洋書初心者がペーパーバックを読めるようになる方法・中学英語からの最短ルート【英語多読】

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「洋書・ペーパーバックや英字新聞を読めるようになりたいけど、どう英語を勉強していけばいいのか分からない」

「読みやすいと評判のペーパーバックを買ってみたけど全く読めない…」

という洋書初心者のために、中学レベルの英語から始めて一般向けの洋書が読めるようになるまでの、私が考える効率的&最短のルートを紹介します。この記事で紹介するルートで地道にやれば読めるようになりますよ。

関連記事:日本人が洋書を読めない主な理由と、読めるようになるのに必要なこと

洋書・ペーパーバックを読めるようになる最短の英語学習ルート

  1. 英語の発音記号・音の変化の確認
  2. 中学レベルの英単語・英熟語・英文法
  3. 中学レベルの英語多読開始
  4. 高校レベルの英単語・英熟語・英文法
  5. 高校レベルの英語多読開始
  6. ハイレベル英単語の暗記開始
  7. 英語多読のレベルを少しずつ上げていく
  8. ハイレベル英単語集完了&洋書(ペーパーバック)デビュー

大まかな流れを最初に説明しますと、こんな感じになります。

「いやいや、すごく時間がかかりそうなんですけど?」という声が聞こえてきそうですが、「中学英語レベルだった私ですが、1ヶ月○○をやるとネイティブの大人向けの洋書がスラスラ読めるようになりました!」みたいなうまい話はありませんので仕方ありません。英語は地道に学習していくのが一番の近道なのです……

ここから、ひとつずつ詳しく説明していきます。

2の「中学レベルの英単語・英熟語・英文法」は、抜けがなく本当に大丈夫な人は飛ばしてもかまいません。「中学レベルの多読」は必ずやって下さい。

「英語で書かれた参考書で英語を勉強したい」という人はこちらの記事も参考にしてください。

関連記事:【英語で英語を学ぶ】英語で書かれた英語の参考書(英単語・英文法書など)を紹介します【洋書】

英語の発音記号・音の変化の確認

まずは英語の発音について少し学習しておきましょう。

「英語の本読むのに発音なんてやらなくていいんじゃ?」と思う方もいるかもしれません。

しかし、英単語を覚えたり英文を読んだりする時に、何て発音すればいいか分からないと困りますし、効率も悪いです。せめて最初にこれから紹介するサイトでサッと「発音記号」と「英語の音の変化」を確認するくらいはしておいて損はありません。

英語の発音記号一覧

英語の発音記号は旺文社のリスニングアプリ「英語の友」のサイト上の「発音記号の読み方と覚え方」です。発音記号一覧とその発音の仕方を音声付きで簡潔に紹介されています。

他には、東京大学教養学部英語部会が作成した発音学習サイト「英語の発音と発音記号」もおすすめです。

英語の音の変化

同じく「英語の友」のサイト上の「リスニングの基本:英語の音声変化と聞き取り法」で英語の音の変化が学べます。

もう少ししっかりと英語の発音についてやっておきたい人はこちらの記事を参考にして下さい。

関連記事:【発音記号・フォニックス】英語の発音が上達するおすすめ定番教材を紹介!【英語の音の変化・リスニング】

洋書を読むための中学レベルの英語

中学レベルの英単語・英熟語(イディオム)『中学版システム英単語』

中学レベルの英単語・英熟語は『中学版システム英単語』1択です。英文法も含め、中学で扱う必要なものはこの1冊で全て覚えられます。

関連記事:『中学版 システム英単語』のレビューと使い方!中学英語が1冊で学べるおすすめ単語集です。【シス単】

中学レベルの英文法『中学の英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく』

中学レベルの英文法は『中学の英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく』で勉強して下さい。かなり分かりやすく&取り組みやすく作られていますし、著者の解説動画がYouTubeにあります。

中学レベルの英文法で抜けがあったりすると致命的なので、甘くみずひと通り確認して下さい。

関連記事:『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。』をレビュー!中学レベルの英文法参考書はこれ1択。瞬間英作文用の教材としてもおすすめです。

