今回は
- 高校入試が終わってから高校入学前に何か準備しておきたい
- 他の子と差をつけたい
- 高校の勉強でスタートダッシュを決めたい
という人に向けて、高校受験を終え中学卒業&高校入学を控えた中学生におすすめの英語の勉強を紹介します。
関連記事：洋書初心者がペーパーバックを読めるようになる方法・中学英語からの最短ルート【英語多読】
高校入学前にやっておきたい英語の勉強は？
- 英語の発音学習
- 中学レベルの英語の総復習&使えるようにする
- 高校レベルの英文法の先取り
高校入学前にやっておきたい英語の勉強は、上記の3つです。ここから1つずつ説明をしていきます。
英語の発音学習
小学生中学生の頃から「英語の発音についてしっかり学習した」「英語の発音の練習を頑張って毎日していた」という人は少ないのではないでしょうか。
英語のテストにもほとんど出ないし、何となく適当にカタカナで発音していた。人によってはローマ字読みが混じっているなんてこともあると思います。発音記号なんて読めませんという人も多いでしょう。
学校や塾の先生なども、よほど熱心な方でないと日頃から発音チェック&指導はしっかりとしていないのではないかと思います。授業時間数とカリキュラムの関係でそこまで手が回らないというのもあるでしょう。
比較的時間とやる気がある、高校入学前にひと通りの英語の発音を学習をしておくことがおすすめです。ほんと今のうちにやっておくことをおすすめしますよ。早ければ早いほどいいです。
英語の発音は周りと差をつけやすい分野
英語学習の初期からしっかりと英語の発音を勉強している人はあまり多くありません。これは言い換えると、「英語の発音学習は、やれば確実に他の人と大きな差がつく分野」ということになります。今まで発音なんて気にしたことないという人は、この記事で紹介する本などを1つ決めてひと通りしっかり練習するだけで、めちゃくちゃ英語の発音は上手くなります。多分「学年でトップクラスに英語の発音が上手い人」になれます。英語のリーディングの授業の時に堂々と自分の英語を披露すれば「あの子何者？ペラペラじゃん…」みたいにクラスがざわつくかもしれません笑。
「いや、それっぽく発音するのはなんか恥ずかしいし…」と思っている人も結構いると思いますが、恥ずかしいのは最初だけで、ちゃんと英語が発音出来るようになってくれば変な発音してる方が恥ずかしいというか、すごく違和感を感じるようになると思います。もちろん将来英語を使えるようになりたい、英語を使う仕事に就きたいという人にとっては早くから英語の発音を正しく習得しておくことは大きなメリットになります。
15歳から英語の発音をしっかり練習し始めるのと、大学生になって留学や英語を使った仕事を意識し始めたり、社会人になってから英語をちゃんと勉強しようと一念発起した時に英語の発音の練習を始めるのとでは天と地ほどの差があります。
英語の発音学習におすすめの参考書など
高校入学を控えた中学生にはこちらの
が、定番の英語の発音テキストでおすすめです。英語初心者でも学習出来るように中学レベルの英単語をメインに母音と子音の学習が出来ます。DVDで各英語の音を発音する時の口元アップの映像と詳しい説明が見られます。
似た英語の発音の区別（LとRなど）や、発音とつづり字のルール（フォニックス）にも触れてあるので、とりあえず英語の発音の本をやってみたいという人はこちらのテキストをおすすめします。中学英単語の復習にもなるので一石二鳥です。
関連記事：『英語の発音が正しくなる本』フォニックスも発音記号の読み方も学べるおすすめ発音参考書を徹底レビュー！
その他、英語の発音や音の変化についてのおすすめ参考書などの記事も書いていますので読んでみて下さい。英語のネイティブスピーカーっぽい喋り方が出来るようになりますし、映画や海外ドラマ、英語版のアニメの聴き取りにも役立ちます。
関連記事：【発音記号・フォニックス】英語の発音が上達するおすすめ定番教材を紹介！【英語の音の変化・リスニング】
高校レベルの英文法の先取り&中学レベルの復習
大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】 (名人の授業)
のような、高校生用の英文法の基礎が書いてある参考書を春休みのうちに読んでしまいましょう。
「大学受験用の英語の参考書なんて早いんじゃ…」と感じるかもしれませんが、この『大岩のいちばんはじめの英文法』は中学レベルの英文法から高校基礎レベルの英文法を講義形式で分かりやすく解説してくれていますので、高校入学を控えた中学生に最適。また、英語が苦手な人でも十分使えるベストセラーの超定番の英文法参考書です。
『大岩のいちばんはじめの英文法』は、高校で配られる「総合英語」といわれる分厚い英文法の本と違って、文体などがかなり読みやすくなっています。総合英語と比べるとページ数も少なく（230ページ）、レイアウトも小さい文字がビッシリ…という感じではないので、高校入学前の春休みに読むには丁度いいボリュームです。
とりあえずはこの『大岩のいちばんはじめの英文法』の内容をざっと読んで掴んでおくだけでOKです。これだけで高校英文法はかなり先取り学習が出来ますので、高校入学前の準備としては十分です。もちろん高3になってからの大学受験にも役立ちますよ。
関連記事：『大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】』のレビューと使い方！読みやすいおすすめの講義系参考書です。
中学レベルの英語を使えるようにする【瞬間英作文トレーニング】
かなり英語のやる気がある人や、英語を喋れるようになりたい人、高校在学中に留学をしてみたい人などは「中学レベルの英語を自由自在に使えるようにする」ための、「瞬間英作文」というトレーニングを始めてみましょう。
こちらは地道でかなり大変だと思いますが、中学レベルを自在に操れるようになればこれからの英語学習がかなりはかどります。瞬間英作文については他に記事を書いています。
関連記事：瞬間英作文とは？英会話の勉強に効果があるおすすめ勉強法！その教材と使い方
使用する教材は、中学校や塾などで使っていた教科書や高校受験用の参考書の例文などでOKです。
「モチベーションを上げるため、テキストは新たに用意したい」という人は
英語のスピーキングが驚くほど上達する NOBU式トレーニング【MP3 CD付】
がおすすめです。中学1年～3年レベルの英語を自由に使えるようにするトレーニングができます。著者は日本人ですがアメリカのニュージャージー州出身の完全なバイリンガルの先生で、本に載っている英文も実際によく使うものばかりが載っているので安心して取り組んで下さい。
最後に
中学校を卒業して、これから始まる高校生活に良いスタートダッシュを決められるよう、高校入学前の春休みにこの記事で紹介した英語の勉強のどれか1つでも良いのでやってみて下さい。高校生になる前の準備として丁度いいですし、きっとこれからの高校生活の役に立ってくれると思います。
関連記事：英語初心者から出来る、全ての英語学習者に軸にしてほしい「4技能をバランスよく伸ばせるおすすめの英語・英会話勉強法」など
洋書（英語で書かれた本）を読むことに興味がある人はこちらの記事をどうぞ。
関連記事：【英語多読】中学レベルで読めるGraded Readers（語彙制限本）と洋書の児童書のおすすめを紹介します