【Audacityの使い方2】英語リスニング勉強用 音声教材の不要な無音部分をカットした音源を無料で作る方法【復習効率アップ】

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みなさん、英語のリスニング練習をしてる時に、

  • 問題番号などを読み上げ後や、ファイルの最後の1秒とか2秒のワンクッション置くような無音

ってうっとうしく感じることはありませんか?

特に復習をしている時なんかは、「もっとサクサクと読み上げてくれよ!」って思いますよね。あの不要な無音時間をただ待ってるだけの時間も、積もればものすごい時間になります。

それがなくなると復習の効率がよくなりますよね。

今回は、PC用フリーの音楽編集ソフト「Audacity」を使って、英語リスニングCDやダウンロード音源などの不要な無音部分をカットする方法を紹介します。

前回は、「【Audacityの使い方】英語リスニング勉強用1.25倍速の音声教材を無料で作る方法」という記事で、1.25倍速の音源の作り方を紹介しました。ぜひ参考にして下さい。

関連記事:英語リスニング スピードについていけない!聞き取れない!そんな人におすすめの勉強法

注意!

ソフトのインストールやファイル操作などは自己責任で十分に注意して行って下さい。操作ミスなどで大事なファイルを消してしまったりしないよう、くれぐれも注意しましょう。

目次

Audacityを使って英語リスニング用音源の不要な無音部分をカットする方法

DTM

インストール・起動

これは前回と同じです。

Audacityの公式HPよりダウンロードしたものを解凍して、インストールします。

次に、Audacityを起動します。

バージョン(今回はAudacity 2.2.2を使用)の違いなどで、表示などが少し変わっているかもしれません。しかし、ほとんど同じなので分かるかと思います。

英語リスニング用音声ファイルの取り込み

これも前回と同じです。画面左上の「ファイル→取り込み→オーディオの取り込み」をクリック、無音部分をカットしたい音声ファイルを選択します。

Controlを押しながら左クリック、Shift+左クリックで複数ファイルを選択して取り込めば、複数のファイルを一気に編集できます。

また、念のため、最初はテスト用に音声ファイルをコピーして試してみると良いでしょう。

無音部分のカット

さて、ここからが本番です。今回は問題番号の読み上げや設問などは全てそのまま残して、無音部分のみカットをしていきます。

取り込みが完了したら、各トラックの波形部分をダブルクリックし、選択状態にする(波形の後ろの色が明るくなります)その状態で、

画面真ん中上のメニュー「エフェクト→無音の短縮」をクリックすると

「無音の短縮」ウィンドウが出てきますので、「無音の検出」の継続時間のところを設定します。これは、「この時間以上無音があればカットを行います」ということです。

今回はデフォルトの「0.5」にします。私は、レベルはいつもそのままにしています。

次に、アクションの項目の「検出された無音の短縮」の「無音の短縮」を設定します。これは、無音をカットした後、どれくらいの長さの無音部分を残すかという時間です。

私はいつも「0.5秒(デフォルト)」にしています。あんまり短すぎるとつかれるので、これより短いのはあまりおすすめしません。

逆に、「無音短すぎ!」って思った人はここの数字を大きくすると良いでしょう。

プレビューでどんな感じになるのか確認出来ます。(大きな音が出ます!必ず下の注意書きを読んで下さい)

無音の検出時間やどれくらいの時間の無音に短縮するのか、好みで微調整して下さい。(私はデフォルトのままにしています。)

注意!

プレビュー時は、音量に注意して下さい。また、複数ファイルを同時に編集しようとしている人は、それが全部同時に再生されるので注意して下さい

前回も書きましたが、私も初めて編集した時やってしまって、大音量&20ファイル同時再生でめちゃくちゃびっくりしました…

OKを押すと無音がカットされます。波形の途切れた部分がカットされて、音声全体が短くなったら成功です。それを全トラック分くり返します。

まだこの状態では保存はされていませんので、次は変更したファイルを書き出して保存する操作をしましょう。

私はいつも複数ファイルを一気に編集するので、プレビューはせず(全部再生されて何がなんやら分からなくなるので)、すぐにファイルの書き出し(保存のことです)をしてから音源の確認をしています。

速度を変更したファイルの保存

あとは、前回と同じです。Lame_enc.dllを前回に設定した人はもう公式サイトからダウンロードしたりすることなしに、ファイルの書き出し(保存)が始まるはずです。

形式はMP3を選ぶのを忘れないようにして下さい。

注意!

元ファイルに上書き保存しないように気をつけて下さい!

前回の記事を見ていない人も、やることが前回と同じなので、以下、前回の記事の内容を引用します。

画面左上のメニューの「ファイル→Export→オーディオの書き出し(複数の音源ファイルを読み込んだ人は複数ファイルの書き出し)」をクリックすると

「オーディオの書き出し」というウィンドウが出てくるので、ファイル名とファイルの種類(ここではMP3ファイルを選択しました)、ファイルの保存先を選んで保存をクリック。

「1.25heidi」のようなわかりやすいフォルダを作ってそこに入れていくのがおすすめです。

また、複数ファイルを一気に編集している人は、ここで「複数ファイルの書き出し」にしないと全部のファイルを1つのファイルにまとめて書き出すことになってしまいますので注意して下さい。

メタデータ編集の画面が出るので、編集する人は各自して下さい(一気に編集する人はアルバム名に1.25とかfastとか付け足してわかるようにするといい)

さらに、「Lameの場所を設定」という小さいウィンドウが出てきて、「lame_enc.dllがMP3を作成するために必要」と言われるので、横のブラウズではなく、その下の無料ダウンロードをクリック

そうすると公式のFAQのページがブラウザで開きます。そのページの

「How do I download and install the LAME MP3 encoder?」のところの

「See the LAME installation section」というリンクをクリック(Win、Macの確認は必ずして下さい。上がWin、下がMacです)します。

今回はWinなので、「Lame v3.xxxxx~.exe」(バージョンは変わっているかもしれないのでxxとしました)をダウンロードし、解凍します。(この時、どこに解凍したのかは覚えておいて下さい)

そして、さっきのAudacityの「Lameの場所を設定」という小さいウィンドウの「ブラウズ」を押すと、ファイルの選択ウィンドウが出てきます。

先ほど解凍したlame_enc.dllを指定し、開くを押します。そして「Lameの場所を設定」という小さいウィンドウでもOKを押します。

そうしたらファイルの書き出しが始まるので待ちます。

引用元:【Audacityの使い方】英語リスニング勉強用1.25倍速の音声教材を無料で作る方法

ファイルの保存先に無音カットしたファイルがあるか確認し、聞いて確認してみます。問題なければこれで完了です。

最後に

どうでしたか?前回の1.25倍速への加工と無音カットの両方を行うと、元の音源と比べてかなり短い時間のファイルになります。

少し速いスピードの英語を聴きつつほどよい負荷をかけながら、余分な無音をカットすることでサクサクと聴いていけます。オリジナルファイルをずっと流しているよりも、かなり効率の良いリスニングの勉強になると思います。PCがあれば無料で出来ますし、これは利用しない手はないですよね。

また、英語のリスニング上達にはシャドーイングなども効果的なので、普段の英語学習に取り入れてみましょう。

関連記事:【VOA Learning English】シャドーイングのやり方とおすすめ教材【英語リスニング・スピーキング】

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