英語 リスニングの勉強法!聞き取りの上達を遅らせる、よくある間違い4つ

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「リスニング頑張ってるんだけど聞き取れない」という相談は本当に多いです。

その時に、「今はどんなことやってるの?」と聞くと、ちょっと勉強法を見直した方が良いかなと思う勉強法を実践している人が多かったりします。

今回は、そんな「ちょっとそれ見直すか、他の勉強法を少し取り入れた方が良いかなー」という勉強法を紹介します。 それでは順番にみていきましょう。

目次

英語の発音を全く勉強したことがない

女性とノートパソコン

発音が全く分からないと、知らない英語の音(母音や子音が日本語よりもかなり多いです)や、音の変化(連結、脱落、同化など)を聞き取れません。

かんたんなものでいいので、ちゃんと発音を勉強することをおすすめします。単語を覚えたり、調べたりする時にも便利なので発音記号もその時に読めるようにしておきましょう。

本当に発音の本を1冊やるだけで全然違いますので、絶対やった方がいいです。何か1冊おすすめをこの場で教えて!という人には

  • DVD&CDでマスター 英語の発音が正しくなる本

という本をおすすめしておきます。初心者の最初の1冊に最適だと思います。DVDで口の動きや形などが分かりやすく学べるのがいいですね。この本については他の記事でも詳しく紹介しています。

関連記事:『英語の発音が正しくなる本』フォニックスも発音記号の読み方も学べるおすすめ発音参考書を徹底レビュー!

また、音の変化(連結や脱落、同化など)は知らないと全然聞き取れません。そういう知識も仕入れておきましょう。

LRの違い、音の変化(連結、脱落、同化)などについては甲南大学の伊庭緑 先生が「英語発音入門」というサイトで分かりやすく教えてくれます。これが無料はやばいです。実際に音声を聞きながら学べるのでおすすめ。(FlashPlayerが必要です)

FlashPlayerのサポートが終了したので、「英語発音入門」は利用出来なくなりました。残念……

関連記事:関連記事:【発音記号・フォニックス】英語の発音が上達するおすすめ定番教材を紹介!【英語の音の変化・リスニング】

英語の音の変化についてもう少し詳しく勉強したい場合は、以下の記事を参考にして下さい。

「ボトムアップ式 英語映画のリスニング」英語の音変化を勉強するならこれ!洋画・海外ドラマの英会話聞き取りへの橋渡しにおすすめ!

ちなみに、上の音の変化をまとめてなぜか「リエゾン」と言う人がけっこういますが、あれはフランス語の発音の話で出てくる言葉なので、厳密には違います(よね?笑)。

私の持っている音声学の本や、洋書の発音本にはリエゾンという単語は出てきません。リンキング(連結)と言うのが普通だとは思います。

しかし、私のおすすめしている、音の変化を学べる「映画英語のリスニング」でもリンキングのことをリエゾンと書いてあったりもしています。初心者の方はとりあえず同じようなものだと思っておいて下さい。

英語音声をただ聞き流しているだけ

これは、しっかりスクリプト(原稿)があるものを集中して聞き取る練習をする方法よりも、効果がかなり落ちます。何も流さずに日本語のテレビを見てるとかよりはマシかもしれませんが。

しかし、自分が聞き取れないものを聞き流すのは殆ど意味がありません。基本的に、リスニング学習は

自分の聞き取れない英語を聞き取れるようにする練習

が大切です。これについては、「英語リスニング スピードについていけない!聞き取れない!そんな人におすすめの勉強法」こちらの記事に詳しく書いています。

どうしてもBGM的に英語を流しておきたいという場合は、「いちど完全に聞き取れるまで学習した教材」か「今の自分のレベルより何段階も下げた簡単なもの」を使って下さい。そうすると聞き流しとしてかけっぱなしにしてる時、ふとした瞬間に30秒とか1分だけでも耳を傾けてみるとけっこう復習になりますのでおすすめです。これもちりも積もれば…です。

英語の多読でも同じようなことが言えます。

関連記事:日本人が洋書を読めない主な理由と、読めるようになるのに必要なこと

英語のリスニングを洋楽で勉強しようとしている

これを英語の勉強と言って実践している場合、勉強になっていないことが多いのではないかと思っています…。完全な聞き流しになってる人が多いと思うので、個人的にはあまりおすすめしません。

そもそも歌って日本語でもそうですけど、何て言ってるか分からなかったり、歌詞も意味不明だったりすることも多くありませんか?母語でさえそう感じることがあるのに、英語でそれをやるのはかなり難しいと思います。

しかし、もしあなたが好きな曲を聴くだけでなく、歌詞カードを手に聴き、歌詞の英語の単語や構文などを全て把握し、歌詞の解釈にまで踏み込んだ高度な勉強をしているなら意味はあると思います。

また、リズムや単語などを覚えたり、簡単な英語のフレーズに親しんだりするために子どもが楽しんで歌ったりするのは良い方法でしょう。

自分の英語リスニング力を過信し、無駄に背伸びしている

ラジカセと人

これはかなり多いですね。2つ例をあげてみましょう。

英語の字幕すら無しで洋画や海外テレビ、ニュースを見る

もちろんただの息抜き程度なら良いです。しかし、たまに早く英語が出来るようになりたいと言っているのに、メインの英語リスニングの勉強がこの方法になっている人がいるので…。

聞き取れない英語を、その状態のまま、いくら多く聞いても聞き取れるようにはなりません。

どうしてもやりたいなら、せめてスクリプト(DVDに入ってる英語字幕ではありません)を自分で用意して、聞き取れないところを何度も英文スクリプトを見ながら何度も繰り返すようにしましょう。

関連記事:海外ドラマ、映画、アニメの英語が聞き取れない人におすすめのリスニング勉強法

関連記事:英語のリスニング難易度を比較!一番聞き取りが難しいのは映画?海外ドラマ?英語版アニメ?

ノーマルスピードの英語でもちゃんと聞き取れていないのに2倍速とかで聞いている

これも気をつけたいですね。特に聞き流してる人は、ほぼノイズや環境音になってるだけの場合が多いです。まずはノーマルスピードの英語音声をしっかりと聞き取れるように練習しましょう。

そもそも、元の音声がどれくらいの速さかにもよりますが、2倍速はちょっと速いですね。私は「すでに学習済みの英語教材の音声を1.25倍~1.5倍くらいで復習として聞く」のをおすすめしています。

ちなみに、PCのフリーソフトを使った1.25倍速の音源の作り方は以下の記事を参考にして下さい。

【Audacityの使い方】英語リスニング勉強用1.25倍速の音声教材を無料で作る方法【復習効率アップ】

最後に

どうでしたでしょうか。意外と「それやってたわ…」って人も多いのではないでしょうか。

自分ではがんばっていたつもりなのに英語が聞き取れないと悩んでいた人は、いちど自分のリスニングの勉強法を見直してみては。

「うるせー、好きでやってんだ!聞き取る練習なんてやらない!」というポリシーの人は別ですが、リスニングを早く上達させたい人は、この記事で紹介した方法を参考に、少しだけでも改良してみて下さい。

長い目でみたら大きな差になるはずです。

具体的な英語のリスニングの練習方法については、他にも

【VOA Learning English】シャドーイングのやり方とおすすめ教材【英語リスニング・スピーキング】

という記事を書いています。よかったら参考にして下さい。

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