英文法がある程度出来ている自信のある人は、ここは飛ばしてもかまいません。次の高校レベルの英文法で使う参考書でも中学レベルの復習が出来ますので。

中学レベルの英語で読める洋書・Graded Readers の多読開始

中学レベルの英語を学習した時点で、もうレベルを間違えなければ英語で書かれた本は読めます。英語学習者用に作られたGraded Readers(語彙制限本)や簡単な洋書の児童書を選んでたくさん読みます。普通の大人向けペーパーバックはまだ無理です。

自分が「簡単だな」と感じる本を多読することで大量の英文を読むことへの抵抗をなくし、洋書をスラスラ読む感覚を育てていきます。覚えた英語の語彙や文法の定着させたりする効果もあります。

Graded Readersは中学英文法の学習が全て終わっていなくても読み始めることができます。中学英文法の中でどの単元が省かれているかは各出版社のGRによって違いますので、詳しくはこちらの記事で確認してください。

関連記事:【英語多読】中学レベルで読めるGraded Readers(語彙制限本)と洋書の児童書のおすすめを紹介します

どういう基準で英語多読で読む本を選べばいいかはこちらの記事で詳しく紹介しています。

関連記事:【英語多読】 効果なし?NGな洋書多読の方法と、Graded Readers・洋書のおすすめの選び方

 

ここからは、下で紹介する高校レベルの英語を勉強しながら、中学レベルの英語で書かれた本の多読を同時進行で行います。

洋書を読むための高校レベルの英語

高校レベルの英単語・英熟語(イディオム)『Duo3.0』

高校レベル~9000語レベルの英単語・英熟語は『Duo3.0』1択です。派生語などを含め9000語レベルまで自分の英語の語彙力を引き上げてくれます。今のところ、これより良く出来た9000語レベルまで扱っている英単語集はありません。

関連記事:【英単語集】『Duo3.0』のレビューと使い方!9000語レベルまではこれ1択!おすすめの単語集です。

他には、大学受験で定番の英単語集『システム英単語』もおすすめです。大学受験の時使ったものが手元にある人はこちらでも良いでしょう。

関連記事:「システム英単語(シス単)」大学受験英語はもちろん、TOEIC対策や英語多読の基礎固めにもおすすめの英単語集の特徴、覚え方!

高校レベルの英文法『大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】』

高校レベルの英文法は『大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】』がおすすめです。

『大岩』は講義調の本で、中学レベルから高校レベルの英文法で必須の項目が分かりやすく学べます。サクサク読み進められると思うので、ある程度短期間(1週間~10日くらい)で1冊ざっと読み終えて、基礎英文法の全体像を掴むようにして下さい。各講のチェック問題は飛ばしてかまいません(もちろんやってもいいですよ)。

他に英文法問題集なども特に不要ですが、この『大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】』だけはしっかりと読んで理解しましょう。

関連記事:『大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】』のレビューと使い方!読みやすいおすすめの講義系参考書です。

また、「話法」の単元などは載っていないので、総合英語などでも確認しておきましょう。このサイトでも解説記事を書いています。

関連記事:英語の話法とは?直接話法・間接話法・描出話法の基本について分かりやすく解説!【英文法の苦手を克服】

総合英語・英文法書

英文法の分からないところや、『大岩』に載っていないことを調べたりして補強するために、総合英語か英文法書を1冊用意しておくとなお良し。

関連記事:【英文法】総合英語はどれがおすすめなのか?『総合英語Evergreen』『ジーニアス総合英語』『アトラス総合英語』

中学レベルまでで読める洋書の多読は継続して下さい。英語をたくさん読みながら、高校レベルの英語の勉強をして読める英文のレベルを引き上げます。

英語で書かれた英語の参考書類・英英辞典

中学英語が終わった辺りから、英語で書かれた英語の参考書や問題集、つまり洋書を使って英語学習が出来るようになっています。

興味のある方は「【英語で英語を学ぶ】英語で書かれた英語の参考書(英単語・英文法書など)を紹介します【洋書】」こちらの記事をどうぞ。

また、英語学習者用の英英辞典『ロングマン現代英英辞典』などの使用を検討してみるのも良いでしょう。英語に触れる量も増えますし、英和辞典や単語集の意味ではしっくりこなかったニュアンスが英英辞典で分かるということもあります。

関連記事:「3大英英辞典を徹底比較!おすすめは?どれを選べばいいの?英語の勉強の効率アップ!

