苦手な人が多い文法用語の意味を解説2!「人称、人称代名詞、主格、目的格、所有格」編【英語初心者向け】

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意外と苦手な人が多い文法用語をピックアップし、その意味を説明するシリーズの2回目です。今回は「人称と人称代名詞、主格、所有格、目的格」について説明していきます。

例えば、みなさんは「3人称単数」や「目的格の関係代名詞」と言われて意味が分かりますか?

「関係代名詞は知ってるけど、目的格って言われてもよく分からないんだよね」という人も少なくないのではないでしょうか。

今回の記事を読めば、スッキリと理解出来ると思います。それではみていきましょう。

一億人の英文法と従来の文法書の文法用語を比較!最低限覚える必要がある英文法用語はこれ!」という記事で「最低限知っておいた方がいい英文法用語」を紹介していますので参考にして下さい。
目次

文法用語 「人称」「人称代名詞」の種類と意味

勉強道具と眼鏡

人称はすでに理解されている人も多いかもしれませんが、念のために軽くですが説明しておきますね。特に3人称単数が何なのかというのが分からない人はしっかりと理解しておきましょう。

人称

人称とは「私」「あなた」と「それ以外」を区別するための名詞や代名詞の形のことをいいます。それぞれ

  • 1人称:私
  • 2人称:あなた
  • 3人称:それ(私、あなた)以外

の3種類があります。それぞれ、単数、複数があり、英語の勉強で頻繁に目にする3人称単数などもこのうちの1つです。

そして、1人称、2人称、3人称を表す代名詞のことを人称代名詞といいます。Iとかheとかのことですね。そして、後ほど説明する、格により形が変化します。

1人称は、「I」や「we」などの、「私」が入っているものです。

2人称は、「you」のような「あなた」が入っているものです。

3人称は、よく出てくる「3人称単数」でみてみましょう。これは

「私でもないしあなたでもないもので、単数の名詞や代名詞」ということですね。

例えば、

  • he (彼)
  • Tom(人名)
  • it (それ)
  • the car(その車)

などです。これらは「私でもない、あなたでもない、単数の名詞や代名詞」ですよね。もちろん他にもたくさんあります。

それでは次は「格」をみていきましょう。

文法用語 「主格、所有格、目的格」の種類と意味

メガネと筆記用具

次は「格」の説明です。人称は分かるけど、「~格」というのが出てくると途端に分からなくなる人も多いですよね。

格には

  • 主格
  • 所有格
  • 目的格

この3つがあります。この用語をいちど理解すれば、今まで何となく流してきた「主格の関係代名詞」などの意味もしっかりと分かるようになりますよ。

それでは、1つずつみていきましょう。

主格

主格は「主語の働きをする形」のことです。例えば、

I am Tom.

この時の「I」が主格です。

所有格

所有格は「~のA」という時の~の形のことです。例えば、

私の車 → my car

このようなときの「私の」の部分「my」を所有格といいます。

目的格

目的格は「動詞や前置詞の目的語の働きをする形」のことです。例えば、

He gave me a present yesterday.

この文の目的語になっている「me」が目的格ということになります。

まとめ

簡単に言うと

格の種類のまとめ

  • 主格:主語になる時に使う形
  • 所有格:「~の」の時に使う形
  • 目的格:目的語になる時に使う形

ということです。

1人称、2人称、3人称、そしてそれらの単数、複数、そして「~のもの」という所有代名詞を加えた表がどの文法書にも載っていると思います。(I my me mineとかのアレです)

あの表の主格や目的格の意味もこれで分かりましたね。もし、あの表をまだ覚えていない場合、覚えてしまった方が良いと思います。itとかtheyのところで覚え間違いが多いので注意して下さい。

「主語」や「目的語」の意味さえ分かっていれば何てことないですよね。しかし、こういう用語でさえ、特に意味を考えることなくスルーしてきた場合、分からないとなってしまいます。

そうすると、文法書などの説明をしっかりと理解するのが難しくなったり、分からないので適当に説明を読み飛ばしてしまったりしてしまいます。

いちど説明を読んでおけば何てことのない用語ですので、もし今まで避けてきた人は、ぜひここで理解して覚えてしまって下さい。

最後に

今回は、「人称」と「格」について説明してきましたが、どうでしたか。

今までは「目的格の関係代名詞」など言われても「??どういう関係代名詞のこと?」となっていた人もたくさんいるかと思います。

しかし、「~格」の意味さえ分かれば、それだけでもう「主格の関係代名詞」や「目的格の関係代名詞」などがどういうものか分かったという人も出てくるのではないでしょうか。

もちろん、それぞれ「関係詞節中で主語の働きをする関係代名詞」「関係詞節中で目的語の働きをする関係代名詞」ということです。

ちなみに、みなさんはもう「節」は前回の

【英語初心者向け】意外と苦手な人が多い文法用語の意味を解説!「形容詞、副詞、句、節」編

という記事で理解していると思いますので、特に問題ないですよね。(「関係詞が何か」は関係詞の項目を勉強する時に出てきますのでご心配なく)

文法用語には慣れてきたでしょうか?「文法用語」は英語を勉強するのにとても便利なツールですので、これを利用しない手はありません。これから少しずつマスターしていきましょう。

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