「英語は英語で勉強しなきゃダメ」
「英語を勉強しているのに日本語ばかり読んでも意味がない!」
「英文法を英語で勉強してみたい」
「せっかくだし英語だけで勉強したい」
こういう人も結構いるようなので、今回は「日本語を排除して英語を勉強する時に使える参考書類」を紹介しようと思います。もちろん、「そろそろ洋書の英文法書とかやってみようかと思ってるんだよね」という人にも参考になると思います。
関連記事:英語で英語を学ぶにはどれくらいの英語力が必要?中学英語が分かればOK?
関連記事:日本人が洋書を読めない主な理由と、読めるようになるのに必要なこと
英語の発音本
American Accent Training: With Downloadable Audio (American Accent Traning)
Mastering the American Accent with Downloadable Audio (Barron’s Foreign Language Guides)
このサイトで何度も書いていることですが、英語学習の初期に発音の勉強は絶対にやっておいた方がいいです。その後の英語力の伸びが違うと思います。
洋書の英語発音本は上の2冊が定番ですね。
私は洋書の発音本では2つめの『Mastering the American Accent』の初版を使ってひたすら練習していました。発音記号だけでなく、英語の音の変化などもしっかり練習することができます。英語学習者向けの本なので難しい英語は使われていませんが、解説も全て英語で書かれているので注意してください。
関連記事:【発音記号・フォニックス】英語の発音が上達するおすすめ定番教材を紹介!【英語の音の変化・リスニング】
英英辞典
Longman Dictionary of Contemporary English (6E) Paperback & Online (LDOCE)
英語学習に必須の英英辞典ですが、英英辞典初心者にはやはり定番の『ロングマン現代英英辞典』がおすすめですね。使われている英単語もやさしいですし、定義も簡潔でわかりやすいので使いやすいと思います。
『ロングマン現代英英辞典』『オックスフォード現代英英辞典』『コウビルド英英辞典』これら3冊の定番英英辞典についてはこちらの比較レビュー記事で詳しく紹介していますので参考にしてください。
関連記事:「3大英英辞典を徹底比較!おすすめは?どれを選べばいいの?英語の勉強の効率アップ!」
Kindleを使って英語の多読をする人は、Kindle版の学習英英辞典を使用するのがおすすめです。読書中に英単語を調べる手間がほとんどなくなります。
関連記事:【英語多読】Kindleで学習英英辞典を使って英単語を調べる方法
英単語
English Vocabulary in Use
定番の『in Use』シリーズのボキャブラリー本です。レベル分けがされているので、同じシリーズを使って英単語力をアップさせていくことが出来ます。
English for Everyone: English Vocabulary Builder
English for Everyone: English Vocabulary Builder
最近人気の『English for Everyone』シリーズです。イラストなどを使って上手くイメージと英単語を結びつける工夫がされています。
Word Power Made Easy
Word Power Made Easy: The Complete Handbook for Building a Superior Vocabulary
中級者以上の方には、こちらの英語のボキャビル本もおすすめです。クイズ形式でどんどん語彙を強化していくことが出来ます。昔からの超定番ボキャビル本です。というかAmazonのレビュー件数10000以上ってすごいですね…
その他の英語のボキャビル方法
個人的には「中学~高校基礎レベルの英単語」については『Duo3.0』などの英単語集や、SVL12000などの英単語リストを使ってさっさと覚えてしまうのがおすすめですね。洋書の単語集と併用すると良いと思います。
関連記事:【英単語集】『Duo3.0』のレビューと使い方!9000語レベルまではこれ1択!おすすめの単語集です。
英単語集ではなく、洋書の多読を通して英語の語彙を増やしていく方法はこちらの記事をどうぞ。
関連記事:英語多読での英単語の覚え方!洋書を使った効果的なボキャビル方法を紹介します。読むだけでは語彙は増えません。
英語で書かれた英文法書・語法
English Grammar in Use (GIU)シリーズ
English Grammar in Use 5th edition Book with answers and interactive ebook
まずは超定番の『English Grammar in Use』通称GIUです。
色んなところで色んな人が絶賛してますので、みなさんも名前は聞いたことあるんじゃないでしょうか。私はベーシックからアドバンスまで全部やりました(というか、このシリーズはボキャブラリーとかコロケーション含めかなり色々とやりました。)が、信頼できる英文でたくさんドリル形式の練習が出来るところがやはり良いところだと思います。
English for Everyone シリーズ
English for Everyone: Level 1: Beginner, Course Book: A Complete Self-Study Program
もう一つは『English for Everyone』シリーズです。英文法だけでなく、英語の4技能をバランス良く学ぶことができる本なので、これからの新定番になるシリーズだと思います。
先程の『GIU』とどちらを選んでも間違いはないので、Amazonなどのサンプルや大きい本屋さんで実物を見てから好きな方を購入すればいいと思います。個人的には「英語で英語を勉強したい!」って強く希望する人にはこちらのシリーズの方がおすすめですかね。
Practical English Usage (PEU)
英語を勉強していて「あれ?これどう使うんだっけ」などと疑問が出てきた時に調べる用には、こちらの『Practical English Usage』通称PEUもおすすめですね。
もちろんやる気があれば通読してもOKです。ざーっと目を通していって、自分の興味のあるところや知らなかった項目だけ熟読するという方法もおすすめです。
Basic English Usage
さらに、通読用におすすめの英語で書かれた英文法書だと『Basic English Usage』がおすすめです。上の『PEU』のベーシック版ですが、この本はかなり簡単な英語で英文法や語法が説明されています。英文法書なので用語は少し難しく感じるものもあるかもしれませんが、基本的に中学レベルに毛が生えたくらいの英語力で十分読めます。他の文法書のように辞書みたいに分厚いということもないので、英語多読をしてる人にはぜひ多読の一環として読んでみて欲しい本です。
English for Everyone: English Grammar Guide
他には『English for Everyone』シリーズの英文法書もおすすめですね。先ほどの『Basic English Usage』よりもイラストがかなり多く、誌面もカラフルで今風な作りになっています。
English for Everyone: English Grammar Guide: A Comprehensive Visual Reference
「英語で書かれた英文法書はまだちょっと読めないな」と感じたら無理はせずに、日本語で書かれた英文法書や総合英語も活用しましょう。
関連記事:【英文法】総合英語はどれがおすすめなのか?『総合英語Evergreen』『ジーニアス総合英語』『アトラス総合英語』
英語で書かれた英作文の参考書
The Elements of Style, Fourth Edition
昔から定番の英文の書き方の参考書です。英語でレポートや論文を書いたりすることがある人、留学する予定の人にはほぼ必須かと思います。
定型日常会話表現
Common American Phrases in Everyday Contexts
英会話で使う定形表現はあまり細かいことは考えず、1冊用意して自分が使いそうなものから覚えてしまうのがおすすめです。英文法を自由に使いこなす練習とは別枠で覚えていきましょう。
関連記事:『Common American Phrases in Everyday Contexts』自然な英語を話したい人におすすめの日常英会話表現集
Practice Makes Perfect: English Conversation
『Common American Phrases in Everyday Contexts』は量が多すぎると感じる人や、短い対話文ではなくある程度長い会話文で英会話の流れや表現を学びたい人はこちらの本がおすすめです。
この『Practice Makes Perfect: English Conversation』は、各チャプター長い会話文(ペーパーバック1~2ページ分くらい)を使って自然な英語表現と流れを学べます。その他にも文法や前置詞の使い分け、英語での自己紹介のような定番のテーマだけでなく、相手との議論の進め方やネット・メールで使われるacronym(BTW, FYI のような頭字語)まで載っています。
よく使う実践的な英会話表現に絞って覚えたい人は一度チェックしてみてください。
Dictionary of American Slang And Colloquial Expressions
McGraw-Hill’s Dictionary of American Slang And Colloquial Expressions (McGraw-Hill ESL References)
普通の英語学習では手薄になりがちなスラングなどのインフォーマルな英語表現や、会話でよく出てくる口語表現についてはこちらの『Dictionary of American Slang And Colloquial Expressions』がおすすめです。自分で使うかどうかは別として、英語で映画や海外ドラマ、英語版のアニメ・漫画などを楽しむにはこの本に載っているようなスラングや口語表現の知識はある程度必要です。
多読用英語サイト・洋書
参考書を使って英語の勉強をすすめるのと同時に、インターネットや本などでたくさん英語を読んで、聴きましょう。教材は何でもいいですが、自分の英語のレベルや興味にあったものを上手く見つけるのが大切です。
関連記事:【英語多読】初心者におすすめの洋書最初の1冊は?洋書の選び方のポイントは?効果は?
関連記事:英語初心者でも多読学習などに使える、無料のおすすめ英語ニュースサイトなど4選!
英語版の漫画やアニメは絵もあるので、話の流れや場面が分かりやすいです。英会話表現にもたくさん慣れることが出来ます。
関連記事:英語版の漫画で英語学習!おすすめの作品は?英会話表現・イディオム・句動詞を学ぶ【英語多読】
また、英語の多読をする際は、ぜひ「洋書のハウツー本」も読んでみて下さい。普段あまり目にしない表現をたくさん仕入れることが出来ます。
関連記事:【洋書多読】ハウツー本で日常生活に使う英語表現を学ぶのがおすすめ【料理系、ヨガ・ストレッチ系】
最後に
この記事で紹介したのは定番の英語教材ばかりですので、気になったものはどれでもいいのでぜひ取り組んでみてください。「英語で英語を勉強する」ということを経験出来ると思います。大丈夫そうならそのまま突き進む、ちょっと無理そうならレベルを下げたり、日本語で書かれた英語教材も併用するなど、各自工夫していきましょう。
関連記事:【英語多読】おすすめの洋書・児童書、定番シリーズを含む面白い本を10選!
英語のニュースを使ってシャドーイングをするのも効果的なので、興味のある人は試してみて下さい。