Kindle版の洋書を多読する時は、Kindle版の英英辞典を一緒に使うと効果的に学習を進めることができます。調べる手間もタップするだけで簡単です。

関連記事:【英語多読】Kindleで学習英英辞典を使って英単語を調べる方法

高校レベルの英語で読める洋書・Graded Readersの多読開始

  • 『大岩』を読み、『Duo3.0』を覚え始めた
  • 中学レベルの英語多読本がスラスラと読めるようになった

この2点を満たしたら、高校基礎レベルで読める洋書の多読を始めます。このレベルの多読は特にじっくりと取り組んで下さい。「英語多読100万語」などの目標を設定している人は、ここで達成してしまいましょう。(中学レベルの英語多読の段階でもOK)

もし、英文の構造を取るのが難しいと感じることが多いなら、英文解釈の本を1冊やっておくと良いでしょう。『大学入試 肘井学の 読解のための英文法が面白いほどわかる本』などがおすすめです。

関連記事:『肘井学の 読解のための英文法が面白いほどわかる本』のレビューと使い方【おすすめの英文解釈参考書】

中学レベルのGraded Readersと同じく、高校レベルでも英文法を全て学習し終わっていない段階でも読み始められます。

関連記事:【英語多読】高校基礎レベルで読めるGraded Readers(語彙制限本)と洋書の児童書のおすすめを紹介します。100万語はここで達成!

10000語レベル以上の英単語暗記開始&高校レベルまでの洋書多読を継続

『Duo3.0』で覚えた9000語以上のレベルの英単語を覚え始めます。ここを乗り越えて10000語以上の英語の語彙力を手に入れると一般向けのペーパーバックはすぐそこです。というか読める作品がかなり増えてきます。

『Duo3.0』はだいたい覚えたという時点でもマンガの英語版などは(ジャンルにもよりますが)だいぶ楽しめるようになっているはずです。

関連記事:英語版の漫画で英語学習!おすすめの作品は?英会話表現・イディオム・句動詞を学ぶ【英語多読】

一般的な英語の小説よりもマンガを読みたいという人はハイレベル単語集よりも先にイディオム・句動詞の本を1冊やっておく方が効率が良いでしょう。

関連記事:英語の句動詞(Phrasal Verb)のおすすめ本で自然な英語を話せるようになろう【前置詞・副詞イメージ】

候補となるハイレベル英単語集を紹介します。私のおすすめは『究極の英単語Vol.4(SVL9000~12000のリストでも可)』は必ず覚えて、それにプラスして必要に応じ他の英単語集を……という感じですかね。

『究極の英単語』が終わったらもう単語集は卒業して、後で紹介する「洋書の多読で語彙を増やしていく方法」に完全にシフトするのもいいでしょう。私ならもう少し単語集やリストも使って上乗せしますが、このくらいのレベルからはもう好みの問題ですね。

『究極の英単語 Vol.4』

アルクの英単語リストSVL12000の単語集です。「9000~12000語レベル」の英単語が収録されています。最低でもここまでは覚えておくことがおすすめです。このレベルの英単語まで覚えれば、読める洋書の幅が一気に広くなります。

『究極の英単語プレミアム』シリーズ

『究極の英単語vol4』よりもレベルの高い単語集シリーズです。大学・大学院教育を受けた英語のネイティブスピーカーの知識層なら常識の難単語1000語が厳選されています。SVL12000や英検1級と被る単語も結構載っていますが、SVL12000卒業後に候補となるハイレベル単語集シリーズです。

