収録英単語が10000語レベル以上のハイレベル英単語集をいくつかこなしたりしてある程度の英単語力がつけば、市販されている単語集にのっている英単語は基本的にほとんどが知っているものになります。
しかし、洋書や英字新聞などをよりストレスなく楽しむためには、まだまだ英単語力をアップさせていく必要があります。では、市販の単語集を超えたレベルの英単語はどうやって身につければいいでしょうか。
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市販のハイレベル英単語集とは？
「市販のハイレベル英単語集ってどんなの？」という人のために、主なものをいくつか選んで紹介しておきます。どの単語集も10000語～レベルの単語から抜粋されて収録されていることが多いです。
このレベルの英単語を覚えれば洋書や英字新聞を読む時のストレスがかなり減り、昔は手も足も出なかったペーパーバックが少しずつ読めるようになってきます。
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SVL12000『究極の英単語 vol.4』
アルクの英単語リストSVL12000です。よくある抜粋ものではなく、1～12000までをリストアップしているリストです。SVL12000の単語を4分割して『究極の英単語』という名前で英単語集が4冊出ていまして、vol.4 はSVL9000～12000の3000語です。英辞郎から抽出して問題集を作ることも出来ます。
』の後は、まずこの『究極の英単語 vol.4』か「SVL9000～12000の英単語リスト」を覚えるのがおすすめです。
『究極の英単語プレミアム』シリーズ
『究極の英単語vol4』よりもレベルの高い単語集シリーズです。大学・大学院教育を受けた英語のネイティブスピーカーの知識層なら常識の難単語1000語が厳選されています。SVL12000や英検1級と被る単語も結構載っていますが、SVL12000卒業後に候補となるハイレベル単語集シリーズです。
英検1級 でる順パス単
英検1級対策用の英単語集です。SVL12000が終わっていれば知っている単語もたくさん載っていますが、知らない単語も結構拾えます。洋書などを読んだら分かりますが、このレベルの単語は普通に出てきます。
英英英単語 超上級編
日本語だけでなく、英英辞書のように英語で語義の説明がされているのが特徴です。20000語レベルとありますが、私の感覚では15000語前後のレベルもたくさん入っている英単語集じゃないかなと思います。
16000語レベル 最強ボキャブラリービルディング
植田一三先生のハイレベル英単語集です。5000語レベル～20000語レベルまでの英単語が収録されています。SVL12000をやっと覚えたくらいの英単語力では、語彙力チェック終盤の14000語以上のところや、その後の文系語彙・理系語彙に知らない単語が本当にたくさん出てくる思います。
この『16000語レベル 最強ボキャブラリービルディング』にはタイトルのとおり、普通の英単語集には載っていないような難単語がすごくたくさん載っているのですが、個人的には最後の3章（それぞれ多義語、時事英語ボキャブラリー、句動詞・イディオム）にかなりの価値があると思います。
植田先生の本に多い情報を詰め込むタイプのレイアウトは合わない人もいるかも。私はむしろ好きな方です。
洋書のボキャビル本
純粋な単語集ではなく、クイズ形式で楽しみながら英語の語彙力を強化していけます。
Instant Word Power
Norman Lewisの定番洋書ボキャビル本です。語源なども学べるので収録されている英単語だけでなく、他でも使える役立つ知識も手に入ります。
Word Power Made Easy
上の『Instant Word Power』と同じ著者 Norman Lewis の定番の洋書ボキャビル本です。どちらか選ぶなら、個人的にはこちらの方がおすすめですね。
洋書の多読多聴【英語多読】
上記のような市販のハイレベル英単語集が終わったら、基本的には洋書や英字新聞などの読書中に出会った未知語をつぶしていくことで英単語力をアップさせていきます。
- 英語多読で出会った未知語をメモしておく
- 読み終わってから、メモした未知語を調べてリスト化する
洋書を多読している時は、あまり辞書は引かずにどんどん読みすすめることが多いと思いますが、英単語力アップにも併行して取り組むなら未知語はメモしておきましょう。1ページにいくつも未知語が出てくるのは自分の英語力にあっていませんので、読む本のレベルを少し落としましょう。
また、英語多読でよく言われる「たくさん読んでいると何となく未知語の意味が分かるようになってくる」というのは、個人的にはあまり期待しない方がいいと思います。全く辞書を引かない英語多読をしていて英単語を間違ってたくさん覚えてしまっているという生徒さんにも今までに結構出くわしているので…。
気になる未知の英単語はやはり調べた方が良いですね。ただ、未知語を調べるのは1冊読み終えてからでかまいません。読んでいる時に「後で調べよう」と思った英単語はスマホやノートなんかに綴りをメモしておきましょう。Kindle で読んでいる場合は付箋機能を使ってページに飛べるようにしたりしておくのもおすすめです。
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15000語レベル以上の英単語を覚えるには何を読むのがおすすめか
問題は何を読むかですが、英語のネイティブスピーカー向けのペーパーバックや英字新聞や『TIME』や『The Economist』などの洋雑誌等、自分の好きなものを読んでもらってかまいません。
英語学習者向けの週刊英字新聞もおすすめですね。毎週コンスタントに幅広いジャンルの英文に触れることが出来ますし、未知の単語も語注がついているので英単語力アップにも最適です。ただ、普通のネイティブ向けの雑誌などに比べると語彙のレベルはそこまで高くありません。色々なジャンルの英語に触れることになるので、単語集では載っていない単語が結構出てくる感じですね。
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一つ覚えておいてほしいことがあります。それは「児童書にも結構未知語は出てくる」ということです。
SVL12000や英検などの市販の英単語集から漏れた「子どもでも知ってる英単語」というのが出てきますので、児童書も洋書多読時の選択肢に入れておくのがおすすめです。
【英語多読】おすすめの洋書・児童書、定番シリーズを含む面白い本を10選！
」 などのオーディオブックを利用して英語の多聴も一緒に行うのも良いでしょう。本の文章を目で追いながら聴くのはかなりおすすめの読書法です。