英語で英語を学ぶにはどれくらいの英語力が必要?中学英語が分かればOK?

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日々がんばって英語を学習しているみなさんの中には、日本語で書かれた英語の参考書類ではなく、英語で書かれた参考書や本を使って英語を勉強したいという人も多いと思います。

では、自分の英語力がどのくらいのレベルになったらこれらのコンテンツで英語を勉強出来るようになるのでしょうか。今回はこの点について私の考えを紹介します。

目次

洋書を使った勉強や多読を始めるのは中学英語が分かるようになってから

結論から言いますと、中学英語が出来るようになったら英語で書かれた英語学習者向けの本や参考書などをメインに英語を学習していくことも可能になります。

さらに、高校英語レベルまで学習していれば教材選択の幅が一気に広がります。

さすがに中学レベルの英語もまともに読めない状態では、洋書の教材に何が書いてあるのか分からないので学習効率がかなり悪くなります。したがって、私の意見としては最低でも中学レベルまでは日本語で書かれた参考書などを使ってざっと学習しておくのがおすすめです。最初は私たちの母語である日本語を上手く活用しましょう。

「全然分からないものをひたすら読み続けていたら、いつの間にか英語が分かるようになっていた」というのはよく(宣伝や漫画アニメなどのフィクションなどで)見聞きする話だと思いますが、殆どの人には期待出来ないと思いますので注意してください。本人が「分かるようになった」と思いこんでいるだけで、実際は全くわかっていないということも多いです。

最初に中学レベルの英語を土台として学習しておくと、ある程度年齢がいった人が英語力ゼロの状態からいきなり英語で書かれた本を勉強したり、洋書を多読し始めたりするよりは効率よく英語力をアップさせていけると思います。

中学英語が出来るようになるためのおすすめの参考書は「『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。』をレビュー!中学レベルの英文法参考書はこれ1択。瞬間英作文用の教材としてもおすすめです。」こちらの記事で紹介しています。

中学英語レベルで使える英語で書かれた参考書

英英辞典『ロングマン現代英英辞典(LDOCE)』

まず、英語を学習するのに辞書は必須です。これからもたくさん調べることになると思いますので、英英辞典には英語学習の早い時期から慣れておくことを特におすすめします。

英英辞典を使うには中学レベルの英単語だけでは少し足りませんので、ロングマン現代英英辞典の定義に使われる2000語だけはしっかりと覚えておきましょう。

『ロングマン現代英英辞典(LDOCE)』に使われている定義語彙の2000語は「longmandictionariesusa.comの定義語彙の説明ページ」から見ることが出来ます。語彙リストをpdfで無料ダウンロード出来ます。知らない単語は予め辞書で調べて潰しておくとスムーズに英英辞典を使用できると思います。

関連記事:「3大英英辞典を徹底比較!おすすめは?どれを選べばいいの?英語の勉強の効率アップ!

英文法『Grammar in Use』

大定番の洋書の英文法参考書・問題集『Grammar in Use』なども中学レベルの英語が分かれば使用することが出来ます。レベル別に分かれていますので、中学レベルの復習~高校レベルの英語を英語で学んでみましょう。信頼できる英文の練習問題がたくさん載っているドリル的な立ち位置の本でもあります。

また、もし英語の解説がよく分からないという場合のために、日本語で書かれた総合英語を1冊持っておくと安心でしょう。同じ英文法単元の解説を読み比べてみると勉強になりますよ。

関連記事:【英文法】総合英語はどれがおすすめなのか?『総合英語Evergreen』『ジーニアス総合英語』『アトラス総合英語』

洋書多読・多聴

使用される英文法や語彙が制限された Graded Readers(GR)や洋書の児童書にも、中学レベルで読めるようになるものがあります。

英語の参考書以外でもたくさんの英語に触れることは英語の上達には必須ですので、興味のある本があれば片っ端から読んでいきましょう。

中学レベルで読める本は「【英語多読】中学レベルで読めるGraded Readers(語彙制限本)と洋書の児童書のおすすめを紹介します」でたくさん紹介していますので参考にしてみてください。

英語学習者向けのサイト『VOA Learning English』や、やさしい英語で書かれたwikipedia『Simple English Wikipedia』なども中学レベルから利用出来ると思います。

関連記事:【VOA Learning English】シャドーイング おすすめのやり方【英語リスニング・スピーキング】

最後に

思っていたよりも早い段階から英語で英語を学ぶことができるんだな、と感じた人も多いのではないでしょうか。

出来るだけ早く英語で書かれたものをメインに英語学習を進めていきたいと考えている人は、中学レベルの学習が終わった時点で使用教材を少しずつ洋書に切り替えてみましょう。特に英英辞典には早い時期から使い慣れておくのをおすすめしておきます。

他の記事でも英語で書かれた参考書を紹介していますので参考にしてください。

関連記事:【英語で英語を学ぶ】英語で書かれた英語の参考書(英単語・英文法書など)を紹介します【洋書】

また、私はある程度のレベルまでは日本語で書かれた参考書も上手く利用した方が効率が良いと考えていますので、無理に英語で書かれたものだけに固執せず色々な教材で英語を学習することをおすすめします。母語である日本語を上手く利用しましょう。

関連記事:【英語初心者必読】まず最初に勉強するべき必須の勉強3つ【必修基本セット】

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