『英検1級でる順パス単』

英検1級対策用の単語集です。SVL12000から漏れたハイレベル英単語を拾えます。特に英検1級を受ける予定のある人は、この単語集の未知語は潰しておきましょう。句動詞も載っています。

『英語を英語で理解する 英英英単語 超上級編』

日本語だけでなく、英英辞典のように英語でも語義の説明がされています。20000語レベルとありますが、実際は15000語くらいの単語も結構入っているかなと思います。

『16000語レベル 最強ボキャブラリービルディング』

英検1級の英作文・2次試験の面接対策の定番『英語で意見を論理的に述べる技術とトレーニング』の著者である植田一三先生の単語集です。かなり色々詰め込んであります。5000~20000語レベルまでの単語を扱っています。

この『16000語レベル 最強ボキャブラリービルディング』にはタイトルのとおり、普通の英単語集には載っていないような難単語がすごくたくさん載っているのですが、個人的には最後の3章(それぞれ多義語、時事英語ボキャブラリー、句動詞・イディオム)にかなりの価値があると思います。

 

多読は基本的には高校レベルまでで読めるものを継続して下さい。

関連記事:【10000語レベル以上】市販の英単語集のレベルを超える難単語を覚えるには?【15000語~20000語レベル】

Graded Readers・児童書のレベルを上げていく

ハイレベル英単語集暗記の進み具合をみつつ、多読で読む候補の本のレベルを少しずつ上げていって下さい。児童書ならティーン向けのもの(『ダレン・シャン』シリーズなど)もだいぶスラスラと読めるようになっているはずです。

関連記事:【英語多読】おすすめの洋書・児童書、定番シリーズを含む面白い本を10選!

もし読めそうなら、この時点でシドニーシェルダンの『Master of the Game』などの「読みやすいと定評のある大人向けの洋書・ペーパーバック」に手を出してもかまいませんが、パラパラと見て知らない単語が多いようならもう少し我慢して下さい。でも本当にもうあと一歩です。

 

ハイレベル英単語の暗記完了&洋書・ペーパーバックデビュー

12000語~レベルのハイレベル英単語集完了したら、読めるものがすごく増えているはずです。それに加え、ここまでしっかりと段階を踏んだ英語多読をしていれば、分厚い英語の本を読むことへの抵抗もほとんどなくなっていると思います。

いよいよ一般向けの洋書・ペーパーバックデビューです。好きな本を手にとって読んでみましょう。

ちなみに、ここまで来ると英検1級の語彙問題も普通に知ってる英単語ばかりになっているはずです。

もちろんまだまだ全く読めない本・難しい本にもたくさん出会うと思いますが、英語の多読を始めた頃とは比べ物にならないほど英語での読書が楽しめているはずです。英字新聞や洋雑誌などもかなり読めるようになっているでしょう。

Kindle Unlimited」などのサービスもフル活用出来るレベルに到達しているのでおすすめです。気になる洋書を手当り次第読んでいきましょう。

そしてここからは、「古典を読むにはもう少し複雑な英文を読めないといけない→英文解釈の本をやろう」

関連記事:英文解釈のおすすめ参考書「ポレポレ英文読解プロセス50」最小の努力で最大の効果?!

「幅広いジャンルの英文を読みたいので週刊の英字新聞を購読してみよう」

関連記事:英字新聞 多読初心者にもおすすめ!週刊 The Japan Times ST ( Alpha )を購読して英語力アップ!なぜおすすめなのか徹底的に紹介!

