英語学習としてKindleの電子書籍で英語多読を実践している人は多いと思います。そこで質問なのですが、みなさんはKindleで英単語の意味を調べたことはありますか?
Amazon Kindleでは、洋書を読んでいて知らない単語が出てきたらそれを「長押しタップ(PC版はダブルクリック)」するだけで意味を調べることが出来ます。便利過ぎてこれを一度経験すると「紙の辞書や電子辞書で調べるなんて…」と感じてしまうかもしれません。それくらい快適に読書をすることができます。
Kindleでは英和辞典はもちろん、英語を学習する上で重要な英英辞典で意味を調べることもできます。
しかし、Kindleにデフォルトで用意されている『Oxford Dictionary of English』などは英語のネイティブスピーカー向けの英英辞典なのでちょっと分かりづらい、使いづらいと感じる人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は英語学習者にも使いやすい、「学習英英辞典」をKindleで利用する方法について紹介します。英語学習の早い段階から英英辞典に慣れ親しんでおくと良いことがたくさんあるのでおすすめです。
『Merriam-Webster’s Advanced Learner’s Dictionary』Kindle版のおすすめ学習英英辞典
まずはKindle版の学習英英辞典を用意する必要があります。有料ですが、快適な洋書多読と自分の英語力アップのために購入します。こういう必要な投資はケチってはいけませんね。
Kindle版では
- Oxford Advanced Learner’s Dictionary(オックスフォード現代英英辞典)
- Collins COBUILD Advanced Learner’s Dictionary(コウビルド英英辞典)
- Merriam-Webster’s Advanced Learner’s Dictionary(メリアム・ウェブスター英英辞典)
などの学習英英辞典が出版されています。
Merriam-Webster’s Advanced Learner’s Dictionary (English Edition)
私がKindleで使っているのはこちらの『Merriam-Webster’s Advanced Learner’s Dictionary』です。定義がわかりやすいのはもちろんですが、たくさんの例文(用例)をチェックすることができるのでおすすめです。Merriam-Websterは老舗ですので、安心して使用することができます。
オックスフォード現代英英辞典のKindle版はあまり評判がよくないのと、紙とアプリと電子辞書で既に持っているのでパス。コウビルドの英英時点は好きなのですが、定義の仕方がKindleの読書中に調べるのにちょっと微妙かなというのと、オックスフォードと同じく紙版などで持っているのでパス。メリアム・ウェブスターのKindle版は評判も良さそうだったので、こちらに決めました。
Kindle版ではありませんが、ロングマン、オックスフォード、コウビルドの学習英英辞典を比較をした記事も書いています。興味のある人はチェックしてみてください。
Kindleで洋書を読んでいる時に学習英英辞典を使う方法
- Kindleで何か本を開く
- 英単語を長押しタップ
- Kindleの画面に辞書画面がポップアップするので、左下の辞書名が表示されているボタン(デフォルトだとProgressive … と表示されているはず。プログレッシブ英和中辞典です。)をタップ
- 辞書一覧のいちばん上に『Merriam-Webster’s Advanced Learner’s Dictionary』が表示されているので、それを選択し、画面右下の「選択」をタップ
- 辞書データのダウンロードが開始
これでKindleでの英語多読中に調べたい単語を長押しタップするだけで学習英英辞典『Merriam-Webster’s Advanced Learner’s Dictionary』で意味を調べることができます。
もちろん、Kindle版の英英辞典はKindleでの読書中に単語をタップして表示させるという使い方の他に、Kindleでその英英辞典自体を開いて辞書単体としても使うことが出来ます。「まだ学習英英辞典を1つも持ってないけど、紙版や電子辞書を新しく買うのはかさばるしちょっと……」という人にもおすすめですね。
Kindleアプリはスマホやタブレットで使えますので、常に学習英英辞典を持ち運びしているようなものです。気になった単語をいつでもどこでも調べることができます。
「いきなり学習英英辞典を購入するのもなぁ……」という人は、いったん辞書一覧の「English(UK)」「English(US)」のどちらかを試してみるのもいいでしょう。
英語のネイティブスピーカー向けの英英辞典ですが、問題なければそちらでもOKです。個人的にはよほどの上級者でない限り、学習英英辞典を使用するのをおすすめしますが。やはり学習用に作られているのでとても使いやすいです。
最後に
学習英英辞典をKindleで洋書を読んでいる時に使用する方法を紹介しました。Kindleを上手く利用すると、とても快適に英語学習を進めることができると思います。快適な洋書多読を楽しみましょう。
英語の多読はKindleを上手く使って行うのがおすすめです。スマホやタブレット端末だけでなく、PC版のKindleアプリが用意されているので、「スマホだと画面が小さいし、タブレットは持ってない」という人でもパソコンがあればKindleで読書をすることが出来ます。
また、Kindle版の洋書を買わなくても、Amazonプライムの会員の人なら特典(Prime Reading)で、本のカバーに「Prime」の表示があるものは無料で読み放題です。Prime Reading の他にも、無料の洋書もたくさん公開されています(質はピンキリですが……)。もちろん日本語の本もたくさん読めます。Kindleで洋書を読んだことがない人はぜひ一度試してみて下さい。
自分の英語力が上がってガンガン洋書を読めるようになってきたら、「Kindle Unlimited」というサブスクサービスを利用して英語を多読するのもいいですね。洋書の有名なシリーズなどが月額制で読み放題です。