりすることも良い練習になります。自分が普段の生活で言いそうなことや話題で例文を作ってみるのがおすすめです。この時、ノートやPCで書きとめておいて後で繰り返すのも良いですし、その場で口頭で色々英語を口にするだけでも十分です。

英語が話せるようになりたい、英検1級やTOEFL、IELTSなどの英語の資格試験で良いスコアを取りたい、海外留学したいと思っている人は英語学習の初期から意識して運用語彙を増やす努力をしていきましょう。コツコツと毎日積み重ねていくと、数年後に大きな差となって表れてきます。

最後に

英語学習では「◯◯は意味がない」と言った噂や議論が頻繁に起こりますが、自分でいろいろな情報を調べてみて納得のいく英語学習ができると良いですね。

最後にもう一度言いますが、私は「認識語彙は例文なしの単語リストでも十分効果がある。一方、運用語彙は例文を自分で作ったりしてしっかり自分で使えるようにしておくのがおすすめ」という考えです。

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