TOEIC・英検などのリスニング 試験会場の英語が聞き取りにくい問題への対策

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「家だと聴き取れるんですけど、TOEICの本番の試験会場は音が悪かったり、エコーがすごかったり周りの雑音が気になって全然英語音声が聴き取れません……」

こんな感じの悩みを質問されることがよくあります。

英検やTOEIC、大学入試共通テストなどの英語のリスニング試験では、試験会場のスピーカーと普段自分が聞いている英語音声が全然違っていて聞き取りづらいと感じることも多いと思います。特に普段のクリアな英語音声でギリギリ聞き取れるくらいの人だと死活問題です。雑音などで気が散ってイライラしてしまって、さらに聞き取れなくなるという悪循環にハマってしまう人もいますね。

今回は、こういった人に向けておすすめの対策を紹介します。「はずれ会場だわー」と嘆いても仕方がないので、自分で出来る対策をして本番に挑みましょう。

関連記事:【英語リスニング】聞き取れない人の症状別勉強法!効果的に練習して苦手を克服しよう!

目次

英語音声にリバーブ(残響エフェクト)をかけて聞く

パソコンやスマホ・タブレットのサウンド設定や再生ソフトの設定などで「リバーブ(残響)」というエフェクトをかけることが出来る人は、それを利用してみましょう。

リバーブエフェクトをかけることで、大教室の残響音(「ほわーん…」ってなるアレです)と似たような効果が得られるので、イヤホンやヘッドフォンを使っていても本番っぽい英語音声で練習することが出来ます。「試験会場でのリスニングはエコーがきつくて聞き取れない」と悩んでいる人は試してみましょう。

厳密にはリバーブはエコーとは別のエフェクトです。エコーは完全に同じ音が返ってくるような効果のことを言います。やまびこと言えば分かりやすいでしょうか。

さすがに家でスピーカーを使って試験会場の残響音を再現出来るという人は少ないと思いますが、この方法なら手軽に試すことができますよ。

英語音声を少し速めに再生して聞く

今は音楽再生ソフト・アプリで再生スピードが変更できるものもたくさんありますよね。TOEICの公式問題集のCDの英語音声を少し速めに再生して、自分の理解出来るスピードに余裕を持たせておくのも有効な方法です。高地トレーニング的なリスニングの学習法ですね。

普段のリスニング学習で余裕を持って聴き取れるようにしておくことで、本番で環境が少し変わってもあまり影響がない実力をつけようという作戦です。余裕を持って聞き取れる人は多少普段と違う環境でもちゃんと聞き取れることが多いと思います。

英語音声をどれくらい速く再生するのかですが、私は1.25~1.4倍くらいをおすすめしています。中には2倍や3倍のスピードで再生する人もいるみたいですが、ここまで速くしてしまうとかなり不自然な英語音声になってしまいます。したがって、英語のリスニング学習としては2倍以上のスピードで聞くのはおすすめはしていません。しかし、試してみて効果的だと感じる人はそれでも構いません。

TOEICの英語音声は大体170~180WPM前後なので、それを1.4倍すると約250WPMになります。これくらいのスピードを聞き取れるようになれば十分です。TOEICの早口のナレーターの英語も楽に聞き取れるようになりますよ。

音楽ソフト・アプリの再生スピードの変更ではなく、英語音声ファイルのスピード自体を変更することも出来ます。昔は再生スピードの変更する方法があまりなかったのでこういった方法を取っていましたが、手間もかかりますし今は積極的にやる意味はあまりないかなと思います。

一応このサイトでもやり方の記事を書いていますので、興味のある方は読んでみてください。英語音声ファイルのムダな無音部分のカットは今でもやる価値はありますかね。

関連記事:【Audacityの使い方】英語リスニング勉強用1.25倍速の音声教材を無料で作る方法

再生スピード変えられるアプリを使っているならそれを利用しましょう。

関連記事:【英語リスニング】 聞こえても意味が分からない、理解が追いつかないのはなぜ?

英語音声を雑音と一緒に聞く

「リスニング音声とは別の音が聞こえると気が散ってイライラして英語に集中出来ない、聞き取れなくなる」という人は多いと思います。これは普段からイヤホンなどを使ってクリアな英語音声しか聞こえないような勉強の仕方をしている人に特に多いですね。

カナル型やインイヤータイプのイヤホンは耳栓のように耳を塞いでしまうので、周りの音がかなり聞こえづらくなります。特にカナル型は完全に耳を塞いでしまい、試験会場のスピーカーの音が普段と全然違って聞こえます。これが本番の英語リスニング問題の音声を聞き取りづらいと感じてしまう大きな原因の1つではないかと思います。

対策としては、

  • 家ではスピーカーを使って練習
  • 英語のリスニング学習の時に他の雑音も一緒に流す
  • 耳を塞がないタイプのイヤホンを使用する

この3点でしょうか。

スピーカーを使って英語のリスニング

いつもイヤホンやヘッドフォンで聞き取り練習をしている人は、家ではスピーカーを使ってみましょう。スピーカーを使う場合は、先ほどのリバーブ(残響音)をかけて練習するとより本番っぽくなります。

下のリンクのような安いUSBスピーカーで十分(私もこれを使っています)ですし、スマホで再生している人はスマホのスピーカーでももちろんOKです。

他の雑音と一緒に英語のリスニング

英語のリスニング練習をする時、英語音声だけを聞いている人が多いと思いますが、他の雑音と一緒に流して聞き取る練習をしてみましょう。試験会場で周りの人が発する雑音が気になってイライラしてしまう人などには特に有効なのではないかと思います。

例えば、

  • テレビやYouTubeなどを小さめの音量で流す
  • 静かな音楽(環境音系やピアノなど)を流す
  • 家の外の雑音

などですね。家族などがいれば皆が集まっているリビングで……など色々工夫してみましょう。

あくまで英語リスニング音声がメインで、「何か他にも音がするな……」という程度でOKです。

たまにテレビの音量を英語音声の同等以上の大きさにして、雑音に埋もれている英語音声を探し出すように聞き取り練習をする人がいるのですが、そこまでやる必要はありません。

耳を塞がないタイプのイヤホンで英語のリスニング

「耳を塞がないタイプのイヤホン?そんなのあるの?」という人もいると思いますが、今は骨伝導タイプのイヤホンが出ています。

耳を全く塞がず耳の穴の前方に本体がくるので、周りの音は完全に聞こえます。英語音声程度なら再生したまま人と問題なく会話できるレベルです。

うるさい音楽を大音量で鳴らしたりすると、さすがに周りの音も聞こえなくなりますので気をつけましょう。

私は下の「OpenMove AfterShokz」の骨伝導イヤホンを使用していますが、めちゃめちゃ便利です。料理・洗濯・掃除など、家で家事をする時や日課のエアロバイクの時、外を歩く時は大体着けていますね。Bluetooth機能もちゃんとついているので、パソコンやスマホで英語のニュースや海外ドラマ、英語のアニメ、オーディオブック、YouTube、ポッドキャスト、たまに音楽など、その時の気分に合わせて選んで聴いています。

関連記事:海外ドラマ、映画、アニメの英語が聞き取れない人におすすめのリスニング勉強法

去年この骨伝導イヤホンを買ったのですが、間違いなく「2020年に買って良かったものNo.1」です。

最後に

英語のリスニング試験は会場やスピーカーの運が絡んでくるのは間違いないのですが、ある程度事前に対策もできます。自分で出来ることはやっておきましょう。ぶっつけ本番で聴くのとは全然違いますよ。

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