たまに「英文法を勉強すると自然な英語を話せなくなる」ということを言う人がいてびっくりさせられます。今回は、そのあたりについて私の考えを書いてみようと思います。
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英文法を軽視すると自然な英語は話せない
「英文法を勉強すると自然な英語を話せなくなる」というのはとんでもないことで、むしろ英文法を軽視すると自然な英語を話せるようにならないと言ったほうがいいのではと私は思います。
なぜ英文法を軽視すると自然な英語を話せないのか。これは単純な話で、「英文法が間違っているとネイティブには不自然な英語に聞こえる」からです。
英語の語順などが完全にめちゃくちゃで、とにかく色んな単語を連呼するようなものは不自然な英語どころか通じない可能性も高いということは分かっていただけると思います。しかし、そういうケースの他に、例えば
- 動詞の3単現のs,esがない
- あるはずの冠詞や目的語がない
- 前置詞の選択ミス
などの非ネイティブからすると些細と感じるかもしれない英文法のミスでも、ネイティブからすると不自然な英語に感じるからです。こういうミスをした場合、ネイティブは「ん？」という感じで一瞬で気付きます。
ただし、ほとんどの場合、相手がその英語の内容を理解するのには全く問題ありません。ささいなミスは聞き手側が「まあこういうことを言いたいんだろうな」と察してこちらの言いたいことを理解してくれたりもしますので、「小さなミスでも指摘してくれ」と頼んでいる場合以外はスルーされることも多いでしょう。
自然な英語を話せるようになりたい人はどうすればいいのか？
先ほど書いたとおり、小さな英文法のミスは通じることも多いので、「通じれば良いじゃん」という人は、とりあえず英文法はそこそこ使えるように練習しておけばOKです。
しかし、「ただ意味が通じるだけでなく、ネイティブが聞いても自然な英語を話せるようになりたい」という人は、先ほど紹介したような少し細かく感じる点も気にして英文法を学習しておく必要があります。
自然な英語を話せるようになりたい人にとっては、瞬間英作文などで基本的な英文法を徹底的に使えるように練習したり、英語の多読多聴によってたくさんの英語に触れたりすることはほぼ必須ではないかと思います。
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もっと言えば、例えば下の記事で紹介しているような本などを使って、冠詞の使い分けまでしっかりと意識して一度は練習しておくことが望ましいです。
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一方で、語学に完璧というのはほぼ存在しないというのも事実だと思います。したがって、「英文法が完璧になってから話そう」というのは全くおすすめしません。英会話の上達には、実際に英語を話す場を作って積極的に使うということはとても大切です。
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最後に
「自然な英語を学ぶ」というと
- コロケーションの選択
- 話し言葉と書き言葉の違い
- 英会話の定型フレーズ
などがよく話題にされますが、英文法だってかなり重要なんだということを覚えておいてください。日本人が英語を話すときによく言われる「文法的にはあってるけど不自然な英語になってしまう」ということと、「英文法の学習が必要かどうか」は別の話です。
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瞬間英作文や例文暗記などを通して、基本的な英文法をしっかりと練習しておきましょう。これをやるかどうかで本当に英会話力の伸びがかわってきますよ！
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もちろん、発音の練習も大切ですので頑張りましょう。
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