色々な種類の用法があってややこしい疑問詞・関係詞のwhatの用法をまとめて紹介します。あやふやになっていた人は、これを機会に整理して覚えてしまいましょう。
疑問代名詞のwhat
What happened?
何が起こったの?
I asked her what she had in her bag.
私は彼女にかばんの中に何を持っているのか尋ねた。
物事について「何なのか」を聞きたい場合に使う疑問詞のwhatです。疑問文や間接疑問文でよく出てくる1番ポピュラーな用法と言っていいでしょうか。
関係代名詞のwhat
What he is saying is not true. (主語)
彼の言っていることは本当ではない。
Give people what they really need.(目的語)
人々に彼らが本当に必要としているものを与えなさい。
Success was what she had wished for.(補語)
成功は彼女が望んでいたものだった。
「~すること(もの)」という意味を表す関係代名詞のwhatは、先行詞がそのwhatの中に含まれています(whichを使って同じことを表すと the thing(s) whichになります)。要は、関係代名詞のwhatは先行詞なしで使います。
名詞節を作り、文中で主語・目的語・補語になります。
「疑問代名詞のwhat」と「関係代名詞のwhat」を見分けるためには文脈で考える必要があります。また、whatはもともとは疑問詞なので、どちらの意味なのか区別があいまいなこともあります。
疑問形容詞のwhat
What sport do you like?
どんなスポーツが好きですか?
She asked me what books I had.
彼女は私にどんな本を持っているか尋ねた。
whatは形容詞として名詞の前に置くことも出来ます。「どんな~」という意味を表すことができます。
関係形容詞のwhat
I’ve read what books I have.
私は持っている全ての本を読んだ。
I saved what little money I earned.
私は稼いだわずかばかりのお金を全て貯金した。
名詞の前に置かれる関係詞を「関係形容詞」といいます。「~するだけの(名詞)」「~する全ての(名詞)」という意味を表します。
「what little(few) 名詞」の形で「少ないながら(名詞)全て」の意味を表します。大学受験の勉強などで覚えた記憶がある人も多いのではないでしょうか。
最後に
「whatの用法」は整理はできたでしょうか。特に関係詞のwhatは苦手な人が多いのでしっかりと理解しておきましょう。自分で英文を作ってみるのも良い練習になるのでやってみて下さい。
もし、不明な点があれば総合英語や英文法書でも確認しましょう。
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