「公式 TOEIC Listening & Reading 問題集(TOEIC公式問題集)」スコアアップに効果的なおすすめの使い方、勉強法!

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前回の記事「TOEICのスコアアップには「TOEICテスト公式問題集」で対策するのがおすすめ!」では『公式 TOEIC Listening & Reading 問題集(TOEIC公式問題集)』の特徴などについて紹介してきました。

今回は、このTOEIC公式問題集の具体的な使い方などを紹介します。この問題集を最大限に利用してTOEICのスコアアップにつなげていきましょう!

目次

公式 TOEIC Listening & Reading 問題集(TOEIC公式問題集)を解き始める前に

高校基礎レベルの英単語、英文法語法などをひと通り勉強しておく

前回の公式問題集の紹介記事でも触れましたが、この問題集に取り組むためには高校基礎レベルの英語力はほしいですね。中学英語があやふやというレベルでは、かえって遠回りになってしまいますので。

何をやってその基礎を身につけるかは、こちらの記事で詳しく説明していますので参考にして下さい。

【英語初心者必読】まず最初に勉強するべき必須の勉強3つ【必修基本セット】

TOEICの問題の形式や解き方を確認しておく

TOEIC各パートの問題形式の確認

公式問題集を買ってきたら、いきなりTEST1の模試を始める人もいますが、TOEIC公式問題集に初めて取り組む方は、一度各パートの問題の形式などを確認しておきましょう。

まず、TOEIC公式問題集の最初の「サンプル問題」の部分を読み、各パートのディレクション、問題の形式、どんな問題文、設問文、選択肢が出るかなどを確認します。

各英文や選択肢などが分からない場合、日本語訳も付いていますので、ここでしっかりと把握しておきましょう。

もし、この段階で「書いてる英語がさっぱり分からない」という場合は必要な英語の基礎力が不足しているかもしれません。

TOEICの問題の解き方や戦略など

公式問題集を解き始める前か1つ目の模試を試しに解いた後に、TOEICを受ける上で気をつけておきたい解き方や考え方などの準備をしておくといいでしょう。

TOEICの解き方や戦略などについて何も考えずに解くと、本番で自分の英語力をしっかりとスコアに反映させることが出来ないかもしれません。練習段階でもこれを意識して準備をしましょう。

TOEIC公式問題集のおすすめの使い方、勉強法

英字新聞

ここから具体的な勉強法・復習のやり方などを紹介します。

結構細かいのでこのページをブックマークしておくか、メモに取るなどして勉強中いつでも見られるようにしておくと良いかもしれません。

リスニングパートの勉強方法

TOEIC公式問題集リスニングパートの勉強の仕方

  1. 問題を解く(パートごと、またはリスニングパート全て通して)
  2. 答え合わせをする
  3. スクリプトとその日本語訳を読んでどんな英文、問題だったのか理解する
  4. 問題の解説を読む
  5. スクリプトを見ながら音声を聞く
  6. 聞き取れなかったところで音声を止めて、フリクションペンでスクリプトに線を引く
  7. ペンでチェックした部分の音声をスクリプトを見ながら、個別に何度も聞く
  8. 完全に聞き取れるようになったら線を消す
  9. スクリプトの線が全部消えたら、また最初から音声全体を聞いてみる

これを繰り返します。

7の段階では、スクリプトを見ながら音声に合わせて一緒に音読するのもいいでしょう。聞き取れなかった原因も確認するようにして下さい。(単語を知らなかった、音の同化などに気づけなかった、など)

