【英語】長文を読むのが苦痛な人におすすめの勉強法&克服法【多読】

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英語長文読解の勉強や洋書多読などで「さあ読み始めよう!」という時、大量の英文が視界に入ってくると「うっ…」となって読む気が失せたり、ページの半分くらい読んで力尽きたりした経験がある人は多いと思います。

今回は、「英語の長文を読むのが苦痛な人」におすすめの勉強法&克服法を紹介します。

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目次

英語で長文を読むことが苦痛&抵抗がある原因は?

英語の文章を読むことは母語である日本語の文章を読む時よりもかなりストレスを感じる人も多いと思いますが、その原因を考えてみましょう。

単に英語の語彙や英文法の基礎が足りてないことが原因で「そもそも英文が読めないから苦痛」という人は、まず英語の基礎を固めて下さい。長文の前に短文を読めるようになりましょう。

関連記事:【英語が全くできない人へ】 高校・大学受験・TOEIC・英検など、全ては中学英語から!【中高生・社会人】

英文のレベル設定の問題

今までの学校の英語の授業や高校受験・大学受験、TOEICや英検などの資格試験などの英語学習を思い出してみて下さい。

これらで扱う英文って「その時の自分の実力でギリギリ読めるレベル前後の英文」ということがほとんどではありませんでしたか?これが「英文を読むのは大変、面倒、苦痛」と感じる原因の1つだと思います。

学校の授業や受験勉強などでは、常に新しい英単語や表現、英文法などを学んでそれを積み重ねていきます。英文が常に「ちょっと頑張って読むレベル」に設定されていると言っていいでしょう。

例えば、高校3年生の時に、中学生でも楽に読めるような英語で書かれた文章をペーパーバック数冊分読んだりした経験のある人はあまりいないのではないでしょうか。

自分がギリギリ読めるか読めないかくらいのレベルの英文を、考えながらジリジリと読み進めていくような英文の読み方に慣れてしまっているので、たくさんの英文を読むことに抵抗を感じてしまうのではないでしょうか。

もちろん、自分の読めるレベル前後の英文をよく考えて読む練習をして、読める英文のレベルを上げていくというのも大切なことです。バランスの問題ですね。

関連記事:英語初心者から出来る、全ての英語学習者に軸にしてほしい「4技能をバランスよく伸ばせるおすすめの英語・英会話勉強法」など

英文量(読書量)の圧倒的な不足

そして、日本人は小学校、中学校や高校、大学でずっと英語を勉強しますが、英文に接する量自体も圧倒的に少ないです。そのため、「大量の英文を読むのに慣れていない」んです。大学受験では1000語をちょっと超えたくらいの英文が「超長文」と言われるほどですからね。

1000語…洋書(ペーパーバック)で言うとたったの3~4ページ分です。

まずは英語を読むこと自体の抵抗を減らしていく

この「英語を読むことに慣れていない、抵抗がある、苦痛を感じる」という状態は、将来洋書や英字新聞を楽しみたいという人なら絶対に克服する必要があります。古本屋の洋書コーナーへ行けば分かりますが、最初の数ページだけ読んで力尽きたと思われる本がたくさん並んでいます。(語彙の問題で読めないから挫折したというケースもかなり多いと思いますが)

母語ではない英語を、母語である日本語の文章を読むのとほぼ同じレベルまで抵抗をなくすのはかなり難しいと思います。しかし、「英語を読むのが苦痛」というレベルから脱出して「英語を読むのは別に普通、嫌じゃないよ」くらいまでは誰でも持っていくことが出来ると思います。

では、どうすれば英語を読むことへの抵抗を減らすことが出来るのか。

【英語多読】簡単な英文をたくさん読む

本屋で売ってる対訳本や、語彙制限本(graded readersなど)、中学レベルの英語で書かれた洋書やサイトなどの英文をとにかくたくさん読みましょう。中学生や高校生なら今までに使った参考書や教科書などの長文を使っても良いです(気が乗らなければ無理に使う必要はありません)。

とにかく大切なポイントは「自分からみて、めちゃくちゃ簡単だなと思う英文をたくさん読む」ことです。これをある程度の期間続けると、少しずつ英文を読むこと自体への抵抗は減ってきますし、「めちゃくちゃ簡単だな」と感じる英文のレベルもどんどん上がっていきます。

これはいわゆる「英語多読」という勉強法です。

  • 読解スピードが上がる
  • 英単語・英熟語・英文法の定着
  • 英文を読むことへの抵抗が減っていく

などなど、他にもいろんな効果が期待できるおすすめの英語勉強法です。

ちなみに、語彙制限本とは、

のような、使われている英語のレベルが学習者向けに調整されている本のことです。語彙制限本はたくさん出ていますし、意外と内容も面白い本が多いのでおすすめです(微妙なのも結構ありますが…)。無理に興味のない洋書の絵本に手を出すよりは、こういう語彙制限本の低いレベル設定がされている作品を選ぶのもアリですね。

関連記事:【英語多読】中学レベルで読めるGraded Readers(語彙制限本)と洋書の児童書のおすすめを紹介します

英文を読むことの苦痛が減ってきたら完全に習慣化する

ある程度英語を読むことへの抵抗がなくなってきたら、そのまま完全に英語での読書を習慣化してしまいましょう。例えば、

  • 毎日朝起きて家を出る前に必ず英語のサイトで趣味の話題やニュースを読む
  • 毎月ペーパーバックを○冊読むと目標を決める
  • 週刊・月刊の雑誌や英字新聞を定期購読する

何でもいいです。読んだことのある英文でも良いですし、新しくいろんな英文を手当り次第読み漁ってもいいです。とにかく毎日英文を読むことを習慣化してしまいましょう。英文を読むことを当たり前のことになればこっちのものですね。

英文のレベル設定にだけは気をつけて下さい。個人的には、この後紹介する英語学習者向けの週刊の英字新聞などがおすすめです。

The Japan Times Alphaがおすすめ【週刊英字新聞】

英語を読むことの習慣化&継続のために「英語学習者向けの週刊の英字新聞」を読むのもおすすめです。

  • 適度なレベル設定
  • 英語多読初心者でも取り組める英文量
  • 毎週送られてくることによる習慣化のしやすさ

おすすめする理由は他にも色々ありますが、簡単に言うとこんなところでしょうか。具体的には『The Japan Times Alpha』をおすすめします。こちらの記事でかなり詳しく紹介しています。

関連記事:「英字新聞 多読初心者にもおすすめ!週刊 The Japan Times ST ( Alpha )を購読して英語力アップ!なぜおすすめなのか徹底的に紹介!

英語多読 洋書(ペーパーバック)最初の1冊におすすめの本は?

簡単な英語で書かれたものをたくさん読む「英語多読」をすれば良さそうなのは分かったけど、どういうのを読めばいいの?何かおすすめはないの?という人はこちらの記事をどうぞ。

関連記事:【英語多読】初心者におすすめの洋書最初の1冊は?洋書の選び方のポイントは?効果は?【難易度】

ネットで読めるものはこちらで紹介しています。

関連記事:英語初心者でも多読学習などに使える、無料のおすすめ英語ニュースサイトなど4選!

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