など、自分で必要だと思う補強をしていって下さい。

英語のイディオム・句動詞・慣用表現も覚える

イディオム(句動詞含む)・慣用表現なども多読を通してでもいいので、少しずつ増やしていきましょう。

洋書、英語版の漫画やアニメ、映画やドラマを見て「単語は簡単なのに何言ってんのかよく分からない…」という場合、ほぼこれが原因です。会話主体のものなどで知らない表現がバンバン出てくると思います。つまり、イディオム・慣用表現の数もまだ全然足りていないんですね。

関連記事:海外ドラマ・映画やアニメなどでは頻出の英会話表現だけど、学校の英語の授業や受験勉強ではあまり出てこないもの

英単語学習が一段落ついたら、出来ればイディオムもある程度のレベル(5000~6000個くらい)まで熟語集などを使って集中的に覚えてしまうのがおすすめです。これまた『Duo3.0』や大学受験以降のレベルのイディオムが載っている本がすごく少ないので、どれを使ってイディオム等を覚えるかでかなり苦労します。また他の記事で紹介する予定です。

「覚えることいっぱいだなー」と思いましたか?これは英語を不自由なく使えるようになるには仕方のないことですね……

だって知らないとどうにもならないんですから、いちいち調べずに楽しむには覚えてしまうしかないですよね?単語のイメージや語源などで多少暗記の負担軽減をしたり理解を深めたりは出来ますが、やはり最終的にはしっかり覚えてしまわないと瞬時に使えませんし理解出来ません。

英語ができる人は楽器やスポーツなどの上級者と同じで、こういった、初心者の方が途方も無いと思うようなことを地道に何年も積み重ねていることがほとんどです。

大丈夫です、ここまでで1万を超える英単語を覚えることが出来たんですから、イディオムも句動詞も地道にやればきっと覚えられます。Oxfordの学習者用イディオム・句動詞それぞれの専用辞書でもイディオムなら20000、句動詞なら7000です。英単語に比べればグッと数は減りますし、そもそもそれらの全てを覚える必要は全くありません。しかし、Oxfordの辞書を覚えるのでもそれくらいの量で済むというように、大体の天井が分かっていれば「イディオム・句動詞合わせて6000そこらくらいの量なら覚えられるかも……」と希望も出てくるのではないでしょうか。

人によって目標とする地点は違うと思いますので、自分がどのレベルを最終目標とするのかをよく考えてみましょう。

英語多読・英語学習の注意点

1つ、絶対に注意してほしいのは、「成果を焦りすぎない」ということです。特に英単語を何千語も覚えることになるので、1ヶ月や2ヶ月という短期間では普通は無理でしょう。英文を大量に読むことに慣れるのにも時間がかかります。無理のないように、年単位の計画にした方がいいかと思います。

私なら「高校レベルまでの英語を~半年くらい+英単語を15000語レベルまで増やしてペーパーバックデビューするのに1年~1年半くらい」の合計1年半~2年くらいを目安に計画します、というか相談を受けたら大体そのようにおすすめして各自調整してもらっています。

英語多読でも上手くやれば効率的に英語の語彙を増やすことが出来ます。

関連記事:英語多読での英単語の覚え方!洋書を使った効果的なボキャビル方法を紹介します。読むだけでは語彙は増えません。

リスニング力も同時に鍛えたい人は、それぞれの段階で使用した教材の英語音声を利用したり、「Audible」を利用したりして多読の時に本の読み上げを聞きながら読むと良いですよ。

最後に

だいたいこんな感じでステップアップしていけば、スムーズに普通の洋書が読めるようになるはずです。

英語に使える時間と学習のスタート地点が人によって違います。したがって、普通のペーパーバックが読めるようになるまでどれくらいの期間が必要かはまちまちだと思いますが、1年半~2年くらいを目安にするのがおすすめです。中学レベルの英語からスタートして1年以内となると、不可能ではないでしょうが相当ハードだと思います。逆に、既に高校までの基礎がしっかりと固まっている人などは比較的早く洋書を楽しめるようになるでしょう。

関連記事:英語多読を挫折しないコツ・おすすめの読み方・やり方【洋書・Kindle】

「ペーパーバック買ってきて読むのが最速じゃん」というツッコミはなしでお願いします笑。いきなりペーパーバックを買ってきて内容を十分に楽しめる人はまずいないと思いますので……

「いや、中学英語から地道にとか無理……もっと荒削りでいいから早く洋書読み始めたい場合は?」という人は「最速で洋書が読めて、英語多読を始められる簡単な方法を紹介します」こちらの記事をどうぞ。

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