上の作業を根気よく繰り返すと、必ず聞き取れるようになりますので、根気よく続けましょう。分からないものを、分からないままずっと聞いていても効果は薄いです。

リスニングパート全てをこの方法でしっかりやると、かなり時間がかかると思います。しかし、それをやり遂げた後の実力アップもかなりのものだと思います。

ひと通り終わったらリスニングパート全てを通してもう一度解いてみて下さい。

また、リスニングの勉強を効率的にするためには、英語の発音や音の変化について勉強することが大切です。

英語の発音・音の変化については「【大学受験英語】発音・リスニング対策におすすめの参考書【2018年決定版】」こちらの記事で紹介しています。

大学受験と書いていますが、TOEICでも英検でもおすすめの発音の参考書などは同じですので参考にして下さい。

関連記事:TOEIC・英検などのリスニング 試験会場の英語が聞き取りにくい問題への対策

リーディングパートの勉強方法

TOEIC公式問題集リーディングパートの勉強の仕方

  1. 時間をはかって問題を解く(パートごと、またはリーディングパート全て通して)
  2. 答え合わせをし、カンで正解した問題と間違えた問題にフリクションペンでチェックをする
  3. 解いた全ての問題の解説、問題の英文と日本語訳を読む
  4. 解説を読んでも分からない単語、文法・語法などがあれば、総合英語や辞書で調べる
  5. チェックした問題をもう一度解く(正解してもチェックは消さない)
  6. 次の単元に進んで、1~6をくり返す。終わったら2周目へ。

2周目は

  • パート5は「1周目にカンで正解した問題、ミスした問題のみ」解く
  • パート6、パート7は、「設問の全てを正解した問題を除いて全て」解く
  • 正解した問題はフリクションペンのチェックを消す

この3つの条件以外は1周目と同じです。2周目が終わったら同じように3周目以降に入りましょう。

そして、3周目あたりから、解説や語注の中に覚えていない単語などがある場合、ルーズリーフや小型ノートなどにメモるようにして下さい。

1周目や2周目くらいでそれをやると、メモを取る単語などが膨大になってしまうかもしれないので注意して下さい。

ある程度内容が身についてきたと思った段階で、全パート通してもう一度時間をはかって解きましょう。この時、答えの番号を覚えていても、しっかりと解答根拠を考えたり、根拠となる問題文の箇所を探して下さい。

自分のマークした解答と、答えの解答が一致してれば何でも良いというわけではありません。わざわざ私が言わずとも、そんな勉強をしても意味がないというのは分かるかと思いますが一応…。

分からない英文法などが出てきた時に調べるのにおすすめの総合英語(文法書)は「高校英文法の参考書は「アトラス総合英語」がおすすめ!瞬間英作文用の教材・例文集としても最適です」こちらの記事で詳しく紹介していますので、参考にして下さい。

TOEIC公式問題集の効率的な復習のやり方

リーディングパートの復習

まず、全ての英文、設問文、選択肢は全て理解するようにしましょう。日本語訳がありますので、それを活用して下さい。疑問点があれば辞書や文法書でも調べます。

英文を全部理解した後は、その理解した状態の英文を何度も何度も読み込んで下さい。音読をしても良いでしょう。とにかく、「自分の分かっている英文を大量に、何度も」読んで下さい。

これが英文を読むスピードアップに繋がりますし、単語や文法、TOEICによく出る表現の定着にも繋がります。

リーディングの復習は、自分が正解出来た問題の英文も含めて全てを復習して下さい。

学校の英語の試験や高校・大学入試などと比べると読む英文の量が増えますので、たくさんの英文を読むことに慣れておくことも大切です。TOEICの公式問題集の英文を読み込むことに加え、自分のレベルにあったGraded Readers(語彙制限本)や洋書などを多読することも効果的です。

関連記事:【英語多読】おすすめの洋書・児童書、定番シリーズを含む面白い本を10選!

