今回は、「中学レベルの英単語を覚えたら次は何をやればいいの？」という疑問を持っている人に向けて、私のおすすめの英語の語彙強化プランを3つ紹介します。自分に合いそうな勉強法があれば是非やってみてください。
中学レベルの英単語は必須
何はともあれ、まずは中学レベルの英単語は単語集などを利用してさっさと覚えてしまいましょう。中学レベルの英単語は英会話だろうが、洋書だろうが、洋画・海外ドラマだろうが英語で何をやるにしても絶対に必要な英語の語彙です。
私のおすすめは『中学版システム英単語』です。中学英文法もひと通り学習できるように作られていますのでおすすめ。やり直し英語の人も中学英語の総復習としてざっと確認しておくことをおすすめします。このレベルで抜けがないようにしたいですね。
関連記事：『中学版 システム英単語』のレビューと使い方！中学英語が1冊で学べるおすすめ単語集です。【シス単】
中学レベルの英単語の次は何を覚えればいい？
さて、問題は中学英単語を覚えた次に何をやるのかです。ここからは人それぞれの英語学習の目標地点や性格によって何をやるのがおすすめかが変わってきます。
洋書・英字新聞を読めるようになりたいし、英会話もできるようになりたい人向け
洋書の読書、英会話も含め、総合的に英語力を伸ばしていきたい人は『DUO3.0』のような1ランク上の単語集を覚えていきましょう。洋書や英字新聞を読んだりしたい人は中学英単語だけでは全く足りませんので、さらに英語の語彙力（特に認識語彙）を増やしていきます。ざっくりいうと高校レベル～準1級レベルの単語です。
関連記事：【英単語集】『Duo3.0』のレビューと使い方！9000語レベルまではこれ1択！おすすめの単語集です。
さらに、『DUO3.0』を覚えた状態でも普通のネイティブ向けの洋書はまだまともには読めませんので、ボキャビルは続きます。ここに時間がかかるのは当たり前なので、先は長いなと感じるかもしれませんが地道にいきましょう。
関連記事：洋書を読むには本当に10000語以上の英単語を覚えることが必要なのか【英語多読・ボキャビル】
また、単語集だけでなく、それと平行して少しずつでいいので自分の興味のある本やネットの英文記事などを読んでみましょう。
英会話力アップに特化して学習を進めたい人向け
とにかく英会話！今は洋書を読んだりすることには興味がない！という人は、認識語彙（見たり聞いたりして分かる語彙）を増やす作業よりも、まずは自分の使える基本単語の数をしっかり増やしていくのがおすすめです。
そこで、『毎日の英単語』のような基本単語がメインに扱われている本を使ってコロケーションや句動詞の知識を含め、運用語彙（自分が実際に使える語彙）を強化していきましょう。この本に収録されている英単語は日常で使うものに絞られていますが、英英辞典を使えるレベルの語彙力も身につきますので基本単語の習熟には最適です。
関連記事：『毎日の英単語』のレビューと使い方！日常頻出語の90%をカバーする約2000語が覚えられるおすすめ単語本
同時に瞬間英作文のような英文法を自由に使えるようにするための訓練や、英会話の定型フレーズの暗記も始めましょう。これをやるのとやらないのでは英会話力アップに天と地ほどの差ができます。
関連記事：『Common American Phrases in Everyday Contexts』自然な英語を話したい人におすすめの日常英会話表現集
英単語集の暗記は苦痛、もう嫌だ…という人向け
もう英単語集での暗記は嫌だ…という人は英語多読での語彙増強に進みましょう。
ただ、中学英語の語彙レベルでは読めるものがかなり限定されますので注意が必要です。あまり知らない単語だらけの本だとまともな英語多読にならず挫折しやすいですし、語彙が簡単な幼児向け本などは人によっては内容がつまらないと感じるものも多いでしょう。自分のレベルや好みにあった本を選んで少しずつ英語の語彙を増やしていきましょう。
関連記事：【英語多読】中学レベルで読めるGraded Readers（語彙制限本）と洋書の児童書のおすすめを紹介します
また、やみくもに英語を多読するだけではうまく語彙が増えません。英語多読の効果を最大限に引き出すためにはもうひと手間が必要です。
関連記事：英語多読での英単語の覚え方！洋書を使った効果的なボキャビル方法を紹介します。読むだけでは語彙は増えません。
「読みたい本がまだ全然読めないからつまらない」と感じたら英語多読のみに固執せず、上で紹介した単語集でのボキャビルも考えてみて下さい。
最後に
今回は、中学英単語の次に何をやるのがおすすめかを3つ紹介しました。
簡単な英会話が目標なのに10000語以上英単語を覚えようとしたり、洋書をスラスラ読めるようになりたいのに3000語レベルの語彙力でボキャビルをやめてしまったりすると上手くいきません。自分の英語学習の目標地点に合わせて英語学習を進めていきましょう。