【英語多読】効果を実感するには?洋書や英字新聞購読を長く続けるためのコツ

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英語を勉強している皆さんは、普段から英単語やイディオム、英文法・語法や英文解釈、瞬間英作文やリスニング練習など色々な勉強を工夫してされていると思います。

大学受験、英検やTOEIC、TOEFLなどの資格試験などの勉強している人も含めて、英語学習者の多くの方に共通する特徴があります。それは

英文を読む量が圧倒的に少ないということです。(聞くのも書くのも話すのも少ないですが…)とにかく英語での読書量が少な過ぎます。皆さんは週にどれくらいの英文を読んでいますか?

英語の多読の効果は、今までに勉強してきたことを定着させたり、自分の英語の語彙や表現のストックを増やしたり、英語での読書スピードや読解力が上がったり、リスニング力アップなどです。様々なメリットがあります。

もちろん英語多読には自分の英語力アップだけでなく、自分の知らなかった文化や知識・考え方に触れたり、面白い小説などに出会えるという効果もあります。

しかし、英語多読は効果的だと聞いて始めてみたものの、全然続かなかったという人も多いと思います。今回は、洋書(雑誌やペーパーバックなど)多読や英字新聞購読を長く続けるためのコツを紹介します。

関連記事:日本人が洋書を読めない主な理由と、読めるようになるのに必要なこと

目次

【英語多読】効果を実感するにはどれくらい読めばいいの?

英語多読初心者でも、1日30分以上(1週間に2万語前後の量)は最低でも読むのがおすすめです。

1週間に英語を2万語読むというと、「そんなに読むの?!」と思うかもしれません。しかし、英語の読書スピードが1分間に100語くらいのかなりゆっくりな人でも、週に200分の読書時間で達成可能です。1日あたり30分以下ですので、むしろまだまだ少ないと言ってもいいレベルの英語多読の量です。

「○万語読む!」と目標語数を決めるのも良いですが、読書時間で考えるのも分かりやすいと思いますし、現実的な目標を立てやすいです。

他にも勉強することや仕事などがあり、1日に30分も読書に時間が取れないという人でも、せめて15分くらいは読書に当てて下さいね。全く読まないというのは絶対やめた方がいいです。細切れ時間の合計でもかまわないので、どうにかして30分以上、時間を確保して読むことを強くおすすめします。

慣れてきたら英語を読むスピードも上がりますし、大量の英文を読むことへの抵抗も少なくなります。そうなればもっと沢山の量の英語を読むことが出来るようになります。

例えば、1分間に150語くらいのスピードで読めるようになり、毎日1時間の読書が習慣になれば、1週間に63000語の量を読むことになります。

ですので、とりあえずは1分間に150~200語くらいのスピードで1時間の英語多読を習慣にすることを目標にすると良いと思います。そこから更に慣れてくれば、もっとたくさんの英文を読むことが出来るようになると思います。

ちなみに、昔NHKのラジオ英会話の講師をつとめた松本亨という有名な英語の先生は「1日に3時間は英語を読みなさい」とおっしゃっています。英語を専門にしている、したい人はこれくらいは読むのが理想ですね。

英語多読を長く続けるコツ1:何を読むかをよく考える

自分が興味を持てる英語の本を選ぶ

たまに、「本音ではあまり興味はないけど、英語の勉強になりそうだから読む」という人がいますが、自分が興味を持てるものを選ぶのが良いと思います。

児童書などから英語多読を始める人も多いと思いますが、「内容がつまらない」とすぐにやめてしまう人も多い印象を受けますね。頑張って「この本は面白いんだ」と自己暗示をかけて読んでるような人もいますが、そこまでして児童書を読む必要はないかと思います。本当に面白いと思ってる場合は全く問題ないのですが…。

やはり、自分の母国語ではない英語で書かれた文章を読むということはストレスがかかるものですし、興味のないものを長く読み続けるのはかなり難しいのではないでしょうか。好みの問題もありますしね。

例えば、洋書の児童書では『Holes (English Edition)』などが洋書多読の最初の1冊におすすめされることも多いです。実際に評価も高く、私も全部読んだのですが、個人的にはあの作品は微妙でした。。

ちなみに、私が英語学習者の人に洋書多読の最初の1冊としておすすめするとしたら、『American Pie Slice of Life Essays on America and Japan』、ちょっと古いですが『My Humorous Japan』などでしょうか。NHK出版ですから純粋な洋書とは言えないかもしれませんが…。物語系の児童書などが希望の人には断然『The Giver (The Giver Quartet)』をおすすめします。

関連記事:【英語多読】初心者におすすめの洋書最初の1冊は?洋書の選び方のポイントは?効果は?【難易度】

何に興味があるか分からない人や、色んな話題で使われる英語に幅広く触れたいという人にはやはり週刊の英字新聞がおすすめですね。ひとつの記事が短く、語注も充実しています。

英字新聞 多読初心者にもおすすめ!週刊 The Japan Times ST ( Alpha )を購読して英語力アップ!なぜおすすめなのか徹底的に紹介!

英語多読用には自分のレベルに合った本を選ぶ

英語の多読では、「自分にとってちょっと簡単かなと感じるものを選ぶ」ということが大切です。次の項目でも触れていますが、あまり辞書を引かなくてもよさそうなものを選んで下さい。

いきなり大人向けのペーパーバックなどに手を出しても、挫折してしまうことも多いと思います。定番のシドニー・シェルダンやダニエル・スティールなどの一般的に「読みやすい洋書」と言われているものでも、(主に語彙面・英文量の面で)難しいと感じる人は多いでしょう。

その場合は英語の語彙などが制限されていて、英語多読初心者でも本当に読みやすくなっている Graded Readers などを選ぶのも良いですね。

幼児が読むような本(絵本のようなもの)もやさしいですが、内容に興味が持てない人も多いと思います。その場合は無理に選ぶ必要はありません。児童書でも同じです。

もちろん絵本~児童書多読にもメリット(重要な基本英単語に出会う頻度が高い、など)はありますので、もし面白そうと思えるなら積極的に読み漁って下さい。

関連記事:【英語多読】中学レベルで読めるGraded Readers(語彙制限本)と洋書の児童書のおすすめを紹介します

ある程度スラスラと読める本を選ぶことで、「英語がスラスラ読める」という感覚を実感することが出来ます。こういった成功体験はさらなる英語学習のモチベーションに繋がります。

また、英語多読と併行して英語の他の勉強もしっかりとするのが効果的です。特に基礎英単語や基礎英文法が身についていないのに英語多読をしても効果は薄いので注意しましょう。

自分の英語のレベルが上がれば、その分だけ読める洋書や英語記事が増えます。

英語の基礎学習は「【英語初心者必読】まず最初に勉強するべき必須の勉強3つ【必修基本セット】」こちらの記事を参考にして下さい。

英語多読を長く続けるコツ2:洋書や英字新聞おすすめの読み方

英語多読用と決めたものでは、辞書はあまり引かないようにする

英語多読用の本「では」、あまり辞書を引かないようにしましょう。分からない英単語などを辞書で何度も引いていると、その度に読書が中断します。

先ほどの内容と重複しますが「辞書をあまり引かなくても内容が分かるレベルの本」を選ぶことが大切です。意味の分からない単語は、どうしても知りたいというところに絞って調べましょう。

辞書を引きまくると、その結果読むのがすごく遅くなるので、「結構な時間をかけたはずなのにちょっとしか読めなかった」という感じてしまうかもしれません。

英語多読を初めたばかりの頃は、モチベーションが高いので、辞書を多用する方法の読み方でも続けられるかもしれません。しかし、その読み方で長く続けるのはかなりの精神力が必要だと思います。例えば、300ページの洋書のペーパーバックを買って読み始めたは良いが、結局最初の20ページも読まずに放置という結果になりかねません。

一度、古本屋で売ってる洋書やペーパーバックをパラパラと見てみて下さい。最初の数ページだけ英単語の上にビッシリと調べた意味が書いてあり、その後はまっさらという本がいっぱいあると思います。本の開きグセもそのページが最後になっていることが多いです。「ああ、ここまでは辞書で調べながら頑張って読み進めた後、力尽きたんだな」というのがよく分かります。(これはそもそも英語多読用の本のチョイスにも失敗してしまっています)

あまり辞書を引かなくても読めるものや、私がおすすめしている「 The Japan Times Alpha 」のように語注が充実しているものを選ぶのが大切です。

つまらなかったり、難しく感じたらすぐに次の記事や話、本へ移る

これもよく言われますが、大切なことです。英語多読ではつまらないと感じるものを、ウンウン言いながら我慢して読む必要はあまりありません。

英語多読では、「全部読まないともったいない」という感情は捨てて下さい。読みたいやつだけをガンガン読んでいきましょう。その方が効果的です。

しかし洋書や英文記事のタイトルと最初の1文だけで、すぐつまらないと判断してしまうのではなく、例えば英字新聞なら「タイトルと最初と最後の段落の英文」くらいは読んでみて下さい。パッと見は微妙だなと感じた記事でも、意外と面白くて全部読んじゃった、ということはよくあります。

選んだ多読用の教材が難しくてサッパリ読めない場合は遠慮なく飛ばしましょう。面白そうな記事なら読めるとこだけ拾って読むというのもアリです。

英語多読を習慣化するのがおすすめ

英語の多読が日常になれば、いつでも時間があれば自然と洋書のペーパーバックや英字新聞を手にとって読むようになります。

しかし、これから英語多読を始めようという人にとっては、ペーパーバックや英字新聞を読むということはすごくストレスのかかることだと思います。ある程度は自分から意識して英語を読もうとしないと、ついつい放置してしまうことも多いでしょう。そこでおすすめなのは、

  • 毎日1回は食後のお茶やコーヒータイムなどを設定して読む
  • 通勤通学の電車やバスの中で読む
  • お風呂から上がったら30分読む

など、「英語での読書を、すでに習慣化していることに引っ付けてセットにする」というのがおすすめです。本を読む時間は少ないですが、最初はそんなに長時間読めないと思うのでコツコツ短時間から始めるのもアリです。

続けていくうちに、どんどん英語を読むのも速くなりますし、まとまった量の英文を読むことへの抵抗も少しずつなくなってきます。目標は1日に1時間以上の読書です。

最後に

英語多読は効果的な英語学習のひとつです。最初は大変だと思いますが、この記事で紹介したコツを参考にして少しずつ英語多読に慣れていって下さい。

最初はたくさんの英語を読むことは出来ないと思いますが、決して「こんなに少ししか英語読んでないんじゃ意味ないよな」とは思わないで下さいね。どんなに少しの英文量でも無駄ということはありません。長い目で考えて、コツコツと前に進んでいきましょう。

英語の多読に役立つ効果的なツールやサイトは以下の記事などで紹介しています。

英語初心者でも多読学習などに使える、無料のおすすめ英語ニュースサイトなど4選!

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