リスニングパートの音声を1.25倍速で聞く

ノーマルスピードがしっかりと聞けるようになったら、次は、CDよりも少し速いスピードの音声で復習するのをおすすめします。

公式問題集のCD音声を1.25倍くらいの速さに加工したり、再生スピードを変えるアプリなどで聞いて復習しましょう。速い音声に慣れておくと、TOEIC本番の音声が少しゆっくりに聞こえて余裕が持てます。

また、TOEICよりも速いスピードで話されることが多い、英語のニュースなどに対応するための橋渡しトレーニングにもなります。

1.25倍速の音源は、PCを使って自分で加工するか、再生スピードを変えられるアプリを使いましょう。私はいつも音源を加工しています。そのやり方は以下の記事を参考にして下さい。

【Audacityの使い方】英語リスニング勉強用1.25倍速の音声教材を無料で作る方法

TOEIC公式問題集を解く時の注意

各パートの問題文、設問文、選択肢の英語は全部読む

問題文を読まず、問題文や選択肢で使われている単語と同じ単語を探して、その周辺だけを読んで適当に答える人がいますが、あんまり意味がないのでやめた方がいいと思います。

ちゃんと実力が付いてくれば、全部読んでも解き終わりますので、練習の段階からしっかりと読んでいきましょう。(もちろん、大事そうなところと、そうでなさそうなところの強弱をつけて読むというのはアリです)

分からない問題が多かったり、時間が足りなくても諦めない

900~満点を取るような人も一緒に受ける試験ですので、ある程度難しい問題や、英文の量を読ませるものになっています。

初心者~中級者の人にとっては、難しいと思う問題がたくさんあったり、時間が全然足りなくて10問以上解けずにタイムアップになってしまったということがあっても普通です。

しっかりと勉強を続けていけば解けるようになってきますし、時間内に終わるようにもなるので頑張っていきましょう。

公式問題集の復習は絶対にする

「1回解いて、答え合わせして、解説を読んで終わり」という人もいますが、もともと満点近くのスコアを取れるような英語力のある上級者以外はしっかりと復習をしましょう。

分からない単語や文法・語法などに出会ったら、必ず復習して覚えてしまいましょう。何度やっても覚えられないものは、ルーズリーフや小型ノートにメモしておき、こまめに見直すのがおすすめです。

リスニングでも、聞き取れなかったものを聞き取れるように、スクリプトを使って何度も復習して下さい。

また、パート7などの復習はかなり時間がかかりますので、仕上げるのを焦らないようにしましょう。毎日無理のない量でいいので、何度も何度も復習して下さい。

TOEIC公式問題集の勉強がひと通り終わったら?

  • 現行形式のTOEICテストの公式問題集でやっていないものがあればそれに取り組む
  • 苦手なパート、分野があれば、それに特化したTOEICの参考書を検討してみる

独学はやっぱり難しいと感じた人は、「スタディサプリ」などの利用を考えてみるのも良いでしょう。スクールに通うより安いですし、自分のペースで勉強出来ます。

TOEICテスト本番はいつ受けるの?

問題の形式と解き方を把握して公式問題集の1回目の模試が終わったら、その後は好きなだけ受けて下さい。
どのくらいのペースで受けるかは自由ですが、個人的なおすすめは2~3ヶ月に1回くらいかなと。

人によって、勉強時間がどれくらい取れるかは違うと思います。

時間がなくてほとんど勉強してないのに毎月受けてもあまり意味はありませんし、逆に暇なのでたくさん勉強出来る人なら毎月受けてもいいでしょう。

マーク運などで、スコアの上下はありますので、急いでいる場合や期限が決まっている場合は、数撃って一番良いスコアを採用するという戦略もアリですが…

最後に

TOEICの公式問題集の使い方などについて紹介してきましたが、どうでしたか?TOEICのスコアを効率よく上げていくには公式問題集の活用がほぼ必須ではないかと思います。

まだ、取り組んでいなかった人や、1度解いただけでほったらかしにしてしまっている人は、これを機にこの公式問題集を何度も何度も解いて復習して使い倒しましょう。

きっとスコアアップにつながると思います。

前回の記事はこちらです。興味がある方は合わせて読んでみて下さい。

TOEICのスコアアップには「TOEICテスト公式問題集」で対策するのがおすすめ!

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