接続詞・前置詞・関係代名詞 as の用法・意味のまとめ、解説!【英文法の苦手を克服!】

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苦手な人が多い「英文法の難しい単元・項目」を分かりやすく解説する「英文法の苦手を克服!」シリーズ、今回は接続詞・前置詞・関係代名詞「 as 」の用法・意味のまとめと解説です。

  • 「 as って用法・意味多すぎない?」
  • 「 as は色んな使い方があって全然分からない」
  • 「文法書を読んでるんだけど、as 何回出てくるんだよ…」

こんなふうに感じている人も多いのではないかと思います。私も昔、けっこう悩まされました。

しかし、これも一度しっかりと集中して理解、整理しておくと意外と楽だったりします。

目次

as の基本イメージを理解

メガネと本

as は色々な文脈で使える接続詞で、他にも前置詞、関係代名詞などの働きをしたりもします。

英文を読んでいると as は本当に頻繁に出てきますよね。さらに、ほとんどの接続詞の as は文脈から区別することになります。それ故に、「 as は英文でよく見るし大事なのは分かる。でも用法が多くて覚えきれないし判別も出来ない」と困る人も多いですよね。

as の基本イメージは「同じ・同時」とか「イコール(=)」と理解して覚えておくといいでしょう。その上で as の用法と例文をしっかりと理解し、覚えておくのをおすすめします。

用法を整理しておき、その後にたくさん英文を読んで as に慣れていくのが良いと思います。

接続詞 as の用法・意味のまとめ

「時(~のとき、~しながら)」

As I was about to leave, it began to rain. 私が出かけようとした時、雨が降り出した。

これはそのままですね。この例の場合は「出かけようとした」と「雨が降り出した」の2つのことが同時に起こるから as を使って表現しています。

「理由(~なので)」

As I had nothing else to do, I watched TV. 他にすることがなかったので、私はテレビを見た。

これも、原因と理由が同じ時に起こるから as という解釈でいいと思います。軽くそえる程度の理由を言う場合に使います。because を使った表現より、原因と結果の結びつきが弱いと考えて下さい。

as は用法が多いので、主にアメリカでは理由を表す時はsince, やbecauseを使うことが多いようです。やはり、英語のネイティブスピーカーでも「 as は紛らわしい」と感じるんですね。

「譲歩(~だけれども)」

Young as he is, he is very sensible. 彼は若いけれども、とても分別がある。

形容詞( for 副詞) + as + 主語 + 動詞の語順で、主に書き言葉で使います。この場合は「彼 イコール(=) 若い」という感じですね。

「様態(~するように)」

I’ll do it as you do. あなたがするようにそれをします。

意味は「~のように」の意味でもっとも普通の言い方です。これは as の基本イメージそのままで、「同じように」ということです。

「比例(~につれて)」

As time passed, a new discovery was made. 時が経つにつれて、新しい発見がなされた。

意味は「~につれて」これは少し難しいかもしれませんが、「時」と基本的に同じ用法です。「時が経つ」と「新しい発見がされる」というのが同時に進むような感じです。

「付言(~のような + 名詞)」

Language as we know it is a human invention. 私たちが知っているような言語は、人間の発明である。

主節に挿入し、名詞を限定する用法です。意味は「~のような + 名詞」です。

ここで注意するのは、この as は関係代名詞ではないので、例文でいうところの「 it 」が必要になるということです。

接続詞の as の用法・意味の覚え方

メガネと筆記用具

本当にこの接続詞の as は用法・意味が多いですよね。こういう意味がたくさんあるものほど目をそらしてスルーしがちですが、集中して覚えておくべきだと思います。

では、いきますよ。

接続詞の as の用法・意味の覚え方

日和と富士

ひ よ り と ふ じ

比例 様態 理由 時 付言 譲歩

今回はこれでいきましょう(笑)ゴロは何でもいいです。他に良いのがあればそれを使って下さい。

毎度のことですが、こういう「比例」とかの文法用語を言うこと自体には意味はありません。各用法のパターンと意味、その例文を全てパッと頭に思い浮かべるためのきっかけとして使って下さい。

また、語呂合わせはこういう「セットで覚えた方が良いグループで、特に覚えにくいもの」ピンポイントで使って下さい。何でもかんでも語呂合わせで覚えるのはおすすめしません。

もちろん、こんなことせずとも覚えられる人には不要です。

前置詞 as の用法・意味

「~として」

As your doctor, I advise you to stop smoking. あなたの医者として、あなたに禁煙するよう助言する。

これは「 your doctor 」と「 I 」がイコールということですね。

「~の時」

As a boy, he was naughty. 少年の時、彼はわんぱくだった。

この例では「 a boy 」と「 he 」がイコールです。

関係代名詞 as の用法

As is often the case with him, he was late. 彼にはよくあることだが、遅れてきた。

関係代名詞の as は主節を先行詞(上の例文の場合は「 he was late.」)にします。そして、関係代名詞の as は、例文のように主節の前にくることも多いので覚えておきましょう。

この用法の as を「疑似関係代名詞の as 」といったりもします。

その他の as の用法

今回紹介した用法の as の他にも、「比較の時に使う as (~と同じくらい)」があります。これはみなさんお馴染みかと思いますので、今回は詳しい説明は省略します。

ちなみに、比較「 as ~ as 」では、前の as は副詞で、後の as はもともとは接続詞です。

最後に

as は英語学習者の方にとって本当にやっかいな単語だと思いますが、無限に用法があるわけではないのでしっかりと基本イメージを理解した上で、各用法を覚えてしまいましょう。各用法につき、例文を1つパッと言えるようにしておくのが良いと思います。

その上で、実際に英語多読多聴などでたくさんの英文に触れたり、実際に自分で話したり書いたりする時に使ってみることが大切です。

Kindle版の英文法書を使うと疑問点などを調べる時にかなり便利です。効率よく英語学習を進めることが出来ると思いますので、1冊は持っておいて損はないでしょう。

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何度も言いますが、英語をたくさん読んだり聞いたりして、実際に使われている英文に出会うことも